JBCクラシック
東京大賞典と並ぶ1着賞金8000万円の地方競馬最高賞金で争われるダート中距離王者決定戦（JpnⅠ）。距離2,000メートルを中心に、これまで大井や川崎、盛岡、名古屋などで実施されてきた。2020年は大井2,000メートルの外回りコースで開催される。
日程・概要・出走資格
- 第20回 JBCクラシック（JpnⅠ）
- 11月3日（祝・火）
- 大井競馬場 10レース 18:30発走
- 2,000メートル（ダート・右）
- サラ系 3歳以上 選定馬 定量
有力・注目出走馬（性齢、騎手）
クリソベリル（牡4、川田将雅） 通算8戦7勝
ジャパンダートダービー（JpnⅠ）を含むデビュー5連勝で臨んだ昨年のチャンピオンズカップ（GⅠ、中京、ダ1,800メートル）でゴールドドリームら猛者たちを退けたクリソベリル。今年2月のサウジアラビア遠征、サウジカップ7着で初黒星となり、大目標のドバイ国際競走も新型コロナウイルスの影響で中止となった。
そんな中でも今年の国内初戦、6月の帝王賞（JpnⅠ、大井、ダ2,000メートル）は4コーナー3番手から抜け出す横綱競馬で2着のオメガパフュームを2馬身差退ける完勝劇を演じ、国内負けなしを継続した。大井の2,000メートルはジャパンダートダービーと帝王賞で2戦2勝の舞台。昨年のJRA最優秀ダートホースの実力をここでも発揮したい。
オメガパフューム（牡5、Ｍ・デムーロ） 通算17戦8勝
JpnⅠで3勝の実績を誇るオメガパフュームは昨年の同競争2着のリベンジを狙う。今回はクリソベリルの後塵を拝した6月の帝王賞からの休み明けとなるが、ローテーションは昨年と同じ。大井の2,000メートルは5戦3勝、2着2回と連対率100％で、2018年の東京大賞典、2019年の帝王賞と東京大賞典でJpnⅠの3勝を挙げている絶好の舞台だ。
さらに鞍上のミルコ・デムーロとは10回のコンビで1着5回、2着2回、3着2回、着外はわずか1回と抜群の相性を誇る。4コーナーから繰り出す鋭い決め手は随一。得意の舞台で戴冠を狙う。
チュウワウィザード（牡5、Ｃ・ルメール） 通算16戦9勝
チュウワウィザードは、浦和競馬場2,000メートルで開催された昨年のJBCクラシックでオメガパフュームをハナ差退けて初GⅠ（JpnⅠ）制覇。通算成績は1着9回、2着3回、3着3回で、馬券外となったのは昨年のチャンピオンズカップ4着の1回だけと、屈指の安定感を誇る。
クリストフ・ルメールと初コンビを組んだ前走の帝王賞は、クリソベリル、オメガパフュームに次ぐ3着。その一戦以来となるが、帝王賞での11キロ増やルメールとの2戦目などを考慮すれば、そこから上昇できる可能性も十分。今回も大崩れは考えにくい一頭だ。
ダノンファラオ（牡3、坂井瑠星） 通算9戦3勝
前々走のジャパンダートダービー（JpnⅠ）で3歳王者となったダノンファラオ。その一戦では、単勝40倍を超える6番人気ながらも、2番手から逃げた馬を競り落としての快勝劇を演じた。今回は7着に崩れた9月の日本テレビ盃(JpnⅡ、船橋、ダ1,800メートル)以来の一戦となるが、適性の高さを見せたジャパンダートダービーと同じ舞台。そして、何と言ってもコントレイルで史上3頭目となる無敗の3冠を達成した矢作芳人厩舎の勢いは侮れない。
枠順
枠番・馬番・馬名・重量（性齢、騎手、厩舎）
1-1 オメガパフューム 57 (牡5、M・デムーロ、JRA・安田翔伍)
2-2 アングライフェン 57 (牡8、福永祐一、大井・高野毅)
2-3 ロードレガリス 57 (牡5、武豊、JRA・野中賢二)
3-4 サブノクロヒョウ 57 (牡7、西啓太、大井・阪本一栄)
3-5 クリソベリル 57 (牡4、川田将雅、JRA・音無秀孝)
4-6 ダノンファラオ 55 (牡3、坂井瑠星、JRA・矢作芳人)
4-7 サクラアリュール 57 (牡5、藤岡康太、JRA・村山明)
5-8 サウンドトゥルー 57 (セ10、森泰斗、船橋・佐藤裕太)
5-9 ブラックバゴ 57 (牡8、本田正重、大井・佐野謙二)
6-10 ノンコノユメ 57 (セ8、笹川翼、大井・荒山勝徳)
6-11 ミューチャリー 57 (牡4、御神本訓史、船橋・矢野義幸)
7-12 センチュリオン 57 (牡8、今野忠成、浦和・小久保智)
7-13 デルマルーヴル 57 (牡4、戸崎圭太、JRA・戸田博文)
8-14 チュウワウィザード 57 (牡5、C・ルメール、JRA・大久保龍志)
8-15 マースインディ 57 (牡5、的場文男、大井・阪本一栄)
※発走時刻、出走馬、重量、騎手、枠順、成績など当ページ情報は、主催者発表のものと照合してください。
DAZNでのTCKレース中継・配信予定
*JBC2歳優駿はホッカイドウ競馬のレースだが、同レースのみ配信される。
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