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【最強は誰?】2020年プロ野球注目の新助っ人外国人選手一覧・名鑑 | セ・リーグ編

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【最強は誰?】2020年プロ野球注目の新助っ人外国人選手一覧・名鑑 | セ・リーグ編DAZN
2020年のプロ野球最強助っ人外国人選手は一体誰か?「セ・リーグ編」では読売ジャイアンツ、阪神タイガース、東京ヤクルトスワローズ、横浜DeNAベイスターズ、広島東洋カープ、中日ドラゴンズから1名ずつを選出した。
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今回のテーマは「新外国人選手」。助っ人外国人と言うほうが耳馴染みが良いかもしれない。海を越えて日本の地に活躍の場を求めた彼らの働きは、チームの成績を左右すると言っても過言ではない。当たるか外れるか博打のような外国人選手の存在は、ファンにとっても非常に興味深いもの。ここでは各球団から1名の新外国人選手をピックアップして紹介していく。

読売ジャイアンツ

ヘラルド・パーラ(外野手)/左投左打 ベネズエラ出身 32歳

昨年のカルロス・ビヤヌエバ(現・北海道日本ハムファイターズ)に続いて来日した現役バリバリのメジャーリーガー。2009年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスでデビューすると、シュアな打撃と外野ならどこでも守れる汎用性の高さを買われ、1年目からレギュラーとして活躍。昨年はシーズン途中でワシントン・ナショナルズに移籍し、チームのワールドシリーズ制覇に貢献した。

パーラの最大の売りは守備だ。打球の反応に優れ、11年にはレフト、13年にはライトで計2度のゴールドグラブを獲得。また肩も強く、ゴールドグラブを受賞した2年は、いずれもリーグ最多捕殺を記録した。ホームランはシーズン最高でも14本と長打力は乏しいが、満塁の場面で通算打率.361と勝負強さは心強い。オープン戦では11試合で打率.233と打撃はまだまだ調整段階だが、3月21日のDeNAとの練習試合では見事なダイビングキャッチを披露しており、守備だけなら今すぐ開幕しても問題なさそうだ。

また、パーラを語るうえで欠かせないのが“シャークダンス”。これはナショナルズ時代、アメリカで有名な童謡「ベイビー・シャーク」を登場曲に使うパーラに対し、ファンが手でサメの口を表現する動きでエールを送ったことから始まった。今ではパーラのトレードマークになっており、自らもヒットを打った際にはベンチに向かってシャークダンスを披露する。ちなみに、埼玉西武ライオンズの森友哉も「ベイビー・シャーク」を登場曲に使っており、6月に予定されているセ・パ交流戦の巨人 vs 西武では、シャークダンス合戦が見られるかも!?

  • パワー:★★★☆☆
  • 確実性:★★★★☆
  • 選球眼:★★★☆☆
  • 俊敏性:★★★☆☆
  • 守備力:★★★★★
  • 類似OBタレント:レスリー・アンダーソン(2014~16年)

阪神タイガース

ジャスティン・ボーア(内野手)/右投左打 アメリカ出身 31歳

阪神ファンが待望する“ランディ・バース二世”の候補生。メジャーリーグでの実績は本家を遥かに上回っており、メジャー6年間で92本塁打の実績を誇る(バースもMLBで6年間プレーしたが9本塁打のみ)。シーズン20本塁打を3度記録し、2017年にはホームラン打者の証である球宴のホームランダービーに参加した。バッティンググローブを使わず、素手でバットを握るオールドスクール派で、古き良きアメリカ人パワーヒッター像を地で行く風貌もバースを思い起こさせる。昨年、ロサンゼルス・エンゼルスで同僚だった大谷翔平から日本文化についてのレクチャーも受けており、外国人選手にありがちな“プッツン行動”の心配も無さそうだ。

問題は、穴がはっきりしていること。見た目から察するにスピードとは無縁で、昨年は全メジャーリーガーの中で、一塁までの到達スピードがワースト25位の4.82秒だった(データが取れた510人中)。もちろんファーストの守備もギリギリ看過できるレベルで、本来であればDHのあるパ・リーグ向きと言える。バッティングでは速球系のボールには強いが変化球、特にスライダーが大の苦手。対左投手も通算で打率.215と打てておらず、左投手のスライダーには打率.186と手を焼いている。

バースが日本で成功できたのは、ストレートのスピードがメジャーに比べて遅いことよりも、日本人投手の変化球攻めにアジャストできたことのほうが大きい。ボーアが伝説の助っ人に近づけるかどうかは、この点に懸かっている。

  • パワー:★★★★★
  • 確実性:★★★☆☆
  • 選球眼:★★★☆☆
  • 俊敏性:★☆☆☆☆
  • 守備力:★★☆☆☆
  • 類似OBタレント:クレイグ・ブラゼル(2009~12年)

東京ヤクルトスワローズ

アルシデス・エスコバー(内野手)/右投右打 ベネズエラ出身 33歳

ベネズエラは守備の上手い遊撃手の産地として知られている。今キャンプでDeNAの特別コーチを務めて話題となったオマー・ビスケルを筆頭に、殿堂入りしたルイス・アパリシオ、背番号「13」がシンシナティ・レッズの永久欠番になっているデーブ・コンセプシオンなど枚挙にいとまがない。ちなみにこの3人だけで計25度のゴールドグラブを記録している(ビスケル11回/アパリシオ9回/コンセプシオン5回)。その系譜を受け継いでいるのが、今季からヤクルトに加入したエスコバーだ。

2008年にミルウォーキー・ブルワーズでメジャーデビューすると、10年からレギュラーに定着。11年にカンザスシティ・ロイヤルズに移籍すると、チームが標榜する“スモールベースボール”の象徴的存在として不動の地位を築き、15年にはチームを30年ぶりの世界一に導いた。同年はオールスター出場に加え、キャリア唯一となるゴールドグラブを受賞するなど、メジャー11年間でベストイヤーとなった。ショートは内野で最も守備の負担が大きく、多少打てなくても守れる遊撃手はメジャーでも重宝される。なので、過去に来日した外国人選手の中で、MLBで遊撃手としてゴールドグラブを受賞したことがあるのはゾイロ・ベルサイエス(広島/1972年)とトニー・フェルナンデス(西武/00年)の2人しかいない。通算174盗塁の俊足を生かした守備は広範囲をカバーし、逆シングルから一塁への遠投もお手の物だ。また、10~19年に記録した83犠打はメジャー全体で2位と、小技にも長けている点は日本向きと言える。

ただ、打撃の方はお世辞にも一流とは言い難い。ヤクルトファンは昨年まで9年間の在籍で288本塁打をかっ飛ばし、オフにFAで福岡ソフトバンクホークスへと去って行ったウラジミール・バレンティンの影を、エスコバーに重ねてはいけない。打者としては非力を絵に描いたような選手で、長打率は毎年のようにワーストクラスの数字。また、非力以上に問題なのが選球眼で、出塁率が3割を上回ったのは、レギュラー定着の10年以降で2回だけ。16年には682打席に立って、27四球しか選ばなかった。ゆえにせっかくの俊足を持て余しており、打順も一番より下位を打つことの方が多かった。助っ人にしては珍しい、バッティングよりもディフェンス重視のエスコバー。だが、華麗な守備や小技、盗塁など“打てないなり”の貢献ができなければ、西浦直亨らにポジションを奪われても不思議ではない。

  • パワー:★☆☆☆☆
  • 確実性:★★☆☆☆
  • 選球眼:★☆☆☆☆
  • 俊敏性:★★★★☆
  • 守備力:★★★★☆
  • 類似OBタレント:宮本慎也(1995~2013年)

横浜DeNAベイスターズ

タイラー・オースティン(内野手)/右投右打 アメリカ出身 28歳

オープン戦で最も当たっていた新外国人選手はDeNAのオースティンで間違いないだろう。12球団トップの4本塁打を放ち、打率も.343を記録した。内角のボールを腕をたたんで芯でとらえ、スタンドに持っていく器用さも見せつけた。ここまでは“ポスト筒香嘉智”に名乗りを上げるのに十分な結果を残しているが、この勢いがシーズンに入っても続くのかは疑問が残る。2017年に在籍していたアウディ・シリアコは、オープン戦で.375の高打率を残していたが、シーズンが始まるとぱったりと打てなくなり、結局12試合の出場で打率.074という投手の打撃成績のような数字しか残せなかった。

もともとオースティンはニューヨーク・ヤンキースの有望株。メジャーデビュー戦となった16年8月13日のタンパベイ・レイズ戦では、2回裏にあのアーロン・ジャッジと「2者連続でメジャー初打席初本塁打」の離れ業を演じた。18年には自己最多の17本塁打を放つも、荒い打撃が災いし、メジャーでレギュラー定着は叶わなかった。打撃の特徴は、早いカウントから積極的に仕掛けてくるタイプで、それができている時は結果も出ている。反対に2ストライクに追い込まれると異常にもろく、2ストライク後の打率はメジャー4年間で.126。変化球にも弱く、チェンジアップ、スライダー、カーブの3球種は、通算打率がそれぞれ.143、.151、.159とほとんど打てていなかった。メジャーでのデータを見るに“ホームランか三振か”の典型的な打者だが、果たしてオープン戦での姿とどちらが本物のオースティンなのか。

  • パワー:★★★★☆
  • 確実性:★★☆☆☆
  • 選球眼:★★☆☆☆
  • 俊敏性:★★☆☆☆
  • 守備力:★★★☆☆
  • 類似OBタレント:ジェイミー・ロマック(2016年)

広島東洋カープ

ホゼ・ピレラ(外野手)/右投右打 ベネズエラ出身 30歳

ドーピング違反を犯したことにより、昨季26本塁打を記録したサビエル・バティスタを契約期間中ながら解雇した広島。過去3シーズンで62ホーマーを放ったドミニカンの穴埋めとして期待されるのが、30歳と働き盛りのピレラだ。メジャーでは6シーズンプレーし、サンディエゴ・パドレス時代の2017~18年はレギュラー格として活躍。左投手に強く、対右投手打率.241に対して、左腕は.292と打ち崩しており、ジョン・レスター(シカゴ・カブス)やダラス・カイケル(シカゴ・ホワイトソックス)ら超一流のサウスポーからもホームランを放っている。

昨季は主にマイナーでプレーしたが、マイナーの最上クラスである3Aで打率.327、22本塁打を記録。パワフルな打撃が売りだったブラッド・エルドレッド(12~18年)よりも、二塁打を量産したルイス・ロペス(1996~97、00~02年)やアンディ・シーツ(03~04年)のイメージが近いだろう。オープン戦ではホームランこそ出なかったが9試合で打率.400を記録しており、率に加えて大きい当たりが出てくるようなら、ロペスやシーツをしのぐ好成績を残しても不思議ではない。

  • パワー:★★★☆☆
  • 確実性:★★★★☆
  • 選球眼:★★★☆☆
  • 俊敏性:★★☆☆☆
  • 守備力:★★★☆☆
  • 類似OBタレント:アンディ・シーツ(2003~04年)

中日ドラゴンズ

モイゼス・シエラ(外野手)/右投右打 ドミニカ共和国出身 31歳

ダヤン・ビシエドやゾイロ・アルモンテら既存の選手が活躍しており、レギュラークラスの外国人選手の獲得が喫緊の課題ではない中日。今季は3人の助っ人を迎え入れたが、うち2人は育成での契約だった。シエラは育成契約で入団したうちの1人だが、年齢はすでに31歳。メジャー4年間で207試合に出場しており、育成選手としては異例の経歴だ。

メジャーデビューした2012年には、サイ・ヤング賞投手のジェイク・ピービー(当時シカゴ・ホワイトソックス)からホームランを放ち、後に移籍したホワイトソックス(14年)ではビシエドとチームメイトだったこともある。昨年はマイナーの3Aクラスの実力と位置付けられるメキシカンリーグでプレーし、114試合の出場で打率.355、18本塁打を記録。また、近年は選球眼が飛躍的に向上しており、日本の地で大化けする可能性を秘める。

  • パワー:★★★☆☆
  • 確実性:★★★☆☆
  • 選球眼:★★★★☆
  • 俊敏性:★★★☆☆
  • 守備力:★★☆☆☆
  • 類似OBタレント:ディオニス・セサル(2010年)

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