2023年のF1第9戦、カナダGP決勝が現地時間18日行われた。
日曜日の現地モントリオールは前日の雨とは異なり、晴天のドライコンディションとなった。
決勝では20人中16人がミディアムを第1スティントに選んだ。12~14番グリッドのセルジオ・ペレス、ケビン・マグヌッセン、バルテリ・ボッタスはハードをチョイス。15番グリッドのピエール・ガスリーはソフトを選んでいる。
レースがブラックアウトとなり、マックス・フェルスタッペンがトップでターン1へと入っていく。3番グリッドのルイス・ハミルトンが2番手に上がり、以下フェルナンド・アロンソ、ジョージ・ラッセルという順番でオープニングラップを終えた。
19番グリッドからレース開始の角田裕毅は1周目の終わりに早くもピットに入り、ハードタイヤの第2スティントに切り替えている。
7/20周目、ローガン・サージェントがマシントラブルによりターン6過ぎでストップ。レースは一時的にバーチャルセーフティーカーとなるものの、すぐさまグリーンフラッグとなった。
レースはフェルスタッペンがトップを快走し、11/70周目には2番手ハミルトンとの差を3.5秒まで広げる。
11周目からガスリーやニコ・ヒュルケンベルグ、ランス・ストロールなどもピットに入り、ハードタイヤに切り替えた。
すると12周目の途中にラッセルがウォールにヒットし、ここでレースはセーフティーカーとなる。ここでタイヤ未交換組は一気にピットへと入ってきた。
角田はクリーンエアでここまで良いレースペースを示していたものの、セーフティーカー導入のタイミングがあまり特にならず。この時点で13番手となっている。
セーフティーカーエンディングとなり、17/70周目よりローリングスタートでレース再開。ここからは大きな混乱なく、18周目のホームストレートに各車戻ってきた。
22周目には3番手アロンソが前のハミルトンを抜いて2番手に浮上。約3秒前のフェルスタッペンを追う展開となる。
13番手の角田は、11番手ケビン・マグヌッセン、12番手アレクサンダー・アルボンと続くトレインに付き合う形になっていた。29周目にアルボンがマグヌッセンを抜き、ここから角田は前のマグヌッセンを追いかける。
角田は35周目に入るタイミングでハードからハードにつないで第3スティントに入るも、このピットインで6秒ほどストップに時間がかかってしまった。
スタートからミディアムで粘っていたフェラーリ勢も40周手前でピットへ入り、ハードにつないだ。上位3台も3番手ハミルトン、2番手アロンソ、トップのフェルスタッペンという順番で、セオリー通りにタイヤ交換を実施。これで各車は最後まで走り切る流れとなる。
49/70周目のターン13で角田はヒュルケンベルグを抜き、15番手に浮上している。ここからは4.4秒前方のガスリーを追う。
一度ウォールに接触し、SCを誘発したラッセルは入賞圏内で戦っていたものの、55周目にブレーキの問題でリタイアを余儀なくされた。
トップはフェルスタッペンがクルーズ状態で先導し、残り10周で8秒後方に2番手アロンソ、そこからさらに1.8秒差でハミルトンが3番手という並びに。結局フェルスタッペンとアロンソは後方との差を意識しつつ、ペースコントロールした走りに徹し、そのままフィニッシュチェッカーを受けた。
フェルスタッペンは今季6勝目をマークし、通算F1勝利記録を41に伸ばした。故アイルトン・セナに並び、歴代5位タイに浮上している。なお、オランダ人ドライバーはPPのうえに全周回トップだったが、ファステストラップは逸したために2戦連続のグランドスラムとはならなかった。そしてレッドブルにとってはF1通算100勝目というメモリアルな一戦となっている。
2位アロンソ、3位ハミルトンと続き、表彰台の顔ぶれはワールドチャンピオン経験者が並んだ。4位ルクレール、5位サインツと続き、6位ペレスがファステストラップの1ポイントも加えた。
1度のタイヤ交換で粘りのロングランを見せたアレクサンダー・アルボンが殊勲の7位入賞となった。8位エステバン・オコン、9位ストロール、10位ボッタスまでがポイントを手にしている。
角田は2度のタイヤ交換で堅実な走りを見せたが、2度目のピットインでのタイムロスが響き、14番手でフィニッシュとなっている。ウィリアムズのアルボンが6ポイントを加えたため、アルファタウリはコンストラクターズランキングで最下位に転落する結果となった。
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月3日(金) ~4日(土) | 3月5日(日) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月17日(金) ~18日(土) | 3月19日(日) |
第3戦 | オーストラリアGP | 3月31日(金) ~ 4月1日(土) | 4月2日(日) |
第4戦 | アゼルバイジャンGP | 4月28日(金) ~ 29日(土) | 4月30日(日) |
第5戦 | マイアミGP | 5月5日(金) ~ 6日(土) | 5月7日(日) |
第6戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月19日(金) ~ 20日(土) | 5月21日(日) |
第7戦 | モナコGP | 5月26日(金) ~ 27日(土) | 5月28日(日) |
第8戦 | スペインGP | 6月2日(金) ~ 3日(土) | 6月4日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月16日(金) ~ 17日(土) | 6月18日(日) |
第10戦 | オーストリアGP | 6月30日(金) ~ 7月1日(土) | 7月2日(日) |
第11戦 | イギリスGP | 7月7日(金) ~ 8日(土) | 7月9日(日) |
第12戦 | ハンガリーGP | 7月21日(金) ~ 22日(土) | 7月23日(日) |
第13戦 | ベルギーGP | 7月28日(金) ~ 29日(土) | 7月30日(日) |
第14戦 | オランダGP | 8月25日(金) ~ 26日(土) | 8月27日(日) |
第15戦 | イタリアGP | 9月1日(金) ~ 2日(土) | 9月3日(日) |
第16戦 | シンガポールGP | 9月15日(金) ~ 16日(土) | 9月17日(日) |
第17戦 | 日本GP | 9月22日(金) ~ 23日(土) | 9月24日(日) |
第18戦 | カタールGP | 10月6日(金) ~ 7日(土) | 10月8日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月20日(金) ~ 21日(土) | 10月22日(日) |
第20戦 | メキシコシティGP | 10月27日(金) ~ 28日(土) | 10月29日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月3日(金) ~ 4日(土) | 11月5日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月16日(木) ~ 17日(金) | 11月18日(土) |
第23戦 | アブダビGP | 11月24日(金) ~ 25日(土) | 11月26日(日) |