今季各チームのドライバー獲得ポイント比較、4戦でアルファタウリは100－0％、レッドブルは52－48％で拮抗…ルーキーはそろって苦戦｜F1

2023シーズンの第4戦を終え、今季の勢力図がある程度明るみになった。各チームのドライバー間におけるポイント数も、チームによって明暗が分かれる形になっている。

今季はディフェンディングチャンピオンのレッドブル（180点）が開幕4連勝を飾り、コンストラクターズランキングでは2位以下を大きく引き離している。第2勢力としてアストンマーティン（87点）、メルセデス（76点）、フェラーリ（62点）の3チームが競う。

それ以外の6チームはマクラーレン（14点）、アルピーヌ（8点）、ハース（7点）、アルファロメオ（6点）、アルファタウリ（2点）、ウィリアムズ（1点）と、すでに全チームポイントを手にしている状況ながら、上位4強とは大きな差が開いている。

F1の様々なデータ比較を扱う『F1Visualized』は各チーム間のドライバーのポイント比較を数字で示している。手にしたポイント数で、同一チームで差が大きいのは以下の順番となる。

●2023年各ドライバーの獲得ポイント＆チーム間比較（第4戦終了時点）

■アルファタウリ（2ポイント）
100－0％｜角田裕毅（2－0）ニック・デ・フリース

■ウィリアムズ（1ポイント）
100－0％｜アレクサンダー・アルボン（1－0）ローガン・サージェント

■ハース（7ポイント）
86－14％｜ニコ・ヒュルケンベルグ（6－1）ケビン・マグヌッセン

■マクラーレン（14ポイント）
71－29％｜ランド・ノリス（10－4）オスカー・ピアストリ

■アストンマーティン（87ポイント）
69－31％｜フェルナンド・アロンソ（60－27）ランス・ストロール

■アルファロメオ（6ポイント）
67－33％｜バルテリ・ボッタス（4－2）チョウ・グァンユ

■メルセデス（76ポイント）
63－37％｜ルイス・ハミルトン（48－28）ジョージ・ラッセル

■フェラーリ（62ポイント）
55－45％｜カルロス・サインツ（34－28）チャールズ・ルクレール

■レッドブル（180ポイント）
52－48％｜マックス・フェルスタッペン（93－87）セルジオ・ペレス

■アルピーヌ（8ポイント）
50－50％｜エステバン・オコン（4－4）ピエール・ガスリー

Getty Images

まだ開幕から4レースを終えた段階ながら、コンストラクターズランキングで下位のウィリアムズとアルファタウリは苦戦を余儀なくされており、古株の角田裕毅、アルボンでも入賞圏内に入れるかどうかがやっとの状態。

ルーキーであるデ・フリース、サージェントはまだポイントを手にしておらず、ポイント獲得の割合はこの2チームどちらも100－0％となっている。

もう一人のルーキー、ピアストリは母国レースのオーストラリアGPで1度8位入賞を果たしており、僚友ノリスとの比率は71－29％となっている。マクラーレンはある程度ポテンシャルを有しているチームの一つでもあるため、ピアストリはこの後もコンスタントにポイントを手にできるかが注目ポイントとなる。

実力に疑いの余地がないメルセデスのラッセル、フェラーリのルクレールは序盤4レースでのリタイアがあるため、ポイント数で僚友にリードを許している状況。

そしてディフェンディングチャンピオンのレッドブルはここまで4戦全勝。ドライバーとしてもフェルスタッペン、ペレスでそれぞれ2勝を分けている。それだけに2014年～2016年の間に見られたハミルトンvsニコ・ロズベルグ以来となる同一チーム間での激しい競争が、今季のタイトルレースで見られることになる可能性が高そうだ。

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