角田裕毅、初のレースリーダーは「知らなかった」ウィリアムズ超えならずも、ライバルを称賛「彼らは7番手に値する」｜WEDNESDAY F1 TIME

アルファタウリの角田裕毅が今季最終戦アブダビGP終了後、同レースにおいて初めてレースリーダーとして、トップを走行したことについて言及している。

2023年のアブダビGPでは、キャリア最上位の6番グリッドからスタートした角田裕毅。ライバル勢が2ストップ作戦に出る中、最初のミディアムからロングスティントを敢行してワンストップ作戦に出た。終盤にはハードタイヤでレースペースが落ちてきたものの、最後は後ろから迫るルイス・ハミルトンの猛追をしのぎ切って8位でフィニッシュチェッカーを受けた。

角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 TIME #39』にリモート出演し、ヤス・マリーナ・サーキットでの一戦を振り返っている。6番手という好位置からのスタート、そして第1スティントからロングランしたこともあり、マックス・フェルスタッペンやチャールズ・ルクレールなどがピットインした後の19周目、初めてトップでコントロールラインを通過した。

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だが本人は「1位になっているの知らなかったんですよね」と発言。レースリーダーの位置で走行していたことを知らなかったという。

「それが逆に良かったのかもしれない。変に気分が上がらないで自分のマネージメントに集中できた」

「ワンストップで最初から行こうとしていた。デグラデーションが大きかったらツーストップに切り替えることも考えていた。でも、ミディアムがそこまで悪くなかったので（第1スティントから）引っ張った」

ワンストップ戦略のため、タイヤをうまく持たせながらも終盤は失速。ツーストップだったら、もっと上の順位が狙えたのではないかとの声もある。だが角田本人は、もし周囲と同様の2ツーストップだったとしても「良くて7番手」だったのではないかと口にしている。

「結果的にフランツ（トスト代表）が“ツーストップのほうが良かった！”って言ってましたけど。でも、ツーストップにしても、良くて7番手だったと思います。6番手では終われなかったかな」

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チームとして大きなチャレンジに出た形にはなった。これは僚友ダニエル・リカルドのグリッド位置も関係しているという。

「リカルドが15番グリッドからのスタートだったから、ちょっとそこからポイントを狙うには厳しかった。（ウィリアムズをポイントで逆転するには）僕が6番手取るか、7番手でファステストを取るかだと思っていたので。何かを懸けるしかなかった」

「ギャンブルではなかったし、チームとしてもワンストップが良いと思っていたから、やり尽くした感覚もある」

角田はコンストラクターズ争いで目標となっていた、ライバルチームの奮闘に賛辞を贈った。

「ウィリアムズには届かなかったですけど、彼らは良いシーズンを送っていた。だから（コンストラクターズ）7番手に値すると思う。そこは称えたい」

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