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【コラム】巨人・廣岡大志、坂本勇人の離脱で遊撃起用へ「気合いと根性、執念でいきます」|プロ野球

【コラム】巨人・廣岡大志、坂本勇人の離脱で遊撃起用へ「気合いと根性、執念でいきます」|プロ野球時事通信
【プロ野球 コラム】2022年のプロ野球が3月25日に開幕する。読売ジャイアンツ(巨人)は東京ドームで昨年5位の中日ドラゴンズと対戦。報知新聞社・灰原万由記者に注目選手を挙げてもらった。
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2022年シーズンが、いよいよ開幕する。巨人は坂本勇人内野手(33)が左内腹斜筋筋損傷で故障班に合流し、高卒1年目の07年以来、15年ぶりに開幕1軍メンバーから外れた。高卒2年目の08年から昨年まで14年連続で開幕スタメンを張っていた主将の離脱はチームにとって大きな痛手となるが、遊撃を守る廣岡大志内野手(24)が勝利への鍵を握ることは間違いない。開幕へ準備万端の背番号32は「僕にとってはすごいチャンスなので、それをしっかりつかみ取れようにやっていきたいです」と鼻息を荒くした。

昨年、開幕前の3月にヤクルトからトレードで加入して78試合に出場。中日・大野雄大投手(33)、DeNA・今永昇太投手(28)の左腕エースから2本ずつ本塁打を放つ存在感こそ見せたが、打率は自己ワースト1割8分9厘と低迷。また、昨季は古巣・ヤクルトがリーグ優勝、日本一に輝き、「ピッチャーも頑張っていたし、打線もつながりがあって、かみ合っていた。僕は(ヤクルト時代)最下位とかBクラスしか経験したことがないので、個人の成績もそうですけど、昨シーズンは本当に人一倍悔しかった。絶対にやり返してやりたい」と本音を漏らした。

今季にかける思いは誰よりも強い。「まず試合に出たいです。空いているポジションに対して、しっかり貪欲につかみに行きたいですし、レギュラーをとれるように頑張って、チームの勝利に貢献したい。リーグ優勝、日本一になれるように頑張りたい」と背水の覚悟で巨人2年目のシーズンに臨む。

レギュラー奪取のため、課題となっている打撃の確実性アップが必要であると自らを分析。「長打力はある程度身についていると思うけど、確実性に欠けている。技術やどういう考えで打席に入ってるのかを聞きたくて」と、オフはヤクルト・内川聖一内野手(39)に弟子入りした。

通算2000安打を達成した安打製造機から打撃の極意を教わるほか、バッティング練習では別組となって内川をじっくり観察。技術の高さを目の当たりにし、「体を全部使えているからバットからボールに力が伝わる。そんなに振ってるように見えないけど、打球が強いし分厚い。すごすぎました。同じ右バッターですごく勉強になりました」。セ・パ両リーグで首位打者に輝いた球界屈指の打撃技術を吸収し、充実したオフを過ごした。

春季キャンプは1軍スタートだったが、開幕前に試練が訪れた。攻守でアピールを続けていたが、キャンプ終盤に左側胸部痛で故障班合流。無念の離脱となり、「チャンスを自分で潰してしまった。今年はチャンスだと思ってやっていて、けがしてしまって、悔しさやいら立ちはすごいあった」。それでも決して下を向くことはなかった。「くよくよしても仕方ない」。そう自分に言い聞かせ、前向きにリハビリに励んだ結果、予想以上の回復を見せた。

「けがをした時は1日でも早く良くすることだけを考えてやっていた中で、治るのが早かったのはすごく良かったです。トレーナーさん含めていろいろな方々に感謝しています」。16日のイースタン春季教育リーグ・楽天戦(ジャイアンツ球場)で実戦復帰。20日に 1軍に合流すると、2戦連続安打をマーク。少ないチャンスをモノにして逆転で開幕1軍を摑み取った。

本来、広岡は闘志を内に秘めるタイプ。具体的な目標や数字は口にしなかったが、坂本の代役で終わるつもりはない。「まずは『絶対打ってやるんだ』という気持ちを持って、受け身にならずに攻めていきたい。チームにとって必要なピースとなって、死に物狂いで気合いと根性、執念でいきます」。穴埋めとは言わせない。廣岡がリーグ優勝、そして日本一へのキーマンになるかもしれない。

文・灰原万由

1997年6月20日生まれ。24歳。千葉市生まれ、大阪府吹田市育ち。東京工業大学附属科学技術高から中央大学法学部を経て、2020年報知新聞社に入社。昨年から読売ジャイアンツ担当。主に投手を取材中。

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