3月10日に各地で行われたプロ野球・オープン戦の試合結果。北海道日本ハムファイターズは、13安打12得点と打線がつながり横浜DeNAベイスターズに大勝。千葉ロッテマリーンズは山口航輝のタイムリーで東北楽天ゴールデンイーグルスに逆転勝利を収めた。
埼玉西武ライオンズはブランドン、若林楽人の新人コンビが大暴れを見せ、中日ドラゴンズに大勝。阪神タイガースは佐藤輝明の甲子園初アーチなどで広島に大勝した。
DeNA対日本ハム
日本ハムは2回、野村佑希、松本剛のタイムリーで2点を先制。4回には野村のソロホームラン、6回にも野村のタイムリーが飛び出し、この試合13安打12得点。野村は3安打3打点の大暴れ。
投げては開幕投手に決まっている上沢直之が5回6安打無失点・5奪三振の好投。走者を出しながらも要所を締める投球を展開した。
一方のDeNAは、先発の入江大生が4回5安打3失点・3奪三振とまずまずの投球。同じくルーキーの牧秀悟が2安打1打点と連日の活躍で、開幕スタメンへ前進した。
中日対西武
西武は初回、山川穂高のタイムリーなどで幸先良く3点を先制。3回にはブランドンのタイムリーなどで追加点を挙げると、若林楽人の3ランが飛び出し一挙7得点。6回にはブランドンにも3ランが飛び出し、18安打14得点で大勝を収めた。ブランドンはこの日3安打5打点の大活躍。
投げては先発の今井達也が、5回2安打1失点（自責0）・3奪三振の好投を見せると、2番手の上間永遠も4回3安打1失点・3奪三振で続き、投打で圧倒した。
中日は開幕投手に内定している福谷浩司が先発するも、3回12安打10失点（自責9）と大乱調。打線もわずか5安打2得点に終わり、投打で精彩を欠いた。
楽天対ロッテ
ロッテは両チーム無得点で迎えた5回、荻野貴司のタイムリーなどで3点を先制。直後に逆転を許すも、7回にはマーティンのタイムリーで同点とし、山口航輝のタイムリーで逆転に成功8回には高部瑛斗、和田康士朗の連続タイムリーで突き放した。
投げては先発の岩下大輝が4回2安打無失点、わずか50球という快投を披露。しかし2番手の中村稔弥は、1.0回を投げて6安打4失点と課題の残る投球になった。
楽天は3点を追う5回、小郷裕哉、辰己涼介の連続タイムリーなどで4点を挙げ逆転に成功。しかしリリーフ陣がリードを守り切れなかった。
阪神対広島
阪神は0-0で迎えた3回、近本光司のタイムリーで先制すると、さらに糸原健斗、マルテの犠飛でこの回3得点。同点とされた5回にはサンズのタイムリーなどで勝ち越すと、佐藤輝明の甲子園初アーチも飛び出し一挙5得点。7回にはルーキー・中野拓夢の犠飛でダメ押しに成功した。佐藤はこの日3安打2打点の活躍。
投げては先発の齋藤友貴哉が5回4安打3失点（自責2）・5奪三振の好投を見せると、小林慶祐が2回、小野泰己、石井大智がそれぞれ1回を無安打無失点に抑える好リリーフで快勝を収めた。
一方の広島は、2番手のスコットが1回6安打5失点を喫し、敗戦投手となった。打線はわずか4安打に終わったものの、スタメン出場の大盛穂が2点タイムリーを放つ活躍を見せた。
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