読売ジャイアンツの戸郷翔征投手が、DAZNの新番組『野球トレンド研究所』で投球への意識の変化について語った。
2018年ドラフト6位で巨人に入団した戸郷は、2019年に一軍デビューを果たすと2020年には先発の一角として18試合に登板し9勝6敗、防御率2.76の好成績を残して新人特別賞を受賞した。
今季もエース・菅野智之と共に巨人の先発を支える投球に期待がかかる戸郷だが、自身の課題は投球のペース配分にあると見ている。
「理想はフルスロットルで最初から最後まで行きたいですが、それだとできないので、力を入れることろはいれる。入れないところは入れない。そういう段差をつけていきたい」
しかし、ここまで投げてきた経験から「力を落とした状態」を作ってしまいピンチになった際に「力を上げる」やり方は難しいと実感しているようで、菅野にアドバイスを求めたという。
「菅野さんはもともと100%で投げていて、ピンチになると120%に上げる。(自分は)ずっと100%で投げることはできますが、120%をコントロールでいない。精度を上げるとなるともっと難しいです」
これまでは状況によって、力を温存するために腕を抜いて投げてきたという戸郷。しかし菅野に「腕を抜いて投げたことがない」と言われ、驚愕したようだ。
さらに戸郷の投球への考え方に変化をもたらした人物がもう1人いる。それは桑田真澄投手チーフコーチ補佐だ。
キャンプ中からブルペンで投球のアドバイスをもらってきた戸郷は、1番大きな変化は「頭を使った投球」を意識するようになったことだという。
「自分は緊張もせずに何も考えないで投げるタイプ。頭を使うことは多少ありましたが、それはピンチの場面だけでした」
しかし桑田からは一球一球への意識の高さが必要だと教えられたようで「シュート回転するボールがあったとして、その次の球を意識しろと。いい球がいけば、それを2、3球つづけなさいと言われました」と、意識した投球からの継続性の重要さを教えられたという。
「悪い球の後にどう修正すればいい球がいくのかを考えて投げなさいと言われます。もう頭がパンパンですね」
その甲斐あってか、今季初登板では7回を投げて被安打4、6奪三振、失点をソロ本塁打のみに抑え白星を手にした。今季は進化した戸郷の頭を使った投球術に注目だ。
野球トレンド研究所
配信:DAZN
配信日:毎週月曜
出演:トクサン、アニキ、ライパチ(敬称略)
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