9月3日、各地でセ・リーグの試合が行われた。
首位の読売ジャイアンツは、2回までに13得点を挙げる猛攻で、横浜DeNAベイスターズに3連勝。DeNAは12安打を放ったものの、序盤の大量失点が響き、勝率5割に戻った。
投打が噛み合った4位の中日ドラゴンズが、5位の広島東洋カープとの3連戦を勝ち越した。福谷浩司の投打に渡る活躍で、3位・DeNAとのゲーム差は2となっている。
3位の阪神タイガースは、東京ヤクルトスワローズとの接戦を制した。3番手の岩貞祐太が今シーズン5勝目をマークしている。ヤクルトは終盤に痛いミスが出てしまい、カード負け越しとなった。
9月3日に行われた試合の詳細は以下の通り。
巨人対DeNA
巨人は1点を先制された初回、岡本和真のタイムリーで同点とすると、相手のエラーや中島宏之の犠飛で3得点し、逆転に成功。2回には松原聖弥のプロ初ホームランでリードを広げると、さらに岡本和真、坂本勇人にも一発が飛び出し、この回10得点。大量リードに守られた先発の田口麗斗は、6回1失点の好投で今シーズン4勝目をマークし、チームも5連勝とした。
DeNAは初回、佐野恵太の犠飛で幸先良く先制したが、オープナーとして来日初先発を果たしたパットンが1.1回9失点(自責7)と試合を作れず、大敗を喫した。打線は12安打を放ったが、4得点に止まり4連敗となってしまった。
開催日 | カード | 予告先発 | 責任投手 |
---|---|---|---|
9/1(火) | 巨人 3-2 DeNA | 菅野 上茶谷 | 勝:デラロサ 敗:エスコバー |
9/2(水) | 巨人 3-1 DeNA | サンチェス 濵口 | 勝:サンチェス/セ:デラロサ 敗:濱口 |
9/3(木) | 巨人 13-4 DeNA | 田口 パットン | 勝:パットン 敗:田口 |
中日対広島
中日は初回、福田永将の4号2ランで先制すると、3回にも福田のタイムリーなどでリードを広げる。6回には先発の福谷浩司が自らを援護するタイムリーを放ち、広島を突き放した。このタイムリーを含めて2安打を放った福谷は、投げても8回途中無失点の好投を見せ、今シーズン3勝目を手にした。
広島は今シーズン未だに勝利のつかないジョンソンが先発も、4回5失点と試合を作れず、7敗目を喫している。打線は中日を上回る9安打を放ったものの、あと一本が出なかった。
開催日 | カード | 予告先発 | 責任投手 |
---|---|---|---|
9/1(火) | 中日 5-0 広島 | 大野雄 九里 | 勝:大野雄 敗:九里 |
9/2(水) | 中日 5-9 広島 | 小笠原 野村 | 勝:野村 敗:小笠原 |
9/3(木) | 中日 6-0 広島 | 福谷 ジョンソン | 勝:福谷 敗:ジョンソン |
阪神対ヤクルト
阪神は初回、木浪聖也、大山悠輔のタイムリーで2点を先制。その後逆転を許したものの、7回に相手のミスで2点を奪い、再びリードを奪う。このリードをガンケル、岩崎優が守り切り、接戦を制した。3番手で登板し、ピンチを抑えた岩貞祐太が今シーズン5勝目をマーク。
ヤクルトは2点を追う4回、村上宗隆のタイムリーなどで同点とすると、7回には相手のエラーで勝ち越しに成功。逃げ切りを図りたいところだったが、3番手のマクガフがボークと悪送球で逆転を許してしまった。
開催日 | カード | 予告先発 | 責任投手 |
---|---|---|---|
9/1(火) | 阪神 2-1 ヤクルト | 髙橋 石川 | 勝:スアレス 敗:イノーア |
9/2(水) | 阪神 2-3 ヤクルト | ガルシア 山中 | 勝:石山/セ:近藤 敗:馬場 |
9/3(木) | 阪神 4-3 ヤクルト | 青柳 風張 | 勝:岩貞/セ:岩崎 敗:高橋 |
セ・リーグ順位表
9月3日終了時点
順位 | 球団 | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 率 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 巨人 | 62 | 38 | 21 | 3 | .644 | ─ |
2 | 阪神 | 63 | 31 | 29 | 3 | .517 | 7.5 |
3 | DeNA | 65 | 31 | 31 | 3 | .500 | 1 |
4 | 中日 | 66 | 29 | 33 | 4 | .468 | 2 |
5 | 広島 | 63 | 25 | 32 | 6 | .439 | 1.5 |
6 | ヤクルト | 63 | 25 | 33 | 5 | .431 | 0.5 |
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