「ユウキは2022年かなり成長した」アルファタウリのトスト代表、角田裕毅の2季目の成長ぶりに賛辞…来季への期待も口に｜F1

アルファタウリのフランツ・トスト代表が来季に向け、角田裕毅とニック・デ・フリースに期待を寄せている。

2022年はAT03が昨季に比べて競争力がなく、ピエール・ガスリー、角田ともに苦戦。結局コンストラクターズランキング9位に終わり、6位の2021年から大きく後退した。

新シーズンの2023年、アルファタウリの角田＆デ・フリースの組み合わせで挑むことが決まっている。トスト代表が来季に向けて語った。ドイツ『Speedweek』がその言葉を伝えている。

トスト代表は新加入のデ・フリースについて賛辞の内容で言及した。

「AT03のテスト走行で、デ・フリースはとても速かった。アブダビでは内容も良かったし、フィードバックも素晴らしいものがあった。来季のクルマがもっと良くなってくれることを期待しているよ。ニックには多くのことを期待している」

「次のテストは2月まで空くが、ニックには十分な走行機会を与えたい。F1の公式テスト前に、彼は3000～4000キロは走ることになるだろう。十分な準備をして新シーズンを迎えられるはずだ」

そしてトスト氏は、角田について「ユウキは2022年かなり成長したね」と語った。

「アブダビGPではピエールよりも予選で速かったし、彼がこれからさらに改善できるかは彼次第だが、2023年はより力強いパフォーマンスを発揮してくれると期待しているよ」
 
今季限りでアルファタウリを離脱し、来季からアルピーヌに身を投じるガスリーについては「彼は豊富な経験を積んでいる。チームにはマシンをよく知るエステバン（オコン）がいるものの、ピエールはきっとうまくいくだろう。どれだけ新天地に早く溶け込めるか見守りたい」と発言。去っていった教え子の躍進に期待を寄せている。

新たな2023年シーズンのF1勢力図は現時点で未定だ。だがF1での3シーズン目を迎える角田にとって、来季は今まで以上に結果が求められる勝負の年となる。チームの古株ドライバーとして、トスト代表の期待にしっかり応えたいところだ。

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