2024年のF1第22戦、ラスベガスGP決勝が現地時間23日行われた。
現地ネバダ州は土曜日の22時となり、気温18℃、路面温度19℃のドライコンディションでレース開始時刻を迎えた。
タイヤのウォームアップが懸念される寒い状況下、20名中16名がミディアムを第1スティントに選択。15番グリッドのセルジオ・ペレス、19番グリッドのバルテリ・ボッタス、ピットレーンスタートのフランコ・コラピント3名がハードを装着した。16番手スタートのフェルナンド・アロンソのみがソフトを選んでいる。
50周のレースがブラックアウトとなり、ジョージ・ラッセルがトップでターン1へと入っていく。チャールズ・ルクレール、カルロス・サインツ、ピエール・ガスリーと続き、4連覇に王手をかけているマックス・フェルスタッペンが5番手。ランド・ノリスが6番手となった。
7番グリッドの角田裕毅は7番手のままでコントロールラインに戻ってきている。初年度の昨季と異なり、目立った接触やクラッシュはないまま2周目へと入った。
4/50周目のターン14でフェルスタッペンがガスリーをパスし、P4に浮上する。このタイミングでソフトタイヤのアロンソはピットに入り、早くもハードの第2スティントに移行している。
7番手走行の角田は後ろのオスカー・ピアストリとルイス・ハミルトンがやり合っていることもあり、ノリスになんとかついていくことに注力する。
フェルスタッペンは8/50周目のターン14でルクレールを仕留め、3番手まで浮上した。ノリスはガスリートレインに付き合っていたが、9周目にパスして5番手となった。
角田は後方からハミルトンが迫り、ポジションをP8に落とす。するとこのタイミングでミディアム勢のルクレール、ノリスが立て続けにピットへと入り、第2スティントに移行。タイヤの消耗がかなり際立つ展開となった。そしてスタート時、ピアストリにはライン前からレースを開始したとして、5秒ペナルティがここで科されている。
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フェルスタッペンは11周目のターン14でサインツのインを突き、P2に浮上している。12周目に入るタイミングでガスリー、角田はピットへと入った。ここでVCARBピットクルーは大仕事をやってのけ、アルピーヌよりも1秒速いストップで角田を送り出した。これで角田はピットアウト時ガスリーの前へ出ることに成功する。
P2のフェルスタッペンも12周目にピットへと入り、ハードにつないだ。
15周目の途中、ガスリーは「NO POWER!」と無線で報告し、エンジンから煙が出る。そのままピットに入り、レースを終えることになってしまった。
角田は16周目のターン14で第1スティント中のケビン・マグヌッセンを抜き、8番手の位置を取り戻した。ペレスがまだピットインしていないため、ハミルトンに先行されたが事実上の7番手となっている。
ハードスタートのペレスは18/50周目、ミディアムに変更。多くのチームが2度ピットイン必須の展開に。
トップはラッセルが快走し、20/50周目時点で2番手は9.5秒後方にフェルスタッペン。そこから2秒後ろに3番手サインツ、そこから3秒差で4番手ルクレールという並びに。
5番手のハミルトンはペースが速く、ルクレールのすぐ後方まで迫った。その2秒後ろに6番手ノリス、そこから8.5秒開き、7番手角田となっている。その1.5秒後ろからP8ピアストリが迫るも、角田はクリーンエアでコントロールしながら走行を続ける状況に。
アロンソは25/50周目に2度目のピットインを行い、ピアストリも26周目にタイヤ交換を行った。28周目にはフェルスタッペンとハミルトンも第3スティントに移行している。
角田は30/50周目にピットインを行い、ミディアム、ハード、ハードとつないで第3スティントに入った。あとは最後まで走り切る流れとなる。
35周目の途中、角田が第1スティント中のリアム・ローソンの後方に迫り、両者の前後関係をVCARBはスイッチさせ角田が前に。ここからポイント争いをしているヒュルケンベルグの前でローソンがブロックする展開となった。
だが残り15周の36周目、ヒュルケンベルグはローソンとオコンを立て続けに抜き、これでP8角田とP9ヒュルケンベルグは第3スティント同士で1.5秒差、あとはファイナルラップまで直接対決で競うこととなっている。
残り10周の41周目に入ると、角田は後ろから迫るヒュルケンベルグと接近戦を展開し、さらにその後ろにいるアロンソまでトレイン状態で戦うことに。
41周目のターン14ではサインツがフェルスタッペンをパスしてP3浮上。さらにその後ろからルクレールも迫る。
そして44周目のターン14で、角田は粘っていたがヒュルケンベルグに抜かれてP9に落ちてしまった。後方からはペレスが迫ってくる。
前では46周目、ルクレールがフェルスタッペンをパスして4番手浮上。ノリスが6番手を走行していることもあり、このままでチャンピオンシップが決まることから、フェルスタッペンも無理はせず。メルセデス1-2、フェラーリ3-4という順番に。
6番手走行中のノリスは後方との差が22秒あるため、残り2周でソフトタイヤにチェンジ。コンストラクターズ争いを考慮して、ファステストラップ狙いへと出た。
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結局ラッセルがポールトゥフィニッシュで50周目のチェッカーを受け、今季2勝目をマークした。2位には7.3秒差でハミルトンが入り、メルセデス1-2に。
3位サインツ、4位ルクレールとフェラーリ勢が3-4フィニッシュとなった。
5位にはフェルスタッペンが入り、6位ノリスはFLの1ポイントを加えたが、両者のポイント数が63点まで開いたため、2戦を残して2024年の年間王者はフェルスタッペンに決した。
7位ピアストリ、8位ヒュルケンベルグと続き、9位角田は2ポイントを手に。10位ペレスとは最後まで競ったものの、0.3秒差でしのいで2レース連続の入賞を果たしている。
第22戦ラスベガスGP・決勝結果
1/ジョージ・ラッセル/メルセデス
2/ルイス・ハミルトン/メルセデス
3/カルロス・サインツ/フェラーリ
4/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
5/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
6/ランド・ノリス/マクラーレン
7/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
8/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース
9/角田裕毅/VCARB
10/セルジオ・ペレス/レッドブル
11/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
12/ケビン・マグヌッセン/ハース
13/チョウ・グァンユ/キックザウバー
14/フランコ・コラピント/ウィリアムズ
15/ランス・ストロール/アストンマーティン
16/リアム・ローソン/VCARB
17/エステバン・オコン/アルピーヌ
18/バルテリ・ボッタス/キックザウバー
-/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
-/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 2月29日(木) ~3月1日(金) | 3月2日(土) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月7日(木) ~8日(金) | 3月9日(土) |
第3戦 | オーストラリアGP | 3月22日(金) ~ 3月23日(土) | 3月24日(日) |
第4戦 | 日本GP | 4月5日(金) ~ 6日(土) | 4月7日(日) |
第5戦 | 中国GP | 4月19日(金) ~ 20日(土) | 4月21日(日) |
第6戦 | マイアミGP | 5月3日(金) ~ 4日(土) | 5月5日(日) |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月17日(金) ~ 18日(土) | 5月19日(日) |
第8戦 | モナコGP | 5月24日(金) ~ 25日(土) | 5月26日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月7日(金) ~ 8日(土) | 6月9日(日) |
第10戦 | スペインGP | 6月21日(金) ~ 22日(土) | 6月23日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 6月28日(金) ~ 29日(土) | 6月30日(日) |
第12戦 | イギリスGP | 7月5日(金) ~ 6日(土) | 7月7日(日) |
第13戦 | ハンガリーGP | 7月19日(金) ~ 20日(土) | 7月21日(日) |
第14戦 | ベルギーGP | 7月26日(金) ~ 27日(土) | 7月28日(日) |
第15戦 | オランダGP | 8月23日(金) ~ 24日(土) | 8月25日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 8月30日(金) ~ 31日(土) | 9月1日(日) |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月13日(金) ~ 14日(土) | 9月15日(日) |
第18戦 | シンガポールGP | 9月20日(金) ~ 21日(土) | 9月22日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月18日(金) ~ 19日(土) | 10月20日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月25日(金) ~ 26日(土) | 10月27日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月1日(金) ~ 2日(土) | 11月3日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月21日(木) ~ 22日(金) | 11月23日(土) |
第23戦 | カタールGP | 11月29日(金) ~ 30日(土) | 12月1日(日) |
第24戦 | アブダビGP | 12月6日(金) ~ 7日(土) | 12月8日(日) |