角田裕毅「自分の悪いところがもろに出た。直さないと」モナコGPのチーム無線を反省…一方で「英語での悪口はあまり言わなくなった」｜WEDNESDAY F1 TIME

アルファタウリの角田裕毅が、モナコGPで話題になった自らの無線内容について言及している。本人としては「改めて直さないといけないな」と、反省の姿勢を見せた。

角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 TIME #15』にリモートインタビューで出演し、その無線について語っている。MCのサッシャ氏、師でもあるレーシングドライバーの中野信治氏がインタビュアーを行った。

2023年のF1第7戦モナコGP決勝で、アルファタウリの角田裕毅は15位フィニッシュとなった。レースの大半を9番手で走行しながら、終盤の雨でブレーキに苦戦し69周目にはターン5でオーバーラン。これで順位を大きく落とし、15番手となってしまった。

そしてこのレースでは角田の無線も国際映像でピックアップされた。角田はブレーキフィーリングがあまりに変わりすぎてフラストレーションを溜め「ブレーキをもっと奥までプッシュしよう」とチーム無線で指示が来ると「このブレーキは最悪なんだよ！」と返答した。

チームは「頑張ってできる限りのことをやろう」とたしなめたが、角田は「僕にクラッシュしろって言うの？」と返し、このやり取りは大きく注目される形に。

DAZN

中野氏が「悔しさが出ていたのが無線だと思うんだけど、裕毅さ。考えとかじゃなくて、本当にそのまま出た言葉だよね」と質問。すると角田は「あれはちょっと良くなかった」と反省の姿勢を見せている。

「まあ僕も熱くなっていて、自分の悪いところがもろに出た無線で」

「一番無線に取り組んでいるんで。自分でも改めて直さないといけないな、と思いました」

角田は無線のやり取りについて「エンジニアのトーンからわかるぐらいチームとしてもガッカリしていたと思うので。あの状態でまた一つ上のドライバーになるためには無線でのコントロールも重要だなと思って。将来に向けて、気をつけていきたいなと」と改善に向け、前向きな言葉を口にした。

モナコでは雨が降ってブレーキが一気に利かなくなって順位を落としてしまった。本人としても不本意な状況ながらチーム無線で口にした言葉について、自責の念に駆られているようだ。それでも初年度に比べて、感情的になる場面は明確に減少。本人としても、自制心の進歩を感じているという。

「一つ良くなったところは、英語での悪口はあまり言わなくなった。そのぶんなんですかね、性格の悪い言葉が出ちゃうので。そこは直さないといけない」

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