20日に、8月10日から開催が予定されていた第102回全国選手権大会の中止が決定した。これを受けて読売ジャイアンツのナインやコーチ陣がコメントを寄せている。
日本高等学校野球連盟は20日、第102回全国選手権大会と代表49校を決める地方大会の中止を発表した。これまでに夏の甲子園が中止となったのは、米騒動が起こった1918年、戦時中の1941年の2度。1942年から1946年にかけての戦時中による中断を除けば今回は79年ぶり3度目の中止となった。
また、今春に予定されていた第92回選抜高等学校野球大会も、新型コロナウイルスの影響で中止となっており、春夏連続での中止は史上初めてのこととなる。
自身は光星学院高時代(現・八戸学院光星)の3年生春に行われた第78回選抜高等学校野球大会で甲子園を経験した坂本勇人内野手は「僕も高校三年間は甲子園を目標にしていました。目標が失われるのは、言葉にあらわせないものがあります。。甲子園がなくなっても高校三年間野球を続けることは必ず今後いきてくると思うし、人生長い中で、苦しいこと悲しいことがまだまだあると思う。そのときにこの経験が人生のプラスになると思うので頑張ってほしいですね。。」と球児たちの気持ちを思いやった。
広陵高の3年生で春夏連続で聖地に立ち、夏の甲子園では広島東洋カープの野村祐輔投手とのバッテリーで準優勝した小林誠司捕手も「僕は甲子園に出場することができたのですごく複雑な気持ちです。甲子園を目指してやってきたと思うので。。言葉が見つかりません。甲子園という大きな目標はなくなるが、人として、野球人として成長してほしいし、成長できるように頑張ってほしい。複雑な気持ちですね。。」とコメント。甲子園出場という目標を失った球児たちを思いやりつつ、これからの成長にエールを送った。
その他、智弁学園3年生で春夏の甲子園を経験した岡本和真内野手も「夏の甲子園がないのは想像ができないです。甲子園を目指して、頑張っているところでそれがなくなるというのは、残念で言葉がでてこないです。。」とコメントしている。
池田高校で春夏連覇を経験している水野雄仁投手コーチは「かける言葉が見つかりません。甲子園にかけて三年間やってきて、甲子園がなくなるということは高校球児にとって新たに目標設定することは難しいですが、一緒に練習してきた仲間は一生の仲間です。それぞれ進んでいく道は違いますが、素晴らしい仲間ができたことには変わりないと思います。甲子園という結果を出す場所がなくなったとしても、三年間培った絆を大事に前向きに進んでほしいです」と仲間たちとの絆を大切にしてほしいとメッセージを送った。
“松坂世代”であり、鹿児島実業高の2年生、3年生で甲子園に出場した杉内俊哉2軍投手コーチは「本当に残念です。甲子園を目標に入学してきてると思いますので、かける言葉が見つかりません。何かの形で開催をさせてほしいと思いますが、日程上厳しいこともありますので…」とコメント。また、自身は3年生で出場した甲子園の1回戦八戸工大一高戦でノーヒットノーランを達成。「自分を大きくしてくれた場所でしたね。あの独特の緊張感で投げさせてもらい、その緊張感を味わえたことがプロに入ってからも役に立ってました。本当に自分自身の大きな経験ができた場所でした。」と振り返った。
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