フェルスタッペン「僕はトロロッソのデビューで最良だった」ルーキーに過度な重圧を与えるべきではないと見解｜F1

マックス・フェルスタッペンが自身の経験を踏まえ、ドライバーはいきなりトップチームでデビューしないほうがいいとの見解を示している。

2021年、2022年とドライバーズタイトルを連覇したオランダ人ドライバーはアメリカ『NBC』に対して「自分は小チームのトロロッソからキャリアを始めたのは最適な環境だった」と述べている。

「どのドライバーもまずそのコンペティションや環境に慣れる必要がある。多くのドライバーはまず勝利できないチームで走るわけだけど、それはドライバーにとって良いことだと思う」

「新人はデビューイヤーから勝利を目指す必要があるとは思えないし、望まれる立場でもないだろう。もちろん誰もが勝ちたいはずだ。だが、まだ経験が少ないうちはすべきことが異なるし、勝利を目指すことが必須ではないんだ」

フェルスタッペンは自身のキャリアを照らし合わせ「僕はトロロッソでF1のキャリアを始めたことが最良だったし、ハッピーだ」と語った。

「当時は経験を積むことがとにかく必要だった。ミスはあるし、誰も注意を払わない。そんななか、最初の1年で多くのことを学んだよ」

「やはりF1のマシンに乗り始めるという経験は素晴らしい機会になるんだ。過度のプレッシャーは必要ないと思う。周りはいずれもが素晴らしいドライバーばかりだ。そこで自分の個性を徐々に出していけばいい」

2023年はニック・デ・フリース、オスカー・ピアストリ、ローガン・サージェントがレギュラードライバーとなり、F1ルーキーとして新シーズンに挑む。アメリカメディアでの応対ということもあり、フェルスタッペンはアメリカ人ルーキーのサージェントについてこう述べている。

「彼にとってF1は素晴らしいチャレンジになるはずだよ。それに、2023年はホームレースが3つ（マイアミGP、アメリカGP、ラスベガスGP）もある。それはとても良い機会になると思うね」

2015年にF1デビューを果たしたフェルスタッペンは、17歳165日という史上最年少のF1出走記録を保持している。今ではスーパーライセンス発給条件が変わったため、今後はこの記録は更新されないのではないかとも言われている。

若くして最高峰のコンペティションに身を投じたフェルスタッペンだからこそ、F1の舞台で徐々に順応していくことの大切さについて、思うところがあるようだ。

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