今回のテーマは「新外国人選手」。助っ人外国人と言うほうが耳馴染みが良いかもしれない。
海を越えて日本の地に活躍の場を求めた彼らの働きは、チームの成績を左右すると言っても過言ではない。当たるか外れるか博打のような外国人選手の存在は、ファンにとっても非常に興味深いものだ。
今季は新型コロナウイルスの影響により現時点では来日できていないが、一足早く今季期待の新助っ人外国人選手を紹介していく。第3弾は阪神のメル・ロハス・ジュニアだ。
メル・ロハス・ジュニア(阪神タイガース)
外野手/右投両打/アメリカ出身/31歳
2018年のウィリン・ロザリオ、20年のジェリー・サンズに続き、阪神は今年も韓国リーグ(以下KBO)から外国人選手を獲得。新加入のメル・ロハス・ジュニアとはどんな選手なのだろうか。
ロハス・ジュニアはサラブレット中のサラブレットで、アメリカでも有数の野球一家として知られている。父であるメル・ロハス Sr.は救援投手として通算126セーブを挙げ、ロハス Sr.の叔父にはアルー三兄弟がいる。
長男のフェリペは通算2101安打に加えて監督としても1994年に最優秀監督賞を受賞するMLBの重鎮で、次男のマティは74年~76年まで太平洋クラブライオンズ(現西武ライオンズ)でプレー。三男のヘススも15シーズンに渡りメジャーで活躍した。さらに、フェリペの息子であるモイゼス・アルーもオールスター出場6回を数える名選手で、親戚筋だけで野球チームが作れそうだ。
残念ながらロハス・ジュニアはメジャーの土を踏むことはなく、最高でも3A止まりだったが、17年にKBOのKTウィズに活躍の場を求めると、その才能が一気に開花する。18年に球団のシーズン最多本塁打記録を16本も更新する43本塁打を放つと、昨季は打率.349、47本塁打と135打点はリーグトップで、シーズンMVPを獲得。守備でも2年連続でゴールデングラブを受賞するなど、オールラウンドな活躍でKBOを席巻した。
攻守に加えて、ロハス・ジュニアには両打ちというセールスポイントがある。昨季は対右投手に打率.340・34本塁打・OPS1.060、対左投手に打率.376・13本塁打・OPS1.201を記録するなど、左右の打席で差はほとんどなかった。
また、年齢がまだ31歳と働き盛りなのもポイントが高い。18年オフにMLB入りを画策していたことからも、アメリカでのプレーを夢見ているのは疑いようのない事実だが、父や叔父さんたちと同じ舞台でプレーするためには、韓国よりもレベルが高いとされる日本球界でそれなりの数字を残す必要がある。ロザリオ(打率.242・8本塁打)ではダメ、目指すは去年のサンズ(打率.257・19本塁打)以上、だ。
2021新助っ人外国人選手名鑑
- ジャスティン・スモーク(巨人)
- エリック・テームズ(巨人)
- メル・ロハス・ジュニア(阪神)
- ドビダス・ネバラスカス(広島)
- ドミンゴ・サンタナ(ヤクルト)
- コリン・レイ(ソフトバンク)
- ルスネイ・カスティーヨ(楽天)
- アダム・コンリー(楽天)
- アデイニー・エチェバリア(ロッテ)
- ロビー・アーリン(日本ハム)
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