アルピーヌがA523を発表…オコン「親友になるとは思えないけど、素晴らしい共闘になる」ガスリー「緊密にしていく必要がある」両者は関係改善となるのか｜F1

アルピーヌは現地時間16日、2023年の新マシンA523を発表した。

今季のドライバーラインナップはエステバン・オコン＆ピエール・ガスリーというフランス人2人で、オールフランス体制となった。一方で、オコンとガスリーはノルマンディ地方出身の幼なじみであり、14歳当時FFSA（フランスモータースポーツ連盟）のスカラシップ枠を競った時から、仲違いしたことでも話題となっていた。そして僚友となる2023年、アルピーヌで戦っていく上で過去の出来事は問題ないと両者は主張している。

新マシン発表の場でオコンはこう述べている。

「僕らが親友の間柄になるとは思えないけど、チームの雰囲気は素晴らしいし、僕らの関係が実際に問題になることはないよ」

「重要なのは、我々が今行っているオープンな会話をキープしていくこと。チームとして良い環境を持続させ、すべてのレースでポイントを獲得できるようにすることだ」

「まずは僕らはそろってこのマシンを開発していかなくてはならない。前進するアイデアを見つけるため、最大限の努力をしたい。そのためにも僕らのコミュニケーションは重要になってくるんだ。心配はしていない。きっと素晴らしい共闘になるはずだ」

そしてガスリーも「我々は大人で、昔より成熟している」と強調した。

「今はアルピーヌのドライバーとなり、僕らの後ろには大きなグループがあるという責任感を認識している」

「チームとして競争力を高めたいのなら、僕らは緊密に協力していく必要があるんだ。それは共通認識であるし、チームのためになる。だからこそ、すべてがうまくいくと確信しているよ。それに疑いの余地はない」

「過去10年間で費やした時間よりも、この2カ月でエステバンと多くの時間を過ごした。物事は順調に進んでいる」

「レッドブルで過ごした9年ほどの章を終え、これからはアルピーヌで新しいプロジェクトをスタートさせる。チームのこともよく把握したし、自分にとってもかつてないほど大きな動きになった」

アルピーヌの2人はこれまで明確な距離感があったこともあり、現時点ではややわだかまりのある言葉を用いつつ、2023シーズンへの意欲を示している。

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