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幾度の逆境を乗り越え勝てる投手へ。広島勢3年連続新人王に期待がかかる黒原拓未の素顔|ドラ1の素顔

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幾度の逆境を乗り越え勝てる投手へ。広島勢3年連続新人王に期待がかかる黒原拓未の素顔|ドラ1の素顔時事通信
【プロ野球 ニュース】2021年のドラフト会議で1位指名を受けた選手たちを紹介していくDAZNの人気番組『ドラ1の素顔』。第4回は広島東洋カープへの入団が決まった黒原拓未に迫る。
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各年代でエースとして活躍してきた黒原拓未は、名門・智弁和歌山高から関西学院に進み、8年ぶりとなる関西リーグ制覇に貢献してMVPを獲得した。即戦力左腕として大きな期待が寄せられているが、そのキャリアは決して順風満帆ではない。

中学生の頃から名の知れた投手として活躍してきた。智弁和歌山高の高嶋仁名誉監督は「噂通りのピッチング。左でそんなに大きくないが、変化球があれば高校でも十分いけるなと言う感覚はあった」と初めての出会いからその才能を高く評価していた。

迎えた高校3年生の夏には、エースとしてチームを甲子園に導く。大阪桐蔭高に敗れはしたものの、5.1回を投げて1失点と強豪校を相手に好投した。

それでもプロからの声は掛からなかった。

広島の鞘師智也スカウトは「当時から知っていました。ただ、高校の時は特に印象のない左ピッチャー。プロにかからない投手でした」と当時を振り返る。

しかしこの悔しさが黒原の原動力となった。「プロに行く」と決心し、高校卒業後は関西の名門・関西学院大へと進学。「関西学生野球連盟もレベルが高いリーグ。そういう強い相手と戦うことで、レベルアップできると思った」と、厳しい環境に身置いてさらなる成長を誓った。

入学当初は、持ち味の『重いストレート』で頭角を現す。関西学院大の本荘雅章監督も「頼もしいなと思った。ストレートに自信を持っていた」と、黒原のストレートを信頼していた。

ところが、ストレートに頼りすぎることに加え、変化球でストライクが取れないことから、まっすぐ一辺倒の投球となってしまう。それがわかっている相手チームにストレートを狙い打ちされることが多くなった。

壁にぶち当たった黒原に、さらなる試練が待ち受けていた。3年生の秋、高校時代から違和感があった左肘の軟骨クリーニング手術を実施。さらに新型コロナウイルスの影響で、チーム練習も制限されるなど苦しい時期を過ごす。

それでもこの期間が、黒原の野球人生を好転させる大事なものとなった。結果がついてこない状況を打破するため、『勝てる投手』について考えるようになった。そこで導き出した答えがカットボールの習得だった。

リハビリを終えて春のリーグ戦が始まるまでのわずか3カ月間で、カットボールを自分のものにする。大学でバッテリーを組んだ佐藤海都捕手は「真っ直ぐとほぼ同じ軌道で少し動く。バッターはまっすぐだと思ってうちに来るので、内野ゴロでアウトが取れる。ゲッツーも簡単に取れる」と、黒原のカットボールに手応えを感じていた。

新球を自分の武器にまで昇華させ、挑んだ4年生の春季リーグでは5勝1敗、防御率0点代の圧倒的な成績を残して、チームを優勝へと導いた。

広島では2020年の森下暢仁、2021年の栗林良吏に続く、3年連続となる新人王のタイトルにも期待がかかる。逆境を糧に『勝てる投手』へと成長してきた黒原のプロ一年目に注目だ。

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