角田裕毅「チームの友達はファクトリーで一晩過ごした…他人事じゃない大きな災害」イタリアの被害状況に心を痛める｜WEDNESDAY F1 TIME

アルファタウリの角田裕毅が、現在の本拠地であるイタリア、エミリア・ロマーニャ地方の災害状況について語っている。

角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 TIME #13』にリモートインタビューで出演。MCのサッシャ氏と、師でもあるレーシングドライバーの中野信治氏がインタビュアーを行った。

マイアミGPを終えた後、角田はイギリスへと移動。ファクトリーでシミュレーターを行い、少し前にアルファタウリの本拠地であるイタリアのファエンツァへと戻ってきたという。

DAZN

このインタビューは第6戦エミリア・ロマーニャGPが開催中止と公式アナウンスされる直前に行われたものだが、現地イタリアは大雨で大規模な水害が続いている。サッシャ氏が「ご自宅は大丈夫？」と聞くと、角田はこう述べた。

「今のところは大丈夫です。ただ、昨晩結構雨が降ってきて、停電も起きました」

「チームの友達の中には避難しなくちゃいけなかったり。夜の12時半とかに2メートルぐらいまで（水位が）来てて。ファエンツァの町の中が」

「すぐに避難しなくてはいけないので、ファクトリーに行ってそこで一晩過ごしたチームの人達が結構いました。本当に他人事じゃない大きな災害です」

Getty Images

結果的にレースは開催不可能となってしまったが、角田はこの時点で「イモラの大きい川（サンテルノ川）があって、イモラも結構浸かっているので。周りの人たちがそういった状況の中、地域の人たちが疲弊していると思う」と発言。イモラ近郊のファエンツァをホームタウンにしていることもあり、地元の現状を憂慮している。

第6戦レース実施断念が決定となった後、角田は自身のSNSで「大雨による大規模な水害により、町には大きな被害が出ています。ホコリやゴミが散乱し、泥だらけになっています。そしてガソリンの臭いが至るところに。多くの人が避難を余儀なくされていて、食料や避難先の確保で大変苦労しています」と支援を呼びかけている。

「寄付の大小関係なく、サポートに協力していただけるようよろしくお願いいたします」

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