角田裕毅「ポイントを安定して獲得し、最高の一年にしたい」お披露目となった新型AT04に期待＆3年目の躍進に照準｜F1

アルファタウリは2023年の新マシンAT04をアメリカ合衆国・ニューヨークで発表した。

今季の新モデル発表イベントを受けて、角田裕毅が新デザインとなるAT04について言及した。アルファタウリの公式メディアがその言葉を伝えている。

「今週はニューヨークシティで楽しい時間を過ごせました。（AT04の）ローンチイベントに参加できて、とても嬉しかったです」

「ファッションコレクションと2023シーズンのリバリーの両方にとって、とてもクールなイベントだったと思う。AT04はクラシックなスクーデリア・アルファタウリカラーが新作アイテムの横で映えていましたので、どちらも早く試したいです！」

また、角田は昨季の成績などについても一問一答でメッセージを発している。確かな成長を見せた2022年については次のように振り返った。

「（自身の）成長の理由は2つあると思っています。まず一つ目はフィジカルの強化です。シーズン開幕前から重点的に取り組んでいたことで、シーズン全体のフィジカルコンディションに大きな違いを生み出せたと思う。結果としてレース中の集中力とパフォーマンスを改善するきっかけになった」

「2つ目は、デビューシーズン（2021年）である程度失ってしまった自信を取り戻せたことです。デビューシーズン、自信を失ってしまったことが大きなブレーキになっていた。そこから徐々に自信を取り戻していきました。終盤の3レースが特に大きかったですね。その勢いに乗ったまま2022シーズン全戦を戦うことができました。この2つが僕のドライバーとしての成長のカギになりました」

角田の2021年最終3レースと言えば、カタールGP、サウジアラビアGP、アブダビGPと、予選ではすべてQ3進出で、3戦すべて8番グリッドを獲得。決勝では13位、14位ときて、最終戦アブダビGPではキャリアハイの4位フィニッシュを果たした。この3戦が転機になったと自覚している模様だ。

「今の自分は当時とは完全に違うドライバーになりました。デビューシーズンで良かった部分は維持できていると思います。今は当時よりも自分をコントロールできているし、マシンの開発についても、チームにより深く関われるようになっている」

「また、自分の言動も大きく変わったと思う。レースだけではなく、オフも含めて色々なことを学んだ。その学びがレースに良い影響を及ぼしています。以前はレースに関わってくる他の部分を過小評価していましたが、今は何が重要なのか、何をすべきかをよく理解できている」

そして角田は新たな2023年シーズンに向け「ポイントを安定して獲得したい」と主張した。

「パフォーマンス面の目標は、マシンのパフォーマンスは関係なく自分の一貫性を向上させ、ポイントを安定して獲得できるようになることです。自分をもっとコントロールできるようになりたいですし、チームとの関係も強化して、マシンをできる限り早い段階、つまり（テストと開幕戦の舞台）バーレーンからしっかり理解したいです。予選Q3進出とポイントに関してはこの3シーズンで最高のシーズンにしたい」

2021年にF1デビューを果たした角田は、F1における3年目を迎える。AT04を駆る角田は、今季こそ待望の表彰台登壇を果たせるのだろうか。

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