ビザ・キャッシュアップRBのダニエル・リカルドが、開幕戦バーレーンGP終了後、僚友角田裕毅と話し合って土曜日の出来事はすべてその日のうちに改善されたと明かしている。
バーレーンGPで角田裕毅は11番グリッドから、リカルドは14番グリッドからスタートした。序盤はルイス・ハミルトンの後ろ、入賞を狙える位置でレースを進めた角田だったが、ピット交換の度にライバルチームにアンダーカットを許し、大きくポジションを下げる事態に。
ハードの第3スティントである終盤に、角田はケビン・マグヌッセンを追いかける展開になる。だが後方からソフトを装着して追い上げてきたリカルドが角田の後方に迫ると、チームから「ユウキ、ダニエルとポジションをスワップしよう」とチームオーダーの指示が。
角田は「今?冗談でしょ?」と無線で不満をあらわにしたが、残り5ラップの途中でリカルドにポジションを譲った。だがリカルドは前のマグヌッセンを抜けず、角田にポジションを戻すこともなくそのままフィニッシュ。
チェッカー後のクールダウンラップでは、ターン8で角田がリカルドを強引に抜き、あわや接触という場面もあった。シーズン初戦からRBはチーム内での確執が懸念される状況となったが、リカルドは話し合いを経て状況は良くなっていると口にした。サウジアラビアGP直前の水曜日、メディアの前で語っている。
「レース後の雰囲気が良いものでなかったことは確かだ。でもそれから2時間後、ミーティング終了後は(角田との関係性は)朝よりも良い状態になっていたと思うよ」
「このような状況が起こってしまったことは仕方ない。ドライバーはチームオーダーを好むわけがないし、それが受け入れ難いことだってあるものさ」
「それだけでなく、レース中にも話し合うことがチームとして重要だったと思う。瞬間的にエキサイティングして、それが何か大きなマイナスをもたらす可能性もあるわけだからね」
「僕らは一時的にお互いドアを閉ざしたかもしれないが、チームとしてオープンに、透明性を持って話し合ったんだ。すべては正しい方向性へと向いているし、土曜日の夜に僕らはすべてが一段落した気分で次のレースに向かったんだよ」
Red Bull Content Pool
角田とリカルドは2023年、7レースともに戦った。記者から“去年は衝突がなかったのか”と問われると「一緒に走ったレースは数回しかなかったけど、昨季はとてもスムーズだった」とリカルドは返答している。
「僕は以前“2024年は何か問題が起きるかもね”と言った。だけど、先週末は小さな出来事が起こった形になったね」
リカルドは角田が見せたクールダウンラップ時の動きについて、想像していなかったと振り返っている。
「僕としては“なんだよ、何が起こっているんだ?”という感じだった。で、いくつかの言葉を言ったけど、この無線はすべて聞かれているからね。だから言葉を荒げることはしないようにしようとしたんだ。レース後はフラストレーションがあるものだし、本意ではないことを口にしてしまうことだってあるかもしれないからね」
リカルドは“僚友の角田を信頼できるか?”と聞かれると、こう口にしている。
「ヘルメットを脱いで、しばらく落ち着いてから話し合うことになるとわかっていた。チームはレース後に僕らが話し合う場をしっかり設けてくれたし、何も遺恨が残らないようにするという点で、とてもうまく対応してくれたよ」
「なにか大変なことをしたような感情ではなく、互いにクリーンになった状態で部屋を出たよ。そこには僅かな敵意もない。それに今シーズンはまだ最初のレースを終えたばかりだ。みんながうまく回るために、チームは本当によく対応してくれたと思う」
Red Bull Content Pool
「何か衝動的になることもなく、僕らは部屋の中に通されて、それについて話したというだけだ。とても穏やかで落ち着いていて、指を指して非難するようなこともなかった。このことについて話し合おう、というだけのことだった」
「ユウキにとっても僕にとっても、チームとして今後問題にならないためにも、この話し合いの場はとても重要だった。僕らが今すべきことをすり合わせて部屋を出たんだ。その時には“この件は終わったことだ”という気持ちで、次のサウジアラビアに意識を向けていた」
「だからこそ、ヘルメットやレーシングスーツを脱いだら、部屋で話し合うことがとても重要だったんだと思う。トラック上ではいろんなことが起こるものだからね」
RBはアルファタウリ時代から代表やレーシングディレクターなど、幹部の顔ぶれも一部入れ替わった。昨季8位だった挑戦者であり、ここからの浮上が大切だとリカルドは説いている。
「それにピットウォールでは新しいスタッフたちもいる。最初のレースでは何かが起こっても不思議ではないものさ。もちろん、僕たちはまだ完璧ではない」
「これらはすべて小さなことだ。だからこそ、僕らは何の問題もなくサウジアラビアまで足を運んでいるわけだからね」
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 2月29日(木) ~3月1日(金) | 3月2日(土) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月7日(木) ~8日(金) | 3月9日(土) |
第3戦 | オーストラリアGP | 3月22日(金) ~ 3月23日(土) | 3月24日(日) |
第4戦 | 日本GP | 4月5日(金) ~ 6日(土) | 4月7日(日) |
第5戦 | 中国GP | 4月19日(金) ~ 20日(土) | 4月21日(日) |
第6戦 | マイアミGP | 5月3日(金) ~ 4日(土) | 5月5日(日) |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月17日(金) ~ 18日(土) | 5月19日(日) |
第8戦 | モナコGP | 5月24日(金) ~ 25日(土) | 5月26日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月7日(金) ~ 8日(土) | 6月9日(日) |
第10戦 | スペインGP | 6月21日(金) ~ 22日(土) | 6月23日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 6月28日(金) ~ 29日(土) | 6月30日(日) |
第12戦 | イギリスGP | 7月5日(金) ~ 6日(土) | 7月7日(日) |
第13戦 | ハンガリーGP | 7月19日(金) ~ 20日(土) | 7月21日(日) |
第14戦 | ベルギーGP | 7月26日(金) ~ 27日(土) | 7月28日(日) |
第15戦 | オランダGP | 8月23日(金) ~ 24日(土) | 8月25日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 8月30日(金) ~ 31日(土) | 9月1日(日) |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月13日(金) ~ 14日(土) | 9月15日(日) |
第18戦 | シンガポールGP | 9月20日(金) ~ 21日(土) | 9月22日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月18日(金) ~ 19日(土) | 10月20日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月25日(金) ~ 26日(土) | 10月27日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月1日(金) ~ 2日(土) | 11月3日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月21日(木) ~ 22日(金) | 11月23日(土) |
第23戦 | カタールGP | 11月29日(金) ~ 30日(土) | 12月1日(日) |
第24戦 | アブダビGP | 12月6日(金) ~ 7日(土) | 12月8日(日) |