読売ジャイアンツが14日、2021シーズンに向けてセントラル・リーグでもDH制の暫定導入の検討をリーグの理事会に提案した。
2021シーズンのプロ野球は新型コロナウイルスの感染防止対策を適切に講じつつ、東京オリンピックの開催に対応した日程のなかで、セパ交流戦18試合を含む、143試合を実施する必要がある。
厳しい状況を踏まえつつ、さらにセ・リーグの野球を一層高めるために、巨人はDH制を暫定的に導入すべきだとし、その3つの理由を明かした。
1つが、コロナ禍の中で投手の負担軽減。「今季、セ・リーグは投手の故障者が 41 人を数え、30 人だったパ・リーグを 11 人上回りました。過密日程に加え、打撃、走塁の負担が関係した可能性があります」と、DH制の導入が投手のケガのリスクを低下させるとしている。
2つ目に、コロナ禍でもチームの強化に努める必要性。「投手の負担軽減を図りながらチームを強化するには、DH制を暫定導入し、一人でも多くの野手に出場機会を与えて鍛えるのが理にかなっています」と投手と野手の分業を進めることで、それぞれの成長を促すとしている。
そして最後に、ファンにプロならではの試合を提供する責務。「セ・リーグでは、点差によって投手がバッターボックスの後方に立ってバットを振らない、または空振りする場面が見受けられますが、プロスポーツとして本来許されるものではないと考えます」としている。
これら3つの理由から「DH制を少なくとも来季に限り暫定的に導入することを検討すべきと考えます」と強調した。
この提案は14日に行われたセ・リーグの理事会で、山口寿一・取締役オーナー名の文章を提出しており、今後協議される予定となっている。
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