角田裕毅、バーレーンテスト最終日は6番手タイム！最速ペレス、ハミルトン、ボッタス、フェラーリ勢2人に続く｜F1

現地時間25日、バーレーンでプレシーズンテスト最終日となる3日目の後半セッションが行われた。

午後スタートの後半4時間15分では、セルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタス、アレクサンダーアルボンの3人が午前セッションから引き続き続投となった。

アルファタウリの角田裕毅は3日目、この午後セッションから登場。序盤は空力の流れを可視化するフロービズをカウル左側にペイントし、C2タイヤを履いてトラックへと出ている。

各マシンは堅実に周回を行い、セッション中頃になるとカルロス・サインツがC4タイヤを装着し、1:31.036をマーク。これは午前に僚友シャルル・ルクレールが出したタイムから0.012秒落ちで、3日目フェラーリ1－2となった。その他のチームは開幕戦のソフトコンパウンドに該当するC3タイヤを履き、データ収集を続けていく。

現地は日没時間が近づくと、バーレーンGPの予選及び決勝時間と近い状況になったこともあり、各ドライバーはここで続々とNEWタイヤを投入。より実戦形式に近いラップへと入っていった。

その後ルイス・ハミルトンが最も柔らかいコンパウンドのC5を装着し、1:30.781で全体トップに躍り出た。1分30秒台突入は、今回のテストでは初となる。

角田もようやくC3タイヤでパフォーマンスラップへと出て、1:32.140で周回。残り1時間20分時点で全体8番手となった。だが上位勢はすべてソフトのC4＆C5タイヤ。C3を履いた中で角田は、3日目の最上位に躍り出た。

この後、レッドブルのセルジオ・ペレスがC4で1:30.616を叩き出し、最速を塗り替える。

残り1時間が迫り、角田は新品ソフトのC4に履き替えて、再びパフォーマンスラップへ。最初のアタックでは1:31.363で周回し、ラッセルを抜いて5番手に浮上。これはこの時点でペレス、ハミルトン、ルクレール、サインツに続く順番となる。

ペレスは残り50分でC4を履き、1:30.305をマーク。昨季ルクレールがマークしたポールポジションタイムを0.253秒上回った。

その後、C5でボッタスが3番手タイムを叩き出すも、ペレスとハミルトンには届かず。結局ペレスのタイムが最速のままでセッション終了となった。

2番手C5のハミルトン、3番手C5のボッタスと続き、午前セッションのルクレールが4番手、午後のサインツが5番手という順番になった。

角田はC4で出した1:31.261がベストタイムで、トップから0.956秒落ちの全体6番手。C4タイヤを履いた中では、レッドブル、フェラーリ勢に続く順番となっており、開幕戦バーレーンGPを来週に控え、AT04の順調ぶりをアピールする結果となった。

Getty Images

■バーレーンプレシーズンテスト 2月25日（3日目総合結果）
1：○セルジオ・ペレス（レッドブル）／1:30.305（C4）｜133周
2：ルイス・ハミルトン（メルセデス）／+0.359（C5）｜65周
3：○バルテリ・ボッタス（アルファロメオ）／+0.522（C5）｜131周
4：◆シャルル・ルクレール（フェラーリ）／+0.719（C4）｜67周
5：カルロス・サインツ（フェラーリ）／+0.731（C4）｜76周
6：角田裕毅（アルファタウリ）／+0.956（C4）｜79周
7：ケビン・マグヌッセン（ハース）／+1.076（C4）｜95周
8：◆ジョージ・ラッセル（メルセデス）／+1.137（C5）｜83周
9：フェルナンド・アロンソ（アストンマーティン）／+1.145（C4）｜80周
10：◆フェリペ・ドルゴヴィッチ（アストンマーティン）／+1.770（C5）｜77周
11：ランド・ノリス（マクラーレン）／+1.855（C3）｜37周
12：◆ピエール・ガスリー（アルピーヌ）／+2.457（C3）｜56周
13：○アレクサンダー・アルボン（ウィリアムズ）／+2.488（C5）｜136周
14：エステバン・オコン（アルピーヌ）／+2.952（C3）｜76周
15：◆ニコ・ヒュルケンベルグ（ハース）／+3.024（C3）｜77周
16：◆オスカー・ピアストリ（マクラーレン）／+3.350（C3）｜44周
17：◆ニック・デ・フリース（アルファタウリ）／+7.939（C3）｜87周

○は前半＆後半
◆は前半のみ
無印は後半のみ

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