2023年第17戦日本GPの結果を受け『F1』公式が同レースのパワーランキングを発表した。
日本GPでは予選Q3に進出するも、決勝では最終的に12位となった角田裕毅について、20人中10番手評価。10点満点中7.0点の評点を付けている。日本人ドライバーについて記事内で次のように評した。
「母国グランプリとなる日本人ドライバーはこの週末、アルファタウリの2024年ドライバーラインナップの一員として継続になると発表された。そして予選ではモナコGP以来となるQ3進出を果たす。とても追い風の吹いた素晴らしい週末になるかと思えたが……」
「残念ながら、予選では9番グリッド獲得という見事な成績を収めたものの、決勝スタート直後はトップ10圏内から外れてしまう。それ以降はポイント圏内に戻ることさえ苦労し、結局12位でチェッカーフラッグを受けた。実際にはとても良いレースだったのに、残念な結果になってしまった」
Red Bull Content Pool
角田はユーズドのソフトタイヤでスタート。だがすぐ後ろのフェルナンド・アロンソ、僚友リアム・ローソンに先行され、その後オープニングラップの途中でセーフティーカーとなった。
第2スティントのミディアムに変更して、ローソンへのアンダーカットに成功するも、このコンパウンドで長い周回を続けた結果、第3スティントのハードに変更した時にはローソンの後ろでトラックへと戻る状況に。
鈴鹿はタイヤのデグラデーションが大きいうえに、トラック上で抜くことは難しいこともあり、角田は残り10周でローソンの背後1秒以内まで詰めるも、最後まで抜けずに12位フィニッシュとなった。
それでも予選ではQ3に進出したこともあり、F1公式の識者は角田について、レースウィークを通じてまずまずの内容だったと見ている模様だ。
Red Bull Content Pool
一方、キャリア4戦目ながら11位フィニッシュという結果だったローソンについては、7.6点で5番手評価を付けている。
「アルファタウリは2024年シーズンのドライバーラインナップについて、角田裕毅とダニエル・リカルドになると発表した」
「この発表について、チームに判断が本当に正しかったのか投げかけるために示す方法があるとしたら、それは鈴鹿におけるローソンのパフォーマンスそのものだったと言える」
「予選では惜しくもQ3進出を逃したが、ここ数週間切望していた好調なスタートを見せ、スタート直後にはトップ10争いに一気へとポジションを押し上げた。アルファタウリのマシンには、それ以上のペースがなかった。それでも11位までに至った力強い走りは、まさにドクター(ヘルムート・マルコ)が期待するものだった」
Getty Images
なお、日本GPのトップ評価は今季13勝目を果たしたマックス・フェルスタッペンで10点満点だった。
2番手と3番手は、ここに来てポテンシャル向上が著しく、予選決勝ともに2-3となったマクラーレン勢だった。
F1ドライバー・パワーランキング/2023年第17戦日本GP(10位まで)
1位(10.0):マックス・フェルスタッペン/レッドブル|第17戦1位
2位(9.4):ランド・ノリス/マクラーレン|第17戦2位
3位(8.6):オスカー・ピアストリ/マクラーレン|第17戦3位
4位(8.0):チャールズ・ルクレール/フェラーリ|第17戦4位
5位(7.6):ルイス・ハミルトン/メルセデス|第17戦5位
5位(7.6):リアム・ローソン/アルファタウリ|第17戦11位
7位(7.4):エステバン・オコン/アルピーヌ|第17戦9位
7位(7.4):ピエール・ガスリー/アルピーヌ|第17戦10位
9位(7.2):カルロス・サインツ/フェラーリ|第17戦6位
10位(7.0):角田裕毅/アルファタウリ|第17戦12位
Getty Images
シーズン総合となる16レース(第17戦)消化時点の平均評点は以下のとおり。
F1ドライバー・パワーランキング/2023年総合平均(10位まで)
1位(9.3):マックス・フェルスタッペン/レッドブル|1位・400ポイント
2位(7.9):ルイス・ハミルトン/メルセデス|3位・190ポイント
3位(7.9):フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン|4位・174ポイント
4位(7.8):リアム・ローソン/アルファタウリ|19位・2ポイント
5位(7.7):アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ|13位・21ポイント
6位(7.6):ランド・ノリス/マクラーレン|7位・115ポイント
7位(7.3):ジョージ・ラッセル/メルセデス|8位・115ポイント
8位(7.2):カルロス・サインツ/フェラーリ|5位・150ポイント
9位(7.1):オスカー・ピアストリ/マクラーレン|9位・57ポイント
10位(7.0):ピエール・ガスリー/アルピーヌ|11位・46ポイント
トップ評価はフェルスタッペンのダントツ9.3点で、ハミルトンとアロンソは2位タイでともに7.9点となる。
そしてキャリア4戦のローソンが7.8点で、平均では全ドライバー4位という位置づけになっている。もちろんまだ4戦ながら、コンストラクターズ最下位と非力なAT04で大きく存在感を示していることから、総合平均ではトップ4に入る評点となっているようだ。
関連記事
直近のDAZN番組表(F1)DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?
チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月3日(金) ~4日(土) | 3月5日(日) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月17日(金) ~18日(土) | 3月19日(日) |
第3戦 | オーストラリアGP | 3月31日(金) ~ 4月1日(土) | 4月2日(日) |
第4戦 | アゼルバイジャンGP | 4月28日(金) ~ 29日(土) | 4月30日(日) |
第5戦 | マイアミGP | 5月5日(金) ~ 6日(土) | 5月7日(日) |
第6戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月19日(金) ~ 20日(土) | 5月21日(日) |
第7戦 | モナコGP | 5月26日(金) ~ 27日(土) | 5月28日(日) |
第8戦 | スペインGP | 6月2日(金) ~ 3日(土) | 6月4日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月16日(金) ~ 17日(土) | 6月18日(日) |
第10戦 | オーストリアGP | 6月30日(金) ~ 7月1日(土) | 7月2日(日) |
第11戦 | イギリスGP | 7月7日(金) ~ 8日(土) | 7月9日(日) |
第12戦 | ハンガリーGP | 7月21日(金) ~ 22日(土) | 7月23日(日) |
第13戦 | ベルギーGP | 7月28日(金) ~ 29日(土) | 7月30日(日) |
第14戦 | オランダGP | 8月25日(金) ~ 26日(土) | 8月27日(日) |
第15戦 | イタリアGP | 9月1日(金) ~ 2日(土) | 9月3日(日) |
第16戦 | シンガポールGP | 9月15日(金) ~ 16日(土) | 9月17日(日) |
第17戦 | 日本GP | 9月22日(金) ~ 23日(土) | 9月24日(日) |
第18戦 | カタールGP | 10月6日(金) ~ 7日(土) | 10月8日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月20日(金) ~ 21日(土) | 10月22日(日) |
第20戦 | メキシコシティGP | 10月27日(金) ~ 28日(土) | 10月29日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月3日(金) ~ 4日(土) | 11月5日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月16日(木) ~ 17日(金) | 11月18日(土) |
第23戦 | アブダビGP | 11月24日(金) ~ 25日(土) | 11月26日(日) |