11月11日に行われるパ・リーグのクライマックス・シリーズ、ファイナルステージ第2戦の見どころを紹介。初戦を制し、アドバンテージを含めて2勝としたオリックス・バファローズが、下克上狙う千葉ロッテマリーンズと対戦する。
オリックス・バファローズ vs 千葉ロッテマリーンズ
ファイナルステージ第1戦は、オリックスファンのためにあるようなゲームだった。
初回に生え抜き最古参のT-岡田が先制タイムリーを放つと、3回には右尺骨骨折から復帰した吉田正尚が健在ぶりをアピールするセンター前ヒット。投げてはチームの心臓、山本由伸が初回から飛ばし、5回以降はパーフェクトに抑える快投で、虎の子の1点を守り切り完封勝利を飾った。
これで対戦成績は2勝0敗となり、第2戦に勝って一気に王手といきたい。山本の好投に続けとばかりにマウンドに上がるのは、自己最多の8勝と今季大きく飛躍した田嶋大樹だ。
自身初となるCSの登板にも、「いつも通り入れれば。力みもなくいけるんじゃないかな」とマイペースを強調。ロッテ戦で今季の8勝のうち3勝を稼いでおり、7先発で防御率2.37と相性も申し分ない。約3週間ぶりとなるマウンドで、25歳の左腕はいかなるピッチングを展開するのか。
打線は試合に勝ったとは言え、ロッテ投手陣にわずか5安打に抑えられた。4番に座る杉本裕太郎は上位打線で唯一ヒットが出なかったが、ロッテ戦は今季打率.430・13本塁打と猛威を振るっている。
対戦相手の美馬学にも13打数6安打でホームラン1本と抜群の成績を残しており、ラオウのお目覚めに期待したい。
最強投手の山本にいいようにやられてしまい、苦戦を余儀なくされているロッテ。トップバッターを務める荻野貴司が初回と3回に先頭打者としてヒットで出塁するも、後続がチャンスを広げることができなかった。
荻野はこの日対戦する田嶋にも今季21打数7安打と相性が良く、初回からどんどん仕掛けて揺さぶりをかけていきたい。
また、最大の得点源であるブランドン・レアードとレオネス・マーティンの両外国人も田嶋からホームランを放っており、ともにノーヒットに終わった前日の借りを返したいところだ。
先発のマウンドには35歳のベテラン、美馬学が上がる。楽天時代の2013年に日本シリーズを経験し、昨季もソフトバンクとのCS第1戦に先発するなど、大舞台での経験値はチーム随一。
オリックス戦も今季は5先発で2勝2敗・防御率3.41と安定しており、主砲の吉田に対しても10打数2安打と強さを発揮している。チームが苦境に立たされた今こそ、美馬の熟練の技が必要な時だ。
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