2020年の日本シリーズ
テキスト速報
概要
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、当初よりも約3カ月遅れで開始した2020シーズンのプロ野球。日本シリーズも当初は11月7日から11月15日までの開催予定となっていたが、11月21日から29日までに変更され、プロ野球史上最も遅い時期での開催となる。
クライマックスシリーズ(CS)を実施しなかったセ・リーグからは、読売ジャイアンツが出場。120試合を戦い67勝8分45敗の勝率.598で、2位の阪神タイガースに7.5ゲーム差をつけて、2年連続38回目のリーグ制覇を達成した。
一方、パ・リーグはCSを勝ち抜いた福岡ソフトバンクホークスが出場。リーグ戦では73勝5分42敗、勝率.635と圧倒的な強さを見せて、2位の千葉ロッテマリーンズに14.0ゲーム差をつけて3年ぶり19回目のリーグ制覇を達成。さらにCSではロッテに2連勝して、4年連続となる日本シリーズ進出を決めた。
前年(2019年)と同じく巨人とソフトバンクによる日本一を決める戦いとなった。同一カードによる日本シリーズは2006年、2007年に行われた中日ドラゴンズと北海道日本ハムファイターズの対戦以来。また、リーグ優勝チーム同士による日本シリーズは、2016年に行われた広島東洋カープと北海道日本ハムファイターズの対戦以来以来4年ぶりで、令和では初となるリーグチャンピオン同士の対戦となった。
特例
今シーズンの日本シリーズでは、全試合でDH制を採用。ソフトバンク球団から投手の故障リスク低減を理由に提案があり、19日に12球団の臨時実行委員会が行われ、全会一致で承認された。
公示
11月19日、日本野球機構(NPB)は読売ジャイアンツ、福岡ソフトバンクホークス両球団の日本シリーズ出場資格者名簿を公示。登録された40選手の中から26選手がベンチに入ることになる。
展望
現役時代はヤクルトスワローズ(現:東京ヤクルトスワローズ)などで捕手兼外野手として活躍し、引退後は様々な球団でコーチを務め2019年は読売ジャイアンツのファームバッテリー兼打撃コーチを担当し、現在はDAZNのプロ野球放送で解説を務める秦真司氏に、3回にわたって日本シリーズを展望してもらった。
レギュレーション
全試合がナイトゲームで開催される。どちらか一方のチームが4勝した時点で優勝となる。また、今シリーズに限り新型コロナウイルス感染対策により変更された公式戦日程の影響で、出場チームが本拠地球場の使用が不可能である場合、野球協約日本選手権シリーズ試合規定第6条に記載される本拠都市(本拠地球場)球場を使用しない場合がある。
DHについては、パ・リーグ出場チームのホームゲーム(第3戦、第4戦、第5戦)で採用される。
延長については第7戦までの試合で9回裏までに決着が付かない場合には、最長で12回まで延長戦が実施される。12回裏でも決着が付かない場合に引き分けとみなされる。第8戦以降は延長回の制限は設けられていない。
開催地
本来セ・リーグは読売ジャイアンツの本拠地である東京ドームでの開催を予定していた。しかし、例年7月に開催する第91回都市対抗野球大会が、2020年東京オリンピック開催(実際は延期)を前提に、2019年末の時点で2020年11月22日から12月3日までの開催に変更されており、巨人が本拠地を使えない状況となっていた。そのため、巨人はオリックス・バファローズの本拠地である京セラドーム大阪でホームゲームを開催する。
試合日程
日時 | 開始時間 | カード | 会場 |
---|---|---|---|
11/21(土) | 18:10 | 巨人 vs ソフトバンク | 京セラD |
11/22(日) | 18:10 | 巨人 vs ソフトバンク | 京セラD |
11/24(火) | 18:30 | ソフトバンク vs 巨人 | PayPayD |
11/25(水) | 18:30 | ソフトバンク vs 巨人 | PayPayD |
11/26(木) | 18:30 | ソフトバンク vs 巨人 | PayPayD |
11/28(土) | 18:30 | 巨人 vs ソフトバンク | 京セラD |
11/29(日) | 18:10 | 巨人 vs ソフトバンク | 京セラD |
試合結果
日付 | カード | 責任投手 | 会場 |
---|---|---|---|
11/21(土) | 巨人 1-5 ソフトバンク | 勝:千賀/敗:菅野 | 京セラD |
11/22(日) | 巨人 2-13 ソフトバンク | 勝:石川/敗:今村 | 京セラD |
11/24(火) | ソフトバンク 4-0 巨人 | 勝:ムーア/敗:サンチェス | PayPayD |
放送予定
日付 | TV | ネット放送 |
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11/21(土) |
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11/22(日) |
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11/24(火) |
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11/25(水) |
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11/26(木) |
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11/28(土) |
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11/29(日) |
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過去の対戦成績
日本シリーズ
2019年 | 巨人 | 0勝-4勝 | ソフトバンク |
2000年 | 巨人 | 4勝-2勝 | ダイエー |
1973年 | 巨人 | 4勝-1勝 | 南海 |
1966年 | 巨人 | 4勝-2勝 | 南海 |
1965年 | 巨人 | 4勝-1勝 | 南海 |
1961年 | 巨人 | 4勝-2勝 | 南海 |
1959年 | 巨人 | 0勝-4勝 | 南海 |
1955年 | 巨人 | 4勝-3勝 | 南海 |
1953年 | 巨人 | 4勝(1)2勝 | 南海 |
1952年 | 巨人 | 4勝-2勝 | 南海 |
1951年 | 巨人 | 4勝-1勝 | 南海 |
11回の対戦で巨人が9勝、ソフトバンクが2勝。
※ソフトバンクは前身のダイエー、南海時代を含む。
交流戦
2019年 | 巨人 | 1勝-2勝 | ソフトバンク |
2018年 | 巨人 | 1勝-2勝 | ソフトバンク |
2017年 | 巨人 | 2勝-1勝 | ソフトバンク |
2016年 | 巨人 | 0勝-3勝 | ソフトバンク |
2015年 | 巨人 | 0勝-3勝 | ソフトバンク |
2014年 | 巨人 | 1勝-3勝 | ソフトバンク |
2013年 | 巨人 | 2勝-2勝 | ソフトバンク |
2012年 | 巨人 | 4勝-0勝 | ソフトバンク |
2011年 | 巨人 | 0勝-4勝 | ソフトバンク |
2010年 | 巨人 | 1勝-3勝 | ソフトバンク |
2009年 | 巨人 | 1勝-3勝 | ソフトバンク |
2008年 | 巨人 | 1勝-3勝 | ソフトバンク |
2007年 | 巨人 | 4勝-0勝 | ソフトバンク |
2006年 | 巨人 | 2勝-4勝 | ソフトバンク |
2005年 | 巨人 | 2勝-4勝 | ソフトバンク |
15シーズンで59試合を戦い、巨人が23勝、ソフトバンクが36勝。
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