角田裕毅「ちょっとびっくり」ベルギーGPドライバー・オブ・ザ・デイ3番手に驚き＆感謝「世界のファンの皆様が見てくれている」｜WEDNESDAY F1 TIME

アルファタウリの角田裕毅が今季3度目の入賞となった第13戦ベルギーGPで、ドライバー・オブ・ザ・デイ（DOTD）のトップ3になった。このことについて本人が言及している。

サマーブレイク前の最終戦、第13戦ベルギーGP決勝で角田は11番グリッドからスタート。オープニングラップで8番手まで一気に順位を上げると、そこから一時は6番手を競う位置で走行する。角田はミディアム、ミディアム、ソフトとつなぎ、1ストップ作戦のジョージ・ラッセルやランス・ストロールに先行されてしまったものの、最後は10位フィニッシュ。今季3度目の入賞を果たしている。

角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 TIME #24』にリモートインタビューで出演し、ベルギーのレースについて言及している。MCのサッシャ氏と、師でもあるレーシングドライバーの中野信治氏がインタビュアーを行った。

DAZN

スパ・フランコルシャンでの角田はそのレース内容が評価され、ドライバー・オブ・ザ・デイ投票で3位となった。同投票はF1の生中継中に、世界中のF1ファンがF1公式を通じてインターネット投票を行い、その日最も活躍したドライバーを決めるというもの。

スパでは優勝したマックス・フェルスタッペンがトップで15.5％の得票を集め、決勝で3位のチャールズ・ルクレールが14.8％で2番手の票数。角田は決勝結果が10位だったにもかかわらず最終的には14.6％の支持を集め、トップのフェルスタッペンとは1％の差もない、DOTD3番手となっている。

DAZN

角田はDOTDで3番手だったことを聞かれると、率直に「ちょっとびっくりですね」と返答している。

「その前にも今年は良い展開のレースがあって、その時は別にドライバー・オブ・ザ・デイのトップ3に入るようなことはなかった（※後述、DOTDでトップ5に入ったのは今季初）と思うんですが」

「今回は10位争いをしている中でも僅差のトップ3に入れたということは、ポジティブだと思っている」

「世界のファンの皆様が、後ろのところを見てくれているということですし、ドライバーとしても僕自身ポジティブなフィーリングを受けました」

Red Bull Content Pool

なお、角田は今季すでに2度入賞したオーストラリアGP、アゼルバイジャンGPにおいても、DOTDでは5番手評価に入っておらず、今季DOTDで5位以内の得票率となったのは初めてのこととなる。

過去に角田は2021年の開幕戦バーレーンGPで5番手、2022年のエミリア・ロマーニャGPで5番手の票数だったことがあり、角田にとってDOTD3番手評価は過去最上位でもある。

レース中には目覚ましいポジションアップだったり、ポテンシャル以上の成果や走りを見せたドライバーがいるかどうかで、DOTDの投票結果は大きく左右される。

ライバル勢に比べて大きく見劣りするAT04を駆りながら入賞圏内の当落線上を争っている現状について、多くのF1ファンは角田のドライビングが出色の出来だと見ていたようだ。

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