角田裕毅「近くなるかな、と思っていた。やっぱり初戦は難しい」開幕戦で思いのほか苦戦した僚友デ・フリースについて言及｜WEDNESDAY F1 TIME

アルファタウリの角田裕毅が、2023年の開幕戦バーレーンGPを終え、苦戦した僚友ニック・デ・フリースについて語っている。

角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 TIME #3』にリモートインタビューで出演。角田にとっての師である中野信治氏、番組MCのサッシャ氏がインタビュアーを行った。

バーレーンGPにおいて角田は予選Q2進出を果たし、14番グリッドを獲得。決勝ではウィリアムズに先行を許してなかなかポジションアップができない状況となり、直線の速いアレクサンダー・アルボンを相手に苦戦する。結局角田はアルボンから1秒差の11位に終わり、惜しくも入賞を逸している。

一方、僚友ニック・デ・フリースにとってはレギュラードライバーとしての初戦に挑むも、予選ではQ1敗退の19番グリッド、決勝では14位という結果に終わった。

新たな僚友相手に、角田は多くの点で上回った形になるが、中野氏は「デ・フリースは見ていて、うまくまとめることができずにいた。一方で裕毅はクルマのことをしっかり理解した。ドライビングスタイルを含めて、裕毅がしっかり乗りこなしているクルマを、デ・フリースは手こずっているように見える。これについてはどう？」と尋ねた。

角田は「思ったよりもデ・フリースが苦戦したな、というところは正直ある」と返答している。

「周回数（開幕前のテスト以降）としては彼のほうが乗っていますし、近くなるかな、と思っていた。ただ、正直データを見ていても（何が原因で差がついたのか）よくわからないので」

「ただバーレーンだけで言うと、予選はほとんどのコーナーでデ・フリースに勝っていたので。クルマに対する自信ですよね。自分のコントロール。どこまで自信を持ってクルマを操れるかはF1で本当に重要だと思う」

今季で3シーズン目に突入した角田は「そこはやっぱり初戦からというのはなかなか厳しいというか、（アジャストするのが）難しいのかなと思います」と発言。ルーキーでもある僚友デ・フリースに配慮をしつつ、現状について語っている。

古株である角田にとって、成績面ではデ・フリースを常に上回りたいところ。そしてチームとしては、ここからの競争力向上が至上命題。ドライバー2人が良い相乗効果をチームにもたらせるのかという点でも、角田＆デ・フリースの関係は引き続き要注目となる。

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