2022年F1第20戦メキシコシティGP決勝が現地時間30日行われた。
現地メキシコシティはドライコンディションとなり、決勝では第1スティントにソフトとミディアムで選ぶドライバーが分かれた。上位勢ではマックス・フェルスタッペンがソフト。ジョージ・ラッセル&ルイス・ハミルトンがミディアム。セルジオ・ペレスがソフト、カルロス・サインツ&シャルル・ルクレールがソフト。13番グリッドスタートの角田裕毅もソフトを選択している。
ブラックアウト直後、ロングストレートからのターン1に向かってフェルスタッペンが先頭で飛び込む。2番手ハミルトン、3番手ペレス、4番手ラッセル、5番手サインツ、6番手ルクレールでオープニングラップを終えた。13番手からスタートの角田もソフトの良い蹴り出しを生かして、ミディアム勢のチョウ・グァンユ&ダニエル・リカルドをパスし11番手まで順位を上げた。
フェルスタッペンがレースを引っ張り、17/71周目時点で2番手ハミルトンとは2秒前後。3番手ペレスは4秒後方、4番手ラッセルはさらにそこから2秒後方という間隔になる。11番手角田も前にノリス、後ろにリカルドと、マクラーレンに挟まれながらのレースが続いた。
18周目に入るタイミングで、ランス・ストロールがミディアムからソフトにスイッチ。全車初のタイヤ交換を行った。
第1スティントにソフトを選んだマシンは想像以上にタイヤが持っていることもあり、20周/71時点でまだピットインを行わず、ミディアム勢とほぼ同等のペースを保持する。
多くのドライバーはピットアウト後にトラフィックに引っかかることを懸念し、第1スティントからロングランする流れとなり、早期のピットインを避ける展開となった。
24周目、3番手ペレスがソフトからミディアムに変更し、フェラーリ勢の後ろ6番手でコースに戻る。
前方ではミディアムの2番手ハミルトンがペースを上げ、ソフトを履いたフェルスタッペンとの差を徐々に詰めていく。すると25周目、フェルスタッペンはミディアムの第2スティントに切り替え、フェラーリ勢の前となる3番手でトラックへと復帰した。
ミディアム勢のハミルトンは30/71周目にピットインを行い、ミディアムからハードに履き替える。実質1ストップで最後まで走り切る状況となった。ソフトで引っ張った角田もここでミディアムの第2スティントに入っている。
ラッセルはロングランから後でソフトに履き替えることを無線で示唆していたが、チーム戦略もあり35周目に入るタイミングでミディアムからハードに切り替えた。これで上位勢は全車がタイヤ交換を終え、トップはフェルスタッペン。7秒後方に2番手ハミルトン、そこから2秒差で3番手ペレス、8秒後ろに4番手ラッセルという順番になった。
51/71周目に11番手争い中、角田をリカルドがパスしようとしてターン6でインを突く。リカルドの左フロントに角田の右リアタイヤが乗り上げる形になり、角田はこれで大きなダメージを負う。ピットまで戻ったがボディとフロアが破損していたこともあり、角田はそのまま無念のリタイアとなった。今回、20台で初めてのリタイアは角田となっている。そしてリカルドには10秒のタイムペナルティが課された。
レースが終盤に入り、58/71周目でトップはフェルスタッペン。2番手は12秒差でハミルトン、1.4秒差で3番手ペレス、その5秒後方にラッセルというトップ4の差になる。いずれも第2スティントながら、レッドブル勢はミディアム、メルセデス勢はハードを履き、ミディアムの持ちが良いことから、レッドブルはこのまま最後まで走り切る戦略へと切り替えた。
4番手ラッセルは70周目に入るタイミングでソフトタイヤを履き、ファステストラップ狙いに出る。
結局トップのフェルスタッペンは、第2スティントのミディアムを最後まで持たせ、2番手ハミルトンを15秒離しての完勝となった。年間14勝を達成し、ミハエル・シューマッハ(2004年)、セバスチャン・ベッテル(2013年)の13勝を抜いて、年間最多勝記録を樹立した。
2位ハミルトン、3位ペレスまでが表彰台に並び、昨年のメキシコGPと同じトップ3の顔ぶれとなっている。
4位ラッセル、5位サインツ、6位ルクレールと続き、10秒ペナルティの課されたリカルドが7位に入った。8位オコン、9位ノリス、10位ボッタスまでが入賞となっている。
第20戦メキシコシティGP決勝結果
1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/ルイス・ハミルトン/メルセデス
3/セルジオ・ペレス/レッドブル
4/ジョージ・ラッセル/メルセデス
5/カルロス・サインツ/フェラーリ
6/シャルル・ルクレール/フェラーリ
7/ダニエル・リカルド/マクラーレン
8/エステバン・オコン/アルピーヌ
9/ランド・ノリス/マクラーレン
10/バルテリ・ボッタス/アルファロメオ
11/ピエール・ガスリー/アルファタウリ
12/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
13/チョウ・グァンユ/アルファロメオ
14/セバスチャン・ベッテル/アストンマーティン
15/ランス・ストロール/アストンマーティン
16/ミック・シューマッハ/ハース
17/ケビン・マグヌッセン/ハース
18/ニコラス・ラティフィ/ウィリアムズ
19/フェルナンド・アロンソ/アルピーヌ
-/角田裕毅/アルファタウリ
関連記事
直近のDAZN番組表(F1)DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?
チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月18日(金) ~19日(土) | 3月20日(日) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月25日(金) ~26日(土) | 3月27日(日) |
第3戦 | オーストラリアGP | 4月8日(金) ~4月9日(土) | 4月10日(日) |
第4戦 | エミリア・ロマーニャGP | 4月22日(金) ~ 23日(土) | 4月24日(日) |
第5戦 | マイアミGP | 5月6日(木) ~7日(土) | 5月8日(日) |
第6戦 | スペインGP | 5月20日(金) ~21日(土) | 5月22日(日) |
第7戦 | モナコGP | 5月27日(金) ~ 28日(土) | 5月29日(日) |
第8戦 | アゼルバイジャンGP | 6月10日(金) ~11日(土) | 6月12日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月17日(金) ~ 18日(土) | 6月19日(日) |
第10戦 | イギリスGP | 7月1日(金) ~ 2日(土) | 7月3日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 7月8日(金) ~9日(土) | 7月10日(日) |
第12戦 | フランスGP | 7月22日(金) ~23日(土) | 7月24日(日) |
第13戦 | ハンガリーGP | 7月29日(金) ~ 30日(土) | 7月31日(日) |
第14戦 | ベルギーGP | 8月26日(金) ~ 27日(土) | 8月28日(日) |
第15戦 | オランダGP | 9月2日(金) ~3日(土) | 9月4日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 9月9日(金) ~ 10日(土) | 9月11日(日) |
第17戦 | シンガポールGP | 9月30日(金) ~10月 1日(土) | 10月2日(日) |
第18戦 | 日本GP | 10月7日(金) ~ 8日(土) | 10月9日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月21日(金) ~ 22日(土) | 10月23日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月28日(金) ~ 29日(土) | 10月30日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月11日(金) ~ 12日(土) | 11月13日(日) |
第22戦 | アブダビGP | 11月18日(金) ~ 19日(土) | 11月20日(日) |