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【最強は誰だ?】コントロールはメジャー屈指の日本向き左腕、ロビー・アーリン|北海道日本ハムファイターズ|新助っ人外国人選手名鑑|プロ野球

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【最強は誰だ?】コントロールはメジャー屈指の日本向き左腕、ロビー・アーリン|北海道日本ハムファイターズ|新助っ人外国人選手名鑑|プロ野球(C)Getty Images
【プロ野球 名鑑】2021年のプロ野球最強助っ人外国人選手は一体誰か?DAZN NEWSでは今季注目の新助っ人外国人選手をピックアップ。第10弾は日本ハムのロビー・アーリンを紹介する。
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今回のテーマは「新外国人選手」。助っ人外国人と言うほうが耳馴染みが良いかもしれない。

海を越えて日本の地に活躍の場を求めた彼らの働きは、チームの成績を左右すると言っても過言ではない。当たるか外れるか博打のような外国人選手の存在は、ファンにとっても非常に興味深いものだ。

今季は新型コロナウイルスの影響により現時点では来日できていないが、一足早く今季期待の新助っ人外国人選手を紹介していく。第10弾は日本ハムのロビー・アーリンだ。

ロビー・アーリン(北海道日本ハムファイターズ)

投手/左投右打/アメリカ出身/31歳

日本ハムが連れてくる外国人投手は当たりが多い。1994~98年に在籍したキップ・グロスは来日から2年連続で最多勝に輝き、カルロス・ミラバル、ライアン・グリン、ブライアン・ウルフ、ボビー・ケッペルらも先発としてしっかりと結果を残した。

昨年もドリュー・バーヘイゲンが2桁勝利には届かなかったものの、安定感抜群の投球で先発ローテの屋台骨を支えるなど、成功例は枚挙にいとまがない。そんな日本ハムが新たに獲得した左腕のロビー・アーリンも、日本向きのピッチングスタイルで大いに期待できそうだ。

2009年、スコッツ・バレー高校史上2人目(当時)のドラフト指名を受けたアーリンは、テキサス・レンジャーズに入団。同年にマイナーのルーキーリーグでプロキャリアをスタートさせると、10年には巨人に入団したジャスティン・スモークらとともに球団のトップ20プロスペクト(有望株)に名を連ねるなど、一目を置かれる存在となった。

その年は1Aで6勝3敗・防御率2.12、20歳で迎えた11年は2Aまで進級し、マイナー2階級合計で9勝4敗・防御率2.99と右肩上がりの成長曲線を描く。そんな若手有望株のアーリンはトレードの駒として価値が高く、その年に地区優勝を争っていたレンジャーズは、当時最強クラスのリリーフ投手だったマイク・アダムスを獲得するために、夏のトレード戦線でサンディエゴ・パドレスにアーリンを差し出した。ちなみにこの時に一緒に放出されたのが、元DeNAのジョー・ウィーランドだった。

12年に有力誌『ベースボール・プロスペクタス』が選出するプロスペクトランキングで53位に選出され、パドレスの枠にとらわれず、球界全体の有望株として知られる存在となったアーリンは、13年についに待望のメジャーデビューを果たす。初登板から2試合は敗戦処理とお試しの起用だったが、3試合目にメジャー初先発のマウンドに上がると、強打のブルージェイズ打線を6.2回2失点に抑え、見事初勝利を飾った。

同年は9先発で3勝、14年は開幕ローテーション入りして11先発で4勝を挙げるなど、貴重な先発左腕として暗黒期のパドレスを支えた。16年も開幕から先発ローテに入ったアーリンだったが、すぐに左ヒジに異常が見つかりDL入り。怪我の具合は思った以上に深刻で、「リハビリで治すか手術をするかは僕の判断に委ねられた。でも、色んな識者に聞いたけどリハビリで治らないのは明らかだった」と語るように、残された道はトミー・ジョン手術しかなく、07年に日本ハムでプレーし、当時パドレスの監督を務めていたアンディ・グリーンも「ロビーを失うのは痛い」と離脱を嘆いた。

残りのシーズンと翌年を棒に振ったアーリンは18年に復帰。その年は先発に救援にフル回転し、自己最多の109イニングを投げて4勝を挙げた。その後も起用法を選ばない汎用性を武器にピッツバーグ・パイレーツ、アトランタ・ブレーブスで活躍したアーリンは、20年オフにブレーブスからFAとなり、日本行きを決めた。

アーリンの最大の武器はコントロールだ。メジャー通算で339.2イニングを投げて与えた四球は69個。自己ベストの109イニングを投げた18年はわずか12四球しか与えておらず、1試合あたりの平均与四球を表すBB/9は0.99で1個にも満たなかった。

規定投球回に到達していないのでランキング対象外だったが、その年のベストがマイルズ・マイコラス(カージナルス/元巨人)の1.30だったのを見るに、その年のアーリンがいかに優れていたかが分かる。

コントロール重視の技巧派ゆえにストレートのスピードは140km台中盤がいいところで、武器になるのは変化球。ウィニングショットとして威力を発揮するカーブは最も割合が多く、全体の約20%を占める。制球が難しいカーブを多投しながら四球を出さないことからも、アーリンのコントロールの良さがうかがえる。

また、この手の投手にしては奪三振能力も上々で、全体的に球速がアップしたトミー・ジョン手術後と前を比較すると、手術前のK/9(1試合あたりの奪三振数)が6.60なのに対し、術後は7.77と約1個上乗せしている。

日本ハムはオフにエースの有原航平がテキサス・レンジャーズへ移籍し、先発投手陣の再構築が急務。ストレートと変化球のコンビネーションで勝負する日本向きのアーリンが救世主になれるかどうか注目したい。

2021新助っ人外国人選手名鑑

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