2023年のF1開幕戦、第1戦バーレーンGP決勝が現地時間5日行われた。
各ドライバーは19人が第1スティントにソフトタイヤを選択。17番グリッドのケビン・マグヌッセンのみがハードを選んでいる。
レースはブラックアウトとなり、大きな混乱なくターン1へと各マシンが飛び込んでいく。マックス・フェルスタッペン、シャルル・ルクレール、セルジオ・ペレス、カルロス・サインツの順番でオープニングラップを終えた。14番手スタートの角田裕毅は15番手にポジションを落とした。
トップのフェルスタッペンが2番手ルクレールを徐々に突き放し、8/57周には約5秒差をつける。後方では角田がニコ・ヒュルケンベルグを抜き、14番手にポジションを戻した。
ピエール・ガスリーが10周目で早くもピットに入り、ソフトからハードへとつなぐ。角田裕毅も11周目にピットへと入り、ハードの第2スティントに入った。角田はピットアウトのタイミングでランド・ノリスの前に出ている。
15/57周目にトップのフェルスタッペンはピットに入り、ソフトからソフトに交換。ここでオスカー・ピアストリはピットに入り、マシントラブルでそのままリタイアを余儀なくされた。ほとんどのドライバーが第2スティントに入った17/57周時点で、角田は11番手まで順位を上げている。
18周目に入ったところでまだタイヤを交換していなかったペレスがピットに入り、こちらもソフトからソフトにつなぐ。ハードを履いたルクレールの約4秒後ろでトラックに戻り、ここから追い上げていく。26周目のターン1でルクレールをパスし、ペレスが2番手に浮上した。
5番手争いはルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソ、7番手争いはジョージ・ラッセルとランス・ストロールと、メルセデスvsアストンマーティンの構図が続く。
28周目に角田は第3スティントに入るも、ピットアウトのタイミングでかつての僚友ガスリーにアンダーカットを許してしまう。ここから角田は前にいるアレクサンダー・アルボンとガスリーを追う流れとなった。ここが事実上の入賞圏内争いとなる。
上位勢も2度目のタイヤ交換に入っていき、37/57周目にはすべてのマシンが第3スティントとなり、最後まで走り切る流れとなる。
トップはフェルスタッペンで、12秒後方に2番手ペレス、さらに10秒差で3番手ルクレール、その9秒後方にサインツと、レッドブル1-2、フェラーリ3-4の順列に。
5番手争いではハミルトンvsアロンソという長年のライバル2人が抜きつ抜かれつのバトルを展開した。
すると41/57周目、ターン13を抜けたところで3番手ルクレールのマシンが突如ノーパワーとなり、コース脇でマシンをストップさせた。これでバーチャルセーフティーカー導入となっている。
その直後にアルボン、ガスリー、角田がそろってピットイン。その後に続いてくるドライバーも続々タイヤ交換へと入ってきた。角田はピットでやや時間を要したこともあり、アルボン&ガスリーとの差が開き、チョウ・グァンユ&デ・フリースの後ろでピットアウトとなった。
バーチャルセーフティーカー明けのターン1~4にかけてチョウ&デ・フリースの2台を抜き、角田は再び11番手までポジションを戻した。ここから3秒前のアルボンを追う。
3番手争いではサインツの1秒後ろにアロンソが迫ってきた。46周目のターン11でアロンソは同胞サインツを抜いて3番手に浮上した。
トップはフェルスタッペンが一人旅状態でトップを独走し、クルージングをしながらフィニッシュチェッカーを受け、開幕戦でポールトゥウィンとなった。2位は12秒差でペレス、さらにそこから26秒差でアロンソが3位フィニッシュを果たしている。
4位サインツ、5位ハミルトン、6位ストロール、7位ラッセルとなり、今季はアストンマーティン勢を加えた4強の様相となっている。8位ボッタス、9位ガスリー、10位アルボンまでが入賞となった。
角田は終盤にアルボンの後方でDRS圏内に入るも、最後まで抜くことができず11位フィニッシュとなった。結果的にバーチャルセーフティーカー時ピットインのタイムロスが響き、3年連続の開幕戦入賞を逸している。
第1戦バーレーンGP・決勝結果
Getty Images
1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/セルジオ・ペレス/レッドブル
3/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
4/カルロス・サインツ/フェラーリ
5/ルイス・ハミルトン/メルセデス
6/ランス・ストロール/アストンマーティン
7/ジョージ・ラッセル/メルセデス
8/バルテリ・ボッタス/アルファロメオ
9/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
10/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
11/角田裕毅/アルファタウリ
12/ローガン・サージェント/ウィリアムズ
13/ケビン・マグヌッセン/ハース
14/ニック・デ・フリース/アルファタウリ
15/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース
16/チョウ・グァンユ/アルファロメオ
17/ランド・ノリス/マクラーレン
-/エステバン・オコン/アルピーヌ
-/シャルル・ルクレール/フェラーリ
-/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月3日(金) ~4日(土) | 3月5日(日) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月17日(金) ~18日(土) | 3月19日(日) |
第3戦 | オーストラリアGP | 3月31日(金) ~ 4月1日(土) | 4月2日(日) |
第4戦 | アゼルバイジャンGP | 4月28日(金) ~ 29日(土) | 4月30日(日) |
第5戦 | マイアミGP | 5月5日(金) ~ 6日(土) | 5月7日(日) |
第6戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月19日(金) ~ 20日(土) | 5月21日(日) |
第7戦 | モナコGP | 5月26日(金) ~ 27日(土) | 5月28日(日) |
第8戦 | スペインGP | 6月2日(金) ~ 3日(土) | 6月4日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月16日(金) ~ 17日(土) | 6月18日(日) |
第10戦 | オーストリアGP | 6月30日(金) ~ 7月1日(土) | 7月2日(日) |
第11戦 | イギリスGP | 7月7日(金) ~ 8日(土) | 7月9日(日) |
第12戦 | ハンガリーGP | 7月21日(金) ~ 22日(土) | 7月23日(日) |
第13戦 | ベルギーGP | 7月28日(金) ~ 29日(土) | 7月30日(日) |
第14戦 | オランダGP | 8月25日(金) ~ 26日(土) | 8月27日(日) |
第15戦 | イタリアGP | 9月1日(金) ~ 2日(土) | 9月3日(日) |
第16戦 | シンガポールGP | 9月15日(金) ~ 16日(土) | 9月17日(日) |
第17戦 | 日本GP | 9月22日(金) ~ 23日(土) | 9月24日(日) |
第18戦 | カタールGP | 10月6日(金) ~ 7日(土) | 10月8日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月20日(金) ~ 21日(土) | 10月22日(日) |
第20戦 | メキシコシティGP | 10月27日(金) ~ 28日(土) | 10月29日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月3日(金) ~ 4日(土) | 11月5日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月16日(木) ~ 17日(金) | 11月18日(土) |
第23戦 | アブダビGP | 11月24日(金) ~ 25日(土) | 11月26日(日) |