日本代表は4日、ノックアウトステージ準決勝で韓国代表と対戦し、5-2で勝利した。
ノックアウトステージ1回戦で激闘の末に延長10回でアメリカを下して全勝で勝ち進む日本。決勝進出に向けて、準決勝では前回の北京五輪で同じく準決勝で対戦し敗れた韓国との対戦となった。
大事な一戦に向けて日本は、アメリカ戦から2点を変更。捕手を梅野隆太郎から甲斐拓也に戻し、菊池涼介を外して山田哲人を二塁、さらに吉田正尚をDHで起用し、左翼手は今大会初スタメンとなる近藤健介が務めた。
1番二塁・山田哲人（ヤクルト）、2番遊撃・坂本勇人（巨人）、3番指名打者・吉田正尚（オリックス）、4番右翼・鈴木誠也（広島）、5番一塁・浅村栄斗（楽天）、6番中堅・柳田悠岐（ソフトバンク）、7番左翼・近藤健介（日本ハム）、8番三塁・村上宗隆（ヤクルト）、9番捕手・甲斐拓也（ソフトバンク）。
マウンドを任されたのは、初戦のドミニカ共和国戦で好投した山本由伸（オリックス）。初回から相手のインコースを強気に攻めていくも、先頭のパク・ヘミンに四球。1死を奪って3番のイ・ジョンフに二塁打を許して二、三塁のピンチを迎える。しかしヤン・ウィジ、キム・ヒョンスを続けて空振り三振に切ってとり無失点に抑えた。
その後も山本はヒットを許さずスコアボードに0を並べていく。打線が山本の好投に応えたのは3回。村上、甲斐が連続ヒットで出塁すると、山田が初球でバントをきっちりと決めて、1死二、三塁。このチャンスに坂本は、初球でしっかりと犠牲フライを打ち、日本が1点を先制した。
さらに5回、先頭の山田が二塁打で出塁すると、続く坂本は1球目、2球目のバントを失敗するがしっかりとライト方向にフライを放ち山田を三塁に進める。このチャンスに吉田がセンター前に弾き返して、日本が追加点を奪った。
しかし6回、パク・ヘミンに安打を打たれ、左翼の近藤のエラーもあり二塁に進塁される。すると続くカン・ベクホに適時打を許して、1点を失った。さらにイ・ジョンフにもヒットを許して無死一、三塁。このピンチに山本はヤン・ウィジを空振り三振に仕留めてなんとか1死を奪う。
すると日本ベンチが動き、ここで岩崎優にスイッチ。ところが岩崎は、キム・ヒョンスに適時打を許して同点とされた。しかしここから岩崎はオ・ジェイル、オ・ジファンを2者連続三振で切ってとり勝ち越しは許さなかった。
日本は8回、二死一、二塁を作り出すと、打席の甲斐が四球を選んで満塁に。一打逆転の場面で打席の山田は初球の低めまっすぐを強振。捉えたあたりがフェンス直撃の二塁打で、日本が一気に3点を追加した。
日本はその裏、守護神の栗林良吏がマウンドへ。先頭のオ・ジファンを四球で出し、さらに暴投から二塁への進塁を許す。しかしホ・ギョンミンを三ゴロ、パク・コンウを空振り三振、パク・ヘミンを二ゴロに打ち取り試合終了。日本が無敗で決勝へと駒を進めた。
日本代表日程・結果
7月28日（水）
一次リーグA組
4×-3 ドミニカ共和国
7月31日（土）
一次リーグA組
7-4 メキシコ
8月2日（月）
ノックアウトステージ1回戦
7×-6 アメリカ
8月4日（水）
準決勝
5-2 韓国
8月7日（土）
決勝
vs 未定
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