第3回は競泳でオリンピック4大会に出場し、3つのメダルを獲得した入江陵介氏がゲストとして登場。同じく競泳でオリンピックメダリストの松田丈志氏がナビゲーターを務め、現役引退後間もない入江氏の自分らしさを紐解いていく。種目は違えど競泳の日本代表としてともに世界と戦ってきた2人が、フォルクスワーゲンの車内で交わしたトークとは。
■人生の半分以上が日本代表
2人がドライブする車は、入江氏が「スタイリッシュでかっこいい」と評した「フォルクスワーゲン ID.4 Pro」。「完全なEVに乗るのは初めて」という松田氏は「おー」と発進の滑らかさに驚いた様子だ。2人が向かうのは東京アクアティクスセンター。2021年に開催された東京オリンピックの会場であり、オリンピックの代表を決める選考会でも使用される、競泳界の新たな聖地だ。
高校2年生のときに初めて日本代表入り。それから18年に渡ってその座を守り抜いてきた入江氏は「人生の半分以上ですね」と笑う。パリオリンピックに向けた選考会で日本代表入りを初めて逃し、現役引退を決意。松田氏が引退後の心境を問うと、「やりきったという思いが強くて、悔いは全くない」と清々しい気持ちだと明かした。
そんな競技生活の中で、最も思い出に残っている大会やレースは? 松田氏の質問に、入江氏は「やっぱりロンドンオリンピック」と答える。入江氏が出場した3種目すべてでメダルを獲得した大会だ。とりわけ思い出に残っているというのが4x100mメドレーリレー。松田氏、北島康介氏、藤井拓郎氏の4人で泳ぎ、銀メダルを獲得。「ベストレースの一つ。12年前ですけど、あのときのことは鮮明に覚えていますね」と振り返った。
■原曲キー至上主義
入江氏は小学生時代、「10年後の自分へ」をテーマに書いた作文で「オリンピック選手になっているか、アナウンサーになっているか」と書いていたという。「もしかしたら両方叶えるかもしれないね」という先輩の松田氏は、競技引退後に解説者として多くのメディアに出演している。今後は「伝える立場で水泳ができたらいい」という入江氏。「丈志さんのお仕事が自分にとっての憧れというか。僕も同じ道をたどっていきたい」と次の目標を語った。
その後は入江氏が練習後などに通っていたというお気に入りのコーヒーショップ「Allpress Espresso Tokyo Roastery & Cafe」へ。競泳選手たちにとって、コーヒーブレークは一息つける重要な時間。「世界中のどこでも手軽にできる気分転換だったよね」と松田氏が振り返れば、入江氏も「チームのみんなで近くのコーヒー屋さんを調べて行っていました。遠征の一つの楽しみでしたね」と頷いた。
さらに会話は入江氏の音楽の趣味へと続く。入江氏は現在「Mrs. GREEN APPLE」にハマっており、何度もライブに足を運んでいるそう。ただ、ピアノ経験も持つ音楽好き故に、入江氏が困っていることが一つあるという。それは「カラオケに行ったとき、キーが違うとしんどい」ということ。「原曲キーじゃないと頭の中でズレちゃって。いじっている人がいたら勝手に直しちゃう」と、意外な一面を明かした。
■利きコーヒーに挑戦
2人は「Allpress Espresso Tokyo Roastery & Cafe」で利きコーヒーに挑戦することに。中煎り、深煎り、浅煎りの3種類を飲んで、どれがどれかを当てるという形式だ。利きコーヒーをするのが初めてだという入江氏は「絶対にできない自信がある」と弱気な様子。1杯目は「おいしい」。2杯目は「ちょっと待って(笑)」。3杯目は「あれ?」。2周、3周と試飲し、答え合わせ。結果は入江氏が1つ正解、松田氏が正解ゼロという展開に。入江氏は「勝ったのかな?」と苦笑いだった。
寄り道を終えてドライブ再開。話題はそれぞれの悔しかった試合に移っていく。松田氏は周囲がメダルを獲得する中、自身はメダルに届かなかったアテネ五輪、入江氏は周囲から大きな期待を懸けられた北京五輪を挙げた。五輪初出場で決勝進出を目標としていた中、5位入賞は入江氏にとって大きな成果だったという。しかし周囲では「残念だったね、メダル取れなかったね」という雰囲気があり、「すごくしんどかった」。この悔しさをバネに、その後の3年間は世界大会でメダルを取ることを目標に練習を重ねたことが、ロンドンでの成功につながったと明かした。
■自分の感情を大切に
競泳をテーマにした2人のトークは続き、話題は影響を受けたスイマーについて。入江氏は山本貴司氏、北島氏、そして松田氏の3人を挙げた。山本氏は初めて日本代表入りした際にお世話になり、「自分をチームに入れてくれた先輩」。北島氏は「いい意味で適当に、ポジティブな言葉をかけてくれる」という存在。「自分よりもプレッシャーのある世界で生きている人の言葉が、自分を楽にさせてくれた」と北島氏との交流を振り返った。松田氏からはリーダーシップで影響を受けたという。「キャプテン、リーダーと言えば丈志さん」。
そして2人を乗せた車は東京アクアティクスセンターに到着。2人が選手として長く泳いだの「辰巳国際水泳場」への思いも口にしつつ、「もっと国際大会を開いてほしい」「満員のアクアティクスセンターを見てみたい」と期待も寄せる。入江氏は「メドレーリレーのメンバーでまたメドレーをしたい」と一言。松田氏は「康介さんがやるって言ってくれないと」と語ったが、これが実現すればファンにとってはこの上ない機会となるだろう。
レースで、取材で訪れていた会場で、これまでと違ってゆったりした時間を過ごす2人。入江氏は「今までのこと、これからのことをしっかり話すことはなかったので、すごく楽しかったです」と1日を振り返った。そして松田氏が最後の質問を投げかける。「これからの人生で大切にしたい自分らしさはありますか?」。入江氏の答えは「これからは自分の感情を大切にして、毎日を穏やかに過ごしていくことが自分らしさにつながるかな」。競技生活中は感情を抑え、我慢をしていたことがあったという入江氏。「人間、いつかは終わりが来るので、楽しいことをどんどん増やしていきたい」と笑顔で語り、2人のドライブは終わりを迎えた。
"BE TRUE"は現在YouTubeにて配信中。記事内で紹介しきれなかったエピソードも多数あるため、ぜひ動画もチェックしてみてほしい。
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