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角田裕毅「途中からうまくいかなかった」17番グリッドから1周目で11番手まで押し上げるも、失速し15位…チーム幹部が奏功13位リカルドとの異なる戦略理由を説明|F1

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角田裕毅「途中からうまくいかなかった」17番グリッドから1周目で11番手まで押し上げるも、失速し15位…チーム幹部が奏功13位リカルドとの異なる戦略理由を説明|F1DAZN
【F1 最新ニュース】ハンガリーGPを終え、角田裕毅がレースを振り返った。
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2023年のF1第12戦、ハンガリーGP決勝を終え、アルファタウリの角田裕毅がレース内容を振り返った。

現地ハンガロリンクは晴天のドライでスタート時間を迎えた。ブラックアウト後、5番手スタートながら出遅れたチョウ・グァンユがターン1でダニエル・リカルドに追突し、そこからアルピーヌの2台が弾かれるという複数台の接触が発生。17番グリッドからレース開始となった角田は、この混乱に巻き込まれることなく、オープニングラップでポジションを一気に11番手まで押し上げた。

だが角田は最初のタイヤ交換で7秒以上を要したこともあり、アレクサンダー・アルボン、バルテリ・ボッタスにピットストップで抜かれてしまった。そして第2スティントのハードタイヤではロングランを敢行するも、早めにタイヤを交換したライバル勢がフレッシュなタイヤでプッシュしたためにアンダーカットを許す状況に。角田が第3スティントに入る時には、ローガン・サージェントの後ろでトラック上に戻ることとなった。

ソフト、ハード、ミディアムとつないだ角田は結局15位フィニッシュ。1周目には11番手まで浮上したものの、順位を大きく落とす結果となった。

なお、新たな僚友ダニエル・リカルドは1周目に追突された影響で一度ポジションを大きく下げたものの、早々に移行した第3スティントのミディアムで抜群のレースペースを示し、大幅なアンダーカットに成功。見事なタイヤマネージメントを披露し、13位でアルファタウリでの初戦を終えた。

角田はレース後「今日はレース序盤から少しでもポジションを上げるため、最初にソフトのコンパウンドを選んだ」と、スタート時のタイヤチョイスを説明している。

「スタートはとても良かったし、実際にかなり順位を上げることができた(P17→P11)ので、そのパフォーマンスには満足している」

「今日はレースペースもあったし、ソフトタイヤのマネージメントもうまくできていたと思う。でも残念ながら途中からうまくいかなかった」

「今回、苦戦した要因をチームと一緒にしっかり検討したい。レースペースがあっただけにこの結果を残念に思っている」

「ハンガロリンクでは週末を通してすべてをうまくまとめることができなかった。最大限のパフォーマンスを引き出すことができなかったですし、フラストレーションはあります。でも、学びの多い週末でしたし、今日学習したことをこれからのパフォーマンスに活かしていきたい」

アルファタウリのチーフエンジニア、クラウディオ・バレストリ氏は、チーム戦略について説明しつつ、レースを回顧した。

「決勝レースでは、タイヤのコンパウンドをユウキ(ソフト)とダニエル(ミディアム)で分けることにした。ユウキに関しては、アグレッシブに攻めることを狙い、最も柔らかいソフトを使用した。ダニエルはミディアムを選択することした」

「スタート直後、ユウキは一気にポジションを上げて、一時はトップ10の位置まで大きく近づいた。一方でダニエルはチョウに追突され、アルピーヌ2台との接触を引き起こすことになってしまった。結果として1周目の終了時点で18番手までポジションを落とした」

「10周を終える頃、ソフトタイヤのクルマがピットに入り始めたので、ユウキも同様にハードタイヤの第2スティントに移った。このあとハードでロングランを行ったが、残念ながらピットストップがいつもより長くなったため、いくつかポジションを失ってしまった。同じタイミングでピットに入ったアルボンの後ろになった」

「ダニエルはユウキと異なる戦略を取った。長めの第1スティントを終えた後、18周目にハードタイヤを装着。そこからフレキシブルに戦況を読みながら、終盤の展開に備える状況となった」

そして角田はハードの第2スティントでロングランを行い、結果的にペースが上がらなかったこともあり、ポジションを下げることになった。この戦略については次のように説明している。

「レースが後半に入り、ユウキとダニエルはどちらもハードコンパウンドの第2スティントだった。ミディアムタイヤでの最終スティントはクリーンエア状態で走らせたかったこともあり、ユウキのスティントを延長した。一方でダニエルのスティントを短くすることにしたんだ」

結果的に角田は第2スティントを粘ったものの、流れが向かず損をする展開に。一方でリカルドは早々に第3スティントへと移行し、ここからレースペースが良くアンダーカットに成功。両者は異なるストラテジーで、明暗が大きく分かれることとなった。

「ダニエルはその後、速く、安定したペースを示した。これが結果として奏功した。1周目でポジションを失った形になったが、そこから巻き返し13位でレースを終えた」

「ユウキは最後のスティントでミディアムを装着したが、順位を上げるには十分ではなかった。それでも(ニコ)ヒュルケンベルグからわずか0.2秒差の15番手でフィニッシュとなった」

バレストリ氏は「次のレースに集中したい。ポイントを争えるところまで上昇できると信じている」と続け、次戦ベルギーGP以降の戦いに意欲を示した。

17番グリッドからレース開始となり、角田は1周目でP11まで一気に順位を上げた。この時点で僚友リカルドは接触に巻き込まれ、18番手までポジションを落とす形に。だがそこからは前述のとおり、アルファタウリは2人のドライバーに異なる戦略を取ったことで、明暗分かれる決勝結果となった。

ハンガリーGPでは全く同じ条件ではない状況ながら、ストラテジーに大きく左右され、予選、決勝ともに、角田は僚友リカルドより下のポジションとなってしまった。次戦、ベルギーGPで角田は改めて可能な限りの成果を手にして、良い形でサマーブレイクを迎えたいところだ。

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