ラルフ・シューマッハ氏、甥っ子ミックのシート喪失に「ハースにはガッカリ。3年は見るべき」一方で3季目確定、角田裕毅に妬み混じりの言葉も｜F1

ハースF1チームは17日、ミック・シューマッハと来季の契約を結ばず、35歳のベテランであるニコ・ヒュルケンベルグを新たなレギュラードライバーとして迎え入れることを発表した。

これで2021年よりF1に参戦していたミックは、現時点で来季の去就が不透明な状況となっている。この件について叔父であるラルフ・シューマッハ氏が自身の見解を示した。ドイツ『Sky』に対して語っている。

かつてウィリアムズやトヨタからF1に参戦したラルフ氏。甥っ子のシート喪失については「この結果は驚きではないが、ガッカリした」と語った。

「若いドライバーは物事が順調にいかないことだってある。挫折している若者を周囲がサポートしていかないといけないね」

「ただ、この結果は驚きではなかったとも思う。最初の1年はとても苦戦ばかりだった。そして2年目に入るとともに、突如ケビン（マグヌッセン）のようなドライバーが比較対象となった。求められる学習曲線が、急激に上昇したということ。ただ、こういう経験は若いドライバーにとって重要なことだと思うよ」

ラルフ氏はすでに3年目の契約が確定しているミックの同期、角田裕毅の名前を出し「ツノダの例を見てほしい。彼はより良いと思われるマシンに乗っているが、問題も同時に抱えているとわかる」と述べている。

「ミックが学習に時間を要したことは確かだ。簡単なことではないと改めて実感したよ。若いドライバーにとってはトップカテゴリーで苦しむのが当たり前のことなんだ。若手にはやはりじっくり時間を与えないといけない。だからこそハースの決断にはガッカリした。3年は見るべきだった」

ラルフ氏は「だが、ミックがこのままF1から永遠に離れるわけではないし、そうなるとも思っていない」と発言。ミックが再びレギュラードライバーとしてF1で戦うはずだと期待を寄せている。

一部報道によるとニック・デ・フリースの離脱が決まっているメルセデスが、リザーブドライバーとしてミックを迎え入れるのではないかとのうわさもある。

現状、ミック・シューマッハは2シーズンでF1のレギュラーシートを失う形になったが、7度の王者ミハエルの愛息子は今後どのような歩みを進めるのか、その動向は引き続きモータースポーツ界における大きなトピックとなりそうだ。

関連記事

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。

●  【番組表】直近の注目コンテンツは？
●  【お得】DAZNの料金・割引プランは？