2024年のF1第4戦日本GP決勝が7日行われた。
現地鈴鹿は前日より雨が降らず決勝開始時刻を迎えた。気温22度、路面温度40度と、路面は前日よりも10度以上高くなった。各マシンのデグラデーションがより際立つ傾向となる。タイヤ戦略についても、1ストップか2ストップか、戦略が読みづらい状況に。
決勝では20人の半分以上がミディアムを選択。5番グリッドのフェルナンド・アロンソがソフト、12番グリッド~17番グリッドの6名と19番グリッドのケビン・マグヌッセンがソフトを選択している。
レースがブラックアウトとなり、マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスの順でターン1に飛び込んでいく。10番手スタートの角田裕毅は蹴り出しが良くなく、ソフト勢のニコ・ヒュルケンベルグとバルテリ・ボッタスにスタート直後抜かれてしまった。
するとS字に入ったターン3でアレクサンダー・アルボンの左フロントとダニエル・リカルドの右リアが接触し、両マシンはそのままタイヤバリアに衝突。これでレースは1/53周目でいきなり赤旗となった。
リスタートはセクター1通過時点の順番となり、フェルスタッペン、ペレス、ランド・ノリス、カルロス・サインツ、アロンソ、オスカー・ピアストリ、ルイス・ハミルトン、チャールズ・ルクレール、ジョージ・ラッセル、ヒュルケンベルグ、ボッタスと続き、角田は12番手からのリスタートとアナウンスされた。バリアの修復に時間を要し、14:32にレース再開と発表されている。
再度フォーメーションラップに入り、そのままタイヤを履き続けるドライバーがいる一方、ハミルトン、ラッセルはハードに変更。角田はソフトに変えた。
再スタートで角田は抜群の蹴り出しを見せ、P9まで上げる。フェルスタッペン、ペレス、ノリス、サインツ、アロンソ、ピアストリ、ルクレール、ハミルトン、角田という順番になった。
だが後ろから迫るラッセルのペースが速く、角田は5/53周目のターン1で抜かれ、P10にポジションを落としている。
ヒュルケンベルグ、ボッタスらは早々にソフトを諦め、8/53周目に入るタイミングでハードにつなぐ。その次の周に角田もソフトからハードに変更するも、ピットアウトするとボッタスの後ろとなり、ボッタスにアンダーカットを許してしまった。
ステイアウトし続けている上位勢より、タイヤ交換を終えたボッタスや角田のほうがラップペースが速いという状況になる。
16/53周目にはペレスやサインツもハードタイヤに変更。フェルスタッペンは17周目にミディアムへとスイッチしている。
角田はボッタスを追いかけつつ、ステイアウト組のアルピーヌをトラック上でオーバーテイクしていった。20/53周時点で、ボッタス、角田、ランス・ストロールの3台が事実上の入賞圏内の当落線上で戦う状況となった。
23/53周目に入るタイミングで、サージェント、マグヌッセン、ボッタス、角田、ストロールと続々ピットイン。この混戦状態でRBピットクルーが大仕事を見せる。複数台が同じタイミングでピットに入った状況下、隊列の先頭で角田を送り出す。角田もチーム無線で「最高のジョブだった!」と感謝の言葉を口にしている。
これで角田は11番手。14秒前方のヒュルケンベルグはピットインを控えていることもあり、すぐ後ろにいるストロールとの戦いが事実上の入賞圏内バトルに。
30/53周時点でトップのフェルスタッペンが独走し、クルーズ状態に。2番手は11秒差でペレス、そこから5秒差で3番手サインツという順番になっている。
角田は34/53周目、逆バンクに入るところでアウトからヒュルケンベルグをかわし、P10の入賞圏内まで上がった。この直後、背後を走っていたストロールがピットインを行ったため、角田は入賞圏内を単独走行する状況に。
第2スティントのステイアウト組、第3スティント勢が入り乱れる中でレースは終盤に入っていく。48/53周目にソフトに変更したストロールがマグヌッセンをパスし、11番手まで上がる。あとは7秒前の角田に追いつけるかどうかが注目ポイントとなった。
トップはフェルスタッペンが独走を続け、今季3勝目をマーク。鈴鹿では3連覇となった。2番手は12秒差でペレスが入り、レッドブル1-2となっている。3位サインツまでが表彰台に上がった。
4位ルクレール、5位ノリス、6位アロンソ、7位ラッセル、8位ピアストリ、9位ハミルトンとなった。
そして角田はコントロールしながら後続を寄せ付けず、10位でフィニッシュチェッカーを受け、3度目の鈴鹿で初の入賞。2レース連続のポイント奪取を果たしている。5強10人が誰もリタイアとならない中で、その上位勢に割って入る値千金の1ポイント奪取となった。
第4戦日本GP・決勝結果
1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/セルジオ・ペレス/レッドブル
3/カルロス・サインツ/フェラーリ
4/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
5/ランド・ノリス/マクラーレン
6/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
7/ジョージ・ラッセル/メルセデス
8/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
9/ルイス・ハミルトン/メルセデス
10/角田裕毅/RB
11/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース
12/ランス・ストロール/アストンマーティン
13/ケビン・マグヌッセン/ハース
14/バルテリ・ボッタス/キックザウバー
15/エステバン・オコン/アルピーヌ
16/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
17/ローガン・サージェント/ウィリアムズ
-/チョウ・グァンユ/キックザウバー
-/ダニエル・リカルド/RB
-/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
関連記事
直近のDAZN番組表(F1)DMM×DAZNホーダイなら月々割引&ポイント還元でお得!
(C)DMM.com
DAZNで配信されるプロ野球は、DMMプレミアムとDAZN Standardがセットになった『DMM×DAZNホーダイ』でも視聴することができる。
通常DMMプレミアムとDAZNを別々に契約すると月額4,750円(税込)かかるところ、『DMM×DAZNホーダイ』なら月々1,270円分お得な月額3,480円(税込)で2サービスを楽しむことができる。
なお、DAZNのスタンダードプランからの切り替えも可能(一部は不可)なので、まずは公式サイトをチェックしてみてほしい。
▶【DMM×DAZNホーダイがお得】今すぐ公式サイトから登録
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?
チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 2月29日(木) ~3月1日(金) | 3月2日(土) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月7日(木) ~8日(金) | 3月9日(土) |
第3戦 | オーストラリアGP | 3月22日(金) ~ 3月23日(土) | 3月24日(日) |
第4戦 | 日本GP | 4月5日(金) ~ 6日(土) | 4月7日(日) |
第5戦 | 中国GP | 4月19日(金) ~ 20日(土) | 4月21日(日) |
第6戦 | マイアミGP | 5月3日(金) ~ 4日(土) | 5月5日(日) |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月17日(金) ~ 18日(土) | 5月19日(日) |
第8戦 | モナコGP | 5月24日(金) ~ 25日(土) | 5月26日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月7日(金) ~ 8日(土) | 6月9日(日) |
第10戦 | スペインGP | 6月21日(金) ~ 22日(土) | 6月23日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 6月28日(金) ~ 29日(土) | 6月30日(日) |
第12戦 | イギリスGP | 7月5日(金) ~ 6日(土) | 7月7日(日) |
第13戦 | ハンガリーGP | 7月19日(金) ~ 20日(土) | 7月21日(日) |
第14戦 | ベルギーGP | 7月26日(金) ~ 27日(土) | 7月28日(日) |
第15戦 | オランダGP | 8月23日(金) ~ 24日(土) | 8月25日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 8月30日(金) ~ 31日(土) | 9月1日(日) |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月13日(金) ~ 14日(土) | 9月15日(日) |
第18戦 | シンガポールGP | 9月20日(金) ~ 21日(土) | 9月22日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月18日(金) ~ 19日(土) | 10月20日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月25日(金) ~ 26日(土) | 10月27日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月1日(金) ~ 2日(土) | 11月3日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月21日(木) ~ 22日(金) | 11月23日(土) |
第23戦 | カタールGP | 11月29日(金) ~ 30日(土) | 12月1日(日) |
第24戦 | アブダビGP | 12月6日(金) ~ 7日(土) | 12月8日(日) |