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【コラム】巨人・丸佳浩が今季最後の伝統の一戦で完全復活を証明する | プロ野球

【コラム】巨人・丸佳浩が今季最後の伝統の一戦で完全復活を証明する | プロ野球時事通信
【プロ野球 コラム】セ・リーグ3位の読売ジャイアンツ(巨人)は、10月12日からの3連戦で2位・阪神タイガースとの今季最後の伝統の一戦を迎える。報知新聞社・小林圭太記者に注目選手を挙げてもらった。
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3位・巨人は12日からゲーム差7・5で追う2位・阪神との3連戦(東京D)に臨む。残り試合は9試合。現在、チームは6連敗中で、これ以上の負けが許されない中、本拠地・東京ドームで巻き返しを図る。

注目は、本来のパフォーマンスを取り戻しつつある丸佳浩外野手だ。10月10日の広島戦では、3点ビハインドの8回1死では6年連続20号となる2試合連続本塁打をマークするなど猛打賞だった。振り返ってみれば、10月8~10日の広島との3連戦(マツダ)では12打数6安打という脅威の打率5割で2本塁打の大活躍だ。原監督は「だいぶ(状態が)戻ってきたんじゃないでしょうかね」と振り返った。

指揮官の「戻ってきた」という言葉にあるように、やっと丸の打撃が上向いてきた。今季はシーズン通して打撃不振に苦しむ場面が多く、本来の姿から遠ざかった。前半戦は開幕直後の4月上旬にコロナ陽性判定を受けて一時離脱。復帰後は本来のパフォーマンスが出来ず、6月上旬には2軍降格を命じられた。

G球場では自身に会うために、電撃訪問した長嶋茂雄終身名誉監督から熱血指導を受けた。構えた際に丸まっていた背中を伸ばすために「おなかに力をいれなさい」と助言を受けバットを振った。教えを守ると、すぐに復活した。1軍復帰後2戦目の6月19日の阪神戦(甲子園)でバックスクリーン弾を放つなど3安打の活躍。その後もコンスタントに安打を重ね、誰もが「もう心配ない」と思ったはずだ。

しかし、後半戦がスタートすると再び不振に陥った。8、9月は月間打率2割を切った。特に優勝争いを繰り広げていた9月は70打数11安打、打率1割5分7厘と絶不調だった。何度もスタメン落ちし、苦しみもがいた。それでも「結果が出ようが、出まいが常に前しか見ていない」と、下を向くことはなかった。

長嶋終身名誉監督に続き、またしても救いの手を差し伸べてくれたのは、偉大な首脳陣たちだった。原監督からは9月中旬から毎日のように、助言を受けている。ティー打撃のトスを上げてもらったり、スイングの軌道を口酸っぱく、フリー打撃では上体が突っ込んでいないか真横からチェックを受けることもあった。2軍監督から配置転換された阿部1軍作戦コーチとも頻繁に「トップの位置やスイングのイメージ」について意見交換を行った。

10月は9試合で打率3割4分4厘、3本塁打と真の姿を見せている。完全復活を待つ首脳陣の期待に応えたいという一心で、状態を上げてきた。「やっぱり色んな人が僕に協力してくれたおかげ。特に今年は個人としてもチームとしても苦しいシーズン。あと残された試合、しっかりと一つでもいいものを出せるようにやっていきたい」。もう長く苦しんだトンネルから脱したと言ってもいい。今シーズン最後となる伝統の一戦で大暴れし、完全復活を証明してみせる。(報知新聞社・小林圭太)

文・小林圭太

1993年4月3日生まれ。28歳。愛知県蒲郡市出身。愛知県立豊橋東高から明治大学に入学。2017年報知新聞に入社。2018年シーズンの西武ライオンズ担当を経て2019シーズンから読売ジャイアンツ担当。主に岡本和真、坂本勇人ら野手選手を中心に取材中。

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