2023年第14戦オランダGPの結果を受け『F1』公式が同レースのパワーランキングを発表した。
オランダGPでは最終的に15位となった角田裕毅について、20人中8番手評価で、10点満点中7.4点と評価している。日本人ドライバーについて次のように評した。
「グリッド後方(17番手)からスタートしたツノダとアルファタウリは、オープニングラップ中にタイヤ交換をしたほうがいいという瞬時の判断を行い、それが見事な結果をもたらした。日本人レーサーは何人かの強者達とポイントを争うような、トップ10圏内の位置でレースを進めた」
「その後、彼は(ランド)ノリスと(ルイス)ハミルトンの2人を見事に抑え続け、P9を守り続けた」
「だがドライに戻してからのソフトタイヤでステイアウトを続け、ボックス(ピット)に入らなかった決断は、順位を落とすことに直結し、代償は高くついてしまった。しかし、ツノダがAT04のステアリングを握って力を発揮したのは、今季初めてではない」
決勝では17番グリッドからスタートし、1周目の終わりにインターミディエイトに履き替えたことが結果として好判断となった。ピットでは十数秒要し大きなロスとなったものの、それでも入賞圏内まで一気にジャンプアップする状況に。
だが角田はインターからソフトへと変更したあと、レースの大半をこのタイヤで走り続ける。中団勢のライバルたちが軒並みアンダーカット&フレッシュタイヤで追い上げした一方で、角田は12番手まで順位を落としてしまう。
60/72周目から強烈な雨が降ってくる。この直後、チョウ・グァンユがターン1でクラッシュしたために赤旗となり、ここから大勢は変わらず。角田はレース再開後に2つ順位を落とし、13番手でフィニッシュするも、5秒ペナルティにより最終順位は15位となった。
雨や作戦など、様々な要素で展開が大きく変わってしまった一戦となったが、『F1』公式の識者たちは入賞圏外だった角田の走りを高く評価していたようだ。
今回がF1デビューとなった13位リアム・ローソンの評点は7.2で、角田に次ぐ9番手評価。「F1マシンをドライビングするのは、どれだけ長い期間運転していても簡単な仕事ではない」と、しっかり完走したローソンの頑張りを称えている。
「(フェルナンド)アロンソとハミルトンに聞いてみてほしい。それが、ローソンの今週末のパフォーマンスを非常に印象的なものにしている理由と言えるだろう。彼は突如出場機会が舞い込んできた形になったが、アルファタウリのためにきっちり仕事を果たした」
「非常にトリッキーなコンディションの中、ローソンは大きなトラブルを回避し、レースでは正しい判断を下し、積極性を見せてチャールズ・ルクレールをトラック上で追い抜いた」
「さらには決勝結果でチームメイト(角田)をも上回り、キーウィ(ニュージーランドの国鳥)ドライバーにとって非常に印象的なデビュー戦となった。彼は次戦のモンツァで、自分の能力をさらに発揮したいと考えているはずだ」
なお、オランダGPのトップ評価は個人史上最多タイとなる9連勝を果たしたマックス・フェルスタッペンで10点満点だった。
2番手評価はオープニングラップのターン3で印象的なオーバーテイクを見せ、2位表彰台に上がったフェルナンド・アロンソ。3番手評価がアルピーヌ移籍後、初の表彰台となったピエール・ガスリーで、上位3人は決勝順位の評価順となっている。
F1ドライバー・パワーランキング/2023年第14戦オランダGP(10位まで)
1位(10.0):マックス・フェルスタッペン/レッドブル|第14戦1位
2位(9.6):フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン|第14戦2位
3位(9.4):ピエール・ガスリー/アルピーヌ|第14戦3位
4位(8.8):アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ|第14戦8位
5位(8.4):カルロス・サインツ/フェラーリ|第14戦5位
6位(8.2):ランド・ノリス/マクラーレン|第14戦7位
7位(8.0):ルイス・ハミルトン/メルセデス|第14戦6位
8位(7.4):角田裕毅/アルファタウリ|第14戦15位
9位(7.2):リアム・ローソン/アルファタウリ|第14戦13位
10位(6.8):ジョージ・ラッセル/メルセデス|第14戦17位
10位(6.8):オスカー・ピアストリ/マクラーレン|第14戦9位
関連記事
直近のDAZN番組表(F1)DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?
チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月3日(金) ~4日(土) | 3月5日(日) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月17日(金) ~18日(土) | 3月19日(日) |
第3戦 | オーストラリアGP | 3月31日(金) ~ 4月1日(土) | 4月2日(日) |
第4戦 | アゼルバイジャンGP | 4月28日(金) ~ 29日(土) | 4月30日(日) |
第5戦 | マイアミGP | 5月5日(金) ~ 6日(土) | 5月7日(日) |
第6戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月19日(金) ~ 20日(土) | 5月21日(日) |
第7戦 | モナコGP | 5月26日(金) ~ 27日(土) | 5月28日(日) |
第8戦 | スペインGP | 6月2日(金) ~ 3日(土) | 6月4日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月16日(金) ~ 17日(土) | 6月18日(日) |
第10戦 | オーストリアGP | 6月30日(金) ~ 7月1日(土) | 7月2日(日) |
第11戦 | イギリスGP | 7月7日(金) ~ 8日(土) | 7月9日(日) |
第12戦 | ハンガリーGP | 7月21日(金) ~ 22日(土) | 7月23日(日) |
第13戦 | ベルギーGP | 7月28日(金) ~ 29日(土) | 7月30日(日) |
第14戦 | オランダGP | 8月25日(金) ~ 26日(土) | 8月27日(日) |
第15戦 | イタリアGP | 9月1日(金) ~ 2日(土) | 9月3日(日) |
第16戦 | シンガポールGP | 9月15日(金) ~ 16日(土) | 9月17日(日) |
第17戦 | 日本GP | 9月22日(金) ~ 23日(土) | 9月24日(日) |
第18戦 | カタールGP | 10月6日(金) ~ 7日(土) | 10月8日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月20日(金) ~ 21日(土) | 10月22日(日) |
第20戦 | メキシコシティGP | 10月27日(金) ~ 28日(土) | 10月29日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月3日(金) ~ 4日(土) | 11月5日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月16日(木) ~ 17日(金) | 11月18日(土) |
第23戦 | アブダビGP | 11月24日(金) ~ 25日(土) | 11月26日(日) |