5月16日、各地でプロ野球セ・リーグの試合が行われた。
阪神タイガースは陽川尚将の逆転弾が飛び出し、6-5で読売ジャイアンツに競り勝った。広島東洋カープは西川龍馬のタイムリーなどで3-3で横浜DeNAベイスターズと引き分けた。中日ドラゴンズ対東京ヤクルトスワローズの一戦は、両先発が好投し2-2の引き分けとなった。
巨人対阪神
阪神は2点を先制された直後の3回、近本光司のタイムリーなどで同点とすると、4回には陽川尚将の2号2ラン、近本、糸原健斗のタイムリーで一挙4得点。このリードを守り切り、巨人に競り勝った。
投げては来日初登板のアルカンタラが、6回5失点と打ち込まれるも、打線の援護に守られ初勝利を手にした。最後はスアレスが締めて、12セーブ目を手にした。
敗れた巨人は、今村信貴が3回5安打2失点（自責1）で降板。2番手の平内龍太が逆転弾を浴び、プロ初黒星を喫した。打線は岡本和真の「ストレートを力負けせずに打ち返すことができました」という9号先制弾などで5得点を挙げるも、あと一歩及ばず。観戦に訪れた長嶋茂雄終身名誉監督に、白星を届けることはできなかった。
| 開催日 | カード | 予告先発 | 責任投手 |
|---|---|---|---|
| 5/14(金) | 巨人 1-2 阪神 | 畠 青柳 | 勝：青柳／セ：スアレス 敗：畠 |
| 5/15(土) | 巨人 5-3 阪神 | サンチェス 伊藤将 | 勝：サンチェス／セ：野上 敗：伊藤将 |
| 5/16(日) | 巨人 5-6 阪神 | 今村 アルカンタラ | 勝：アルカンタラ／セ：スアレス 敗：平内 |
中日対ヤクルト
ヤクルトは初回、安打の山田哲人を一塁に置いて村上宗隆の11号2ランが飛び出し、先制に成功。しかし2回以降はわずか3安打に抑え込まれ、追加点を挙げることができなかった。先発の奥川恭伸は6回7安打1失点・7奪三振と好投。勝利投手の権利を持って降板したが、抑えの石山泰稚が同点を許し、白星を逃した。
一方の中日は、先発の柳裕也が7回4安打2失点・9奪三振の快投を披露。「初回の村上選手のホームランは防がないといけなかった。それ以降は、自分の投球ができました」と、反省と手応えを語った。打線は1点ビハインドの9回、京田陽太のタイムリーで同点に追いつき、引き分けに持ち込んだ。
| 開催日 | カード | 予告先発 | 責任投手 |
|---|---|---|---|
| 5/14(金) | 中日 1-4 ヤクルト | 勝野 金久保 | 勝：今野／セ：石山 敗：勝野 |
| 5/15(土) | 中日 0-5 ヤクルト | 福谷 小川 | 勝：小川 敗：福谷 |
| 5/16(日) | 中日 2-2 ヤクルト | 柳 奥川 |
広島対DeNA
広島は初回、鈴木誠也の犠飛で1点を先制すると、4回には西川龍馬のタイムリーでリードを2点とする。その後逆転を許すも、8回に西川の2本目のタイムリーで同点に追いつき、試合を引き分けに持ち込んだ。先発の床田寛樹は5回無失点で勝利投手の権利を持って降板したが、白星を逃した。
一方のDeNAは2点を追う7回、ソトの5号3ランが飛び出し逆転に成功。しかし4番手の山﨑康晃が同点を許し引き分けに。打線は16安打を放つも3得点と、決め手に欠いてしまった。
| 開催日 | カード | 予告先発 | 責任投手 |
|---|---|---|---|
| 5/14(金) | 広島 9-1 DeNA | 高橋昂 ロメロ | 勝：高橋昂 敗：ロメロ |
| 5/15(土) | 広島 vs DeNA | 九里 ピープルズ | |
| 5/16(日) | 広島 3-3 DeNA | 床田 ピープルズ |
セ・リーグ順位表
5月16日終了時点
| 順位 | 球団 | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 率 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 阪神 | 40 | 27 | 11 | 2 | .711 | - |
| 2 | 巨人 | 41 | 21 | 14 | 6 | .600 | 4.5 |
| 3 | ヤクルト | 38 | 17 | 14 | 7 | .548 | 2 |
| 4 | 広島 | 39 | 15 | 19 | 5 | .441 | 3.5 |
| 5 | 中日 | 41 | 14 | 21 | 6 | .400 | 1.5 |
| 6 | DeNA | 43 | 11 | 26 | 6 | .297 | 4 |
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