第23回ジャパンダートダービー（JpnI）有力・注目出走馬 ｜ 枠順 ｜ 日程・発走時間 ｜ 中継・放送予定 | 競馬

ジャパンダートダービー（JDD）

1999年に創設された大井競馬場で行われる3歳のダート統一王者決定戦。2002年からは羽田盃、東京ダービーに続く南関東3冠の最終戦として位置づけられている。地方だけでなく中央からも栄誉を求めて実力馬が参戦し、過去にはカネヒキリ、フリオーソ、サクセスブロッケン、ノンコノユメ、クリソベリルなどの名馬が優勝。昨年は、坂井瑠星騎手が騎乗したダノンファラオ（栗東・矢作芳人）が制した。

日程・概要・出走資格

• 第23回ジャパンダートダービー（JpnI）
• 7月14日（水）
• 大井競馬場 11レース 20:05発走
• 2000メートル（ダート・右）
• サラ系 3歳 定量

有力・注目出走馬（性齢、騎手）

ウェルドーン（牝3、武豊）通算11戦4勝

ウェルドーンが名手・武豊騎手を背に史上初の牝馬戴冠を狙う。中央で6戦目に未勝利を勝ち上がった後、1勝クラスでも4着、3着と勝ちきれなかったが、3走前の阪神ダート1800メートルで快勝。続く鳳雛ステークス（リステッド、中京・ダ1800メートル）でも好位追走から2着に3馬身差をつけて3勝目を挙げた。そして、さらに距離を延ばした前走の関東オークス（JpnII、川崎・ダ2100メートル）では、2着ケラススヴィアの南関東牝馬3冠を阻止する2馬身差勝ち。初の地方、さらにナイター競馬を克服した点は今回に向けて非常に大きかったと言える。牝馬のジャパンダートダービー優勝なら史上初の快挙となるだけに期待がかかる。

スマッシャー（牡3、坂井瑠星）通算8戦3勝

強烈な末脚を誇るスマッシャーが一気のJpnI獲りを狙う。今年1月に中央の未勝利戦を勝ち上がると、2月の1勝クラスで連勝。続く端午ステークス（オープン、阪神・ダ1400メートル）は3着も、上がり3ハロン最速の脚を繰り出した。そして、前走のユニコーンステークス（GIII、東京・ダ1600メートル）は足抜きの良い重馬場で、中団から強烈な末脚を見せて差し切り勝ち。1分34秒4という好時計を記録し、そのポテンシャルの高さを証明した。今回は、初となる地方でのレースと400メートルの距離延長がカギとなりそうだ。

リプレーザ（牡3、幸英明）通算6戦3勝

ここまで芝・ダート問わず結果を残してきたリプレーザも十分に圏内だ。今年3月に阪神ダート1400メートル戦で未勝利を勝ち上がると、続く4月の1勝クラスは阪神の芝1200メートルに出走。4角10番手から上がり32秒9の脚を使う圧巻の差し切り勝ちでサプライズを提供した。兵庫チャンピオンシップ（JpnII、園田・ダ1870メートル）に参戦した前走は、好位追走から中央オープン勝ちの実績があるゴッドセレクションとの叩き合いを制し、3連勝を達成。デビューから全6戦で手綱を取ってきた幸英明騎手を背に、ここでもファンを驚かす走りを見せてもおかしくない。

ゴッドセレクション（牡3、中井裕二）通算6戦3勝

ゴッドセレクションも怖い一頭だ。2月に中京ダート1800メートルの1勝クラスを勝利すると、続く伏竜ステークス（オープン、中山・ダ1800メートル）では2着に3馬身差をつけて快勝。のちの青竜ステークス2着馬レディバグやユニコーンステークス2着馬サヴァを下した。前走の兵庫チャンピオンシップは、しぶとく伸びたリプレーザに半馬身及ばなかったが、前半に折り合いを欠いたこともあり、能力の高さに疑いの余地なし。初のナイター競馬ということもあって当日の雰囲気は気になるが、力を出し切れば先頭でゴール板を駆け抜けるシーンも十分だ。

ブライトフラッグ（牡3、本橋孝太）通算9戦3勝

中央勢の優位が予想される中、大井からは東京ダービー3着馬ブライトフラッグが参戦する。デビューからの7戦中6戦で逃げの手に出ていたが、2走前から脚質転換。羽田盃（SI、大井・ダ1800メートル）で初めて本橋孝太騎手とコンビを組んで後方から差しに回ると、上がり最速の脚を繰り出して人気以上の7着に。さらに、10番人気だった前走の東京ダービー（S I、大井・ダ2000メートル）でも終いを活かす競馬を見せて、勝ったアランバローズから0秒2差の3着と、さらにパフォーマンスを上げた。今回も同条件の大井2000メートルで、引き続き鞍上は本橋騎手。ここもスムーズならば、一発の可能性がありそうだ。

枠順

枠番・馬番・馬名・重量（性齢、騎手、厩舎）

1-1 ダノンブレット 56 (牡3、横山典弘、美浦・菊沢隆徳)
2-2 リプレーザ 56 (牡3、幸英明、栗東・大根田裕之)
3-3 セイカメテオポリス 56 (牡3、矢野貴之、大井・渡辺和雄)
4-4 キラカイドウ 56 (セ3、的場文男、大井・上杉昌宏)
4-5 ジョエル 56 (牡3、張田昂、船橋・張田京)
5-6 ブライトフラッグ 56 (牡3、本橋孝太、大井・藤田輝信)
5-7 ウェルドーン 54 (牝3、武豊、栗東・角田晃一)
6-8 ロングラン 56 (牡3、大野拓弥、美浦・和田勇介)
6-9 ギガキング 56 (牡3、和田譲治、船橋・稲益貴弘)
7-10 スマッシャー 56 (牡3、坂井瑠星、栗東・吉岡辰弥)
7-11 ロードシュトローム 56 (牡3、松山弘平、栗東・清水久詞)
8-12 キャッスルトップ 56 (牡3、仲野光馬、船橋・渋谷信博)
8-13 ゴッドセレクション 56 (牡3、中井裕二、栗東・今野貞一)

※発走時刻、出走馬、重量、騎手、枠順、成績など当ページ情報は、主催者発表のものと照合してください。