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ダニエル・リカルドはなぜアルファタウリ行きを決断したのか『F1』公式で識者が考察…最終目標はペレス&角田裕毅を退けレッドブル帰還?|F1

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ダニエル・リカルドはなぜアルファタウリ行きを決断したのか『F1』公式で識者が考察…最終目標はペレス&角田裕毅を退けレッドブル帰還?|F1DAZN
【F1 最新ニュース】ダニエル・リカルドはなぜ今季途中からアルファタウリ入りを決断したのか『F1』の識者が考察している。
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アルファタウリは現地時間11日、ダニエル・リカルドが加わることを正式発表した。オーストラリア人ドライバーは、ハンガリーGPよりAT04を駆ってレースへと挑むことに。一方でニック・デ・フリースは今季途中で離脱となった。夏休み前のハンガリーGP、ベルギーGPで走ることなく、チームから去ることになっている。

第12戦ハンガリーGPから角田裕毅&リカルドというドライバーセットになったアルファタウリ。『F1』公式に寄稿している著名ジャーナリスト&プレゼンターのローレンス・バレット氏は「なぜリカルドはアルファタウリでセカンドチャンスをつかんだのか」という見出しで、現在のレッドブルグループにおける特殊な事情、今回の人事を考察している。

「ヘルムート・マルコやアルファタウリの首脳陣は、元F2王者、元フォーミュラE王者であるデ・フリースに大きな期待を寄せていた。だが彼はF1マシンに順応するのに苦労し、開幕10戦を終えてみるとチームメイトの角田が総合的に上回る結果となった」

「マルコ博士は2カ月ほど前から、デ・フリースに何度も警告を与えていた。シーズン途中での更迭を避けたければ、ドライビングのレベルを上げるように要求していた」

「レッドブル側は、デ・フリースがすでに走り込んでいるトラックで明確に力を示すと期待していた。だがそれは実現せず。今季10レースのうち、角田より前の順位でフィニッシュできたのは2レースのみだった」

「今年のアルファタウリは、おそらくグリッド上で最も遅いクルマだ。それを考えると、デ・フリースにとって結果を残すというのは楽なことではなかったはず。しかし、対角田という点で明確な勝利を収めることができず、最終的にそれは道の終わりに直結してしまった」

「レッドブルグループは過去の傾向を見ても、ドライバーの更迭や移籍について迷いがない。ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、ダニール・クビアト、ブレンドン・ハートレーなどが並ぶリストにデ・フリースも含まれるようになった」

レッドブルのリザーブからアルファタウリのレギュラーへ

2023-07-12 Verstappen Max Sergio Perez Ricciardo Daniel F1 Formula 1Red Bull Content Pool

そしてなぜレッドブルグループがリカルドを招集し、アルファタウリ行きを提案したのか、レッドブルの現状も踏まえた複雑な事情があると分析している。

「第1に、リカルドはマーケットという点でとても素晴らしいキャラクターであり、愛される人物だ。彼は常に陽気な笑顔を見せ、プロモーションイベントにも熱心に取り組む」

「そして第2の理由として、素晴らしいレーシングドライバーであるということだ。彼はマクラーレンで厳しい時期を過ごし、才能に見合ったパフォーマンスを発揮できなかったかもしれない」

記事では「だがリカルドにとっては今回のチャンスは、改めて自らの力を示す願ってもいない機会だ」としたうえで、レッドブル首脳陣はリカルドについて、改めて実戦で試す目的があると説いた。

「セルジオ・ペレスについては、僚友マックス・フェルスタッペンとの差が大きく、懐疑的な見方がなされている。リカルドは2018年限りでレッドブルから去ってルノーへと新天地を求めた。だがレッドブルにとっては、今回のアルファタウリ行きは、再度彼の力を明確に評価できる機会となる」

「レッドブルとしてはシーズンの残り期間で彼を評価し、ペレスが失敗だと判断した場合には、2024年にリカルドを再び登用させることもプランに入れている。明確な改善を示した場合、この計画は機能するだろう」

将来のレッドブル帰還が目標?移籍は布石となるのか

2023-07-12 Ricciardo Daniel Alphatauri F1 Formula 1Red Bull Content Pool

そして、レッドブルグループとしては、デ・フリースの後任としてリアム・ローソンを起用するプランもあったはずだが、結果としてリカルドで決着した。アルファタウリのマシンを駆ることで、リカルド本人が道は開けると思ったのではないかと記している。

「スーパーフォーミュラで戦っているローソンがもしアルファタウリ入りした場合、リカルドにとって理想的なシナリオである2024年からのレッドブル復帰は、完全に扉が閉ざされてしまう」

「イギリスGPの週末の間、リカルドはレッドブルやアドバイザーたちと話し合い、この決断を導き出した。火曜日にはシルバーストンでピレリのタイヤテストが行われていたが、リカルドはレッドブルのマシンを走らせることに。すでに経営陣とはアルファタウリ行きについて、合意に達していたという」

「リカルドにとって、下位チームでのリスタートは大きな挑戦となるだろう。しかし重要なことは、彼本人が自信を取り戻すことだ。マクラーレンでは十分に結果を示すことができなかったが、ドライバーとしての才能そのものを失ったわけではない」

今後対角田裕毅がリカルドにとっては明確なミッションに

2023-05-12 Tsunoda Yuki Ricciardo F1 Formula 1Red Bull Content Pool

リカルドにとっては新たな僚友、角田を今季ここから上回ることができるかどうかが大きな目標になると強調した。

「角田を上回る好成績を収め、そしてレッドブルでペレスがこのまま苦戦を続けるようであれば、2024年にリカルドがレッドブルに復帰するという見通しも十分にあり得る」

「レッドブルにすぐさま復帰できないということをリカルド本人はよく知っていた。チームのステップアップに値するかどうかを判断するには、アルファタウリで結果を示すことがレッドブルグループの道理でもある」

そしてリカルドは現地時間11日、シルバーストンでピレリのタイヤテストに参加し、RB19で明確な速さを示していたという。

「リカルドは今、どれほどの力を持っているのか。情報筋によると、シルバーストンのタイヤテストで記録したベストラップは、イギリスGPの予選で上位グリッドを狙うのに十分なタイムだったとのことだ」

「ピレリにとってシルバーストンのテストは、主な目的がデータ収集。リカルドは今季実戦でほとんど走っていなかったわけだが、パフォーマンスを追求していないクルマで、明確に素晴らしいラップタイムを刻んだ。これが良くないとしたら、何が良いのか理解できない」

なお、リカルドは現地時間11日のピレリタイヤテストで109周を走行。ベストラップのタイムは1:27.415だったとのこと。当日に雨が降ってそこからドライ路面まで回復したイギリスGP予選とはコンディションなどの走行条件が全く同じではないものの、リカルドのタイムはイギリスGP予選ならQ3でルイス・ハミルトンに次ぐ8番手相当のラップとなる。

“古株”角田裕毅にとっても、ここからが改めて正念場に

2023-07-12 Tsunoda Yuki Ricciardo Daniel Alphatauri F1 Formula 1Red Bull Content Pool

デ・フリースが去り、ハンガリーGPよりアルファタウリは角田&リカルドのドライバーセットとなる。

リカルドにとって今後明確な目標となるのは、アルファタウリでは古株となる角田を上回ること。レッドブル首脳陣に対し、レッドブル再登板に相当のドライバーであることを証明するため、重要なミッションとなる。

一方で角田にとっても苦戦中のAT04で最大限の成果を示しつつ、新たな僚友リカルドよりも速さ及び順列が上であると、存在感を見せることが必須となる。

レッドブル、及びアルファタウリに大きな動きが発生した形になった今回のドライバー人事。この動向についてはフェルスタッペンの僚友を今後務めるのは誰が相応なのか、その新たな判断材料という見方が有力なようだ。

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チーム・ドライバー

日程・番組表

 レースフリー走行・予選決勝
第1戦バーレーンGP 3月3日(金) ~4日(土)3月5日(日)
第2戦サウジアラビアGP 3月17日(金) ~18日(土)3月19日(日)
第3戦オーストラリアGP 3月31日(金) ~ 4月1日(土)4月2日(日)
第4戦アゼルバイジャンGP 4月28日(金) ~ 29日(土)4月30日(日)
第5戦マイアミGP 5月5日(金) ~ 6日(土)5月7日(日)
第6戦エミリア・ロマーニャGP 5月19日(金) ~ 20日(土)5月21日(日)
第7戦モナコGP 5月26日(金) ~ 27日(土)5月28日(日)
第8戦スペインGP 6月2日(金) ~ 3日(土)6月4日(日)
第9戦カナダGP 6月16日(金) ~ 17日(土)6月18日(日)
第10戦オーストリアGP 6月30日(金) ~ 7月1日(土)7月2日(日)
第11戦イギリスGP 7月7日(金) ~ 8日(土)7月9日(日)
第12戦ハンガリーGP 7月21日(金) ~ 22日(土)7月23日(日)
第13戦ベルギーGP 7月28日(金) ~ 29日(土)7月30日(日)
第14戦オランダGP 8月25日(金) ~ 26日(土)8月27日(日)
第15戦イタリアGP 9月1日(金) ~ 2日(土)9月3日(日)
第16戦シンガポールGP 9月15日(金) ~ 16日(土)9月17日(日)
第17戦日本GP 9月22日(金) ~ 23日(土)9月24日(日)
第18戦カタールGP 10月6日(金) ~ 7日(土)10月8日(日)
第19戦アメリカGP 10月20日(金) ~ 21日(土)10月22日(日)
第20戦メキシコシティGP 10月27日(金) ~ 28日(土)10月29日(日)
第21戦サンパウロGP 11月3日(金) ~ 4日(土)11月5日(日)
第22戦ラスベガスGP 11月16日(木) ~ 17日(金)11月18日(土)
第23戦アブダビGP 11月24日(金) ~ 25日(土)11月26日(日)