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【パ・リーグ展望】首位・楽天から5位・西武までわずか4ゲーム差、飯田哲也氏が混パを展望|プロ野球

川嶋正隆
【パ・リーグ展望】首位・楽天から5位・西武までわずか4ゲーム差、飯田哲也氏が混パを展望|プロ野球時事通信
【インタビュー】日本生命セ・パ交流戦2021はオリックス・バファローズの優勝で幕を閉じた。DAZNで解説を務める飯田哲也氏に今後のパ・リーグの戦いを展望してもらった。
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2年ぶりの開催となった日本生命セ・パ交流戦2021は、オリックス・バファローズが11年ぶりとなる優勝で幕を閉じた。

交流戦を終えてパ・リーグは、首位の東北楽天ゴールデンイーグルスから5位の埼玉西武ライオンズまで4ゲーム差と大混戦となった。そこでDAZNNEWSは、DAZNで解説を務める飯田哲也氏にパ・リーグの今後の展望を聞いた。※インタビューは6月14日に実施

混パの注目は勢いのオリックス

──交流戦の戦いを終えて、パ・リーグは1位から5位まで4ゲーム差の大混戦となりました。

交流戦を見る限り、ゲーム差はないに等しいくらいです。上位は調子が悪く、下位は調子がいいので、ここからまたパ・リーグはさらに団子になっていくと思います。より面白くなるんじゃないかな。

──五輪中断までの短い期間で、パ・リーグはさらに大荒れとなりそうですね。

ケガ人に苦しんでいるソフトバンクですが、このまま耐えることができれば抜け出すでしょう。楽天はマーくん(田中将大)の勝ちと、岸(孝之)とか涌井(秀章)の奮起がなければ、ちょっと下がっていくかな。そのなかで、オリックスが本当に楽しみでしょうがない。この交流戦の勢いを持って、自信をつけたオリックスをどこが止めるかっていうのも楽しみですよね。

──交流戦の優勝で自信をつけたオリックスですが、特に注目選手している選手はいらっしゃいますか?

福田(周平)と宗(佑磨)の1、2番コンビが今は好調ですよね。でもパ・リーグの対戦に戻って今まで通りにはいかないと思うんですよ。短期間ではいいけど長期的に落ちていく時期もあります。ただ、この1、2番がオリックス優勝のカギを握っているんじゃないかなと思いますね。彼らが交流戦の時のような活躍をできるかどうかにかかってくる。交流戦の戦い方を見ていて、楽しみしかないですよ。ただ、「交流戦よくやったよね」だけじゃなくて「シーズンよくやったね」と言われるようにならないとだめですね。

──今後の台風の目として楽しみですね。

そうですね。これを自信につなげて、後半戦は本当に楽しみです。

楽天は柱の奮起に期待

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──交流戦では貯金1に終わりましたが、現在も楽天がパ・リーグの首位に立っています。今後のキーマンは誰になるでしょうか?

涌井、岸、田中。その3人ですよ。彼らが調子を戻してくれば、このままいく(優勝する)と思います。今は則本(昂大)、早川(隆久)の2人がずっと調子がいい。涌井はここ最近ちょっと勝ててていないですし、岸は2軍に行ったりしている。田中の場合はゲームは作れるけれども、一発でやられちゃうというね。だから、涌井、岸、田中の3枚がそれなりにやれば勝てると思います。

──その楽天を追いかけるソフトバンクはいかがでしょうか?

ソフトバンクは、ケガ人が戻ったときに、上位と2、3ゲーム差であれば、捲ってしまうと思います。

──工藤監督が就任してからのソフトバンクは、シーズンの入りはスロースターターながらも後半に調子を上げていくイメージがあります。

毎年ケガ人が出て、終盤になって戦力が揃ってくると強いというパターンです。ケガ人を出さなければダントツで優勝しちゃうでしょう。ケガで千賀(滉大)が離脱して、キューバ代表でモイネロがいなくて。ただ、投手に関してはもう上がる材料しかない。つまりは今の苦しい状況で順位を落とさずに耐えられるか、そこが優勝の大きなポイントになるでしょう。

──一方で野手は苦しい状況が続いています。

今まではグラシアルやデスパイネがいることで、柳田が生き生きできていたと思います。今は、マークが柳田だけに絞られてしまう。そこを分散させるために、外国人選手が戻ってこないと厳しいですね。あとは周東(佑京)が復活して足でかき回す。足でプレッシャーをかけるという部分が大事になってくるでしょう。今はもう淡々と野球をやっているように見えちゃうのでね。そこはホークスらしくないなという感じがしています。

佐々木朗希は「ローテーションに入れてもいい」

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──ロッテも交流戦では苦しい戦いが続きましたが、ここから調子を上げていくために必要なことは?

今で言うと投手力ですよね。やっぱり先発の頭数はいて、打線も点を取れています。あとは、終盤の勝ちパターンに持っていけるまで、先発が頑張ることが大事かなと思いますね。ロッテは投打のバランスが1番と思っています。今は美馬(学)が調子を落としていますが、このままじゃ終わらないでしょう。チームとしてもここから上がっていくだけなので、楽しみにしています。

──そのほかにも佐々木朗希投手が、甲子園でプロ初勝利を挙げました。今後の登板は後半戦の注目ポイントになりそうですね。

力はあるので、もうローテーション入れて投げてもいいんじゃないですかと思います。あとはゲームで投げさせて、経験を積ませて。中10日とかで投げるのではなく、ローテーションとして投げさせる。立派に試合も作っていますから、任せていいんじゃないかなと思います。

──パ・リーグ5位の西武はいかがですか?

若い選手が出てくるのにケガをしてしまい、結局はベテランに頼っています。ただ、厳しい言い方かもしれませんが、ケガする人間はレギュラーじゃない。いい選手がいろいろ出てきているのにケガしてしまうというのは、やっぱりまだまだ実力不足というか、経験不足というのは否めないのかなと思います。

──投手陣はいかがでしょう?

負けていなかった高橋(光成)が交流戦で2敗しましたが、1シーズンを通したら、良い時期もあれば良くない時期もります。年々、力をつけてきているので、心配はいらないんじゃないですかね。

──日本ハムは中田翔選手の復調が鍵を握るとおっしゃっていましたが、その他で期待する選手は?

ベテランの西川(遥輝)と大田(泰示)ですね。近藤(健介)はそれなりにやっているので、彼ら2人が中田がダメなら俺らがという気持ちでやってもらいたいですね。ちょっと意気込みが欲しいというか、覇気がないように見えちゃうんですよね。若い選手をいろいろ試してはいますけど、結局ゲームを決めるのは西川だったり近藤だったり、大田なので。彼らも中田と一緒にドシッとして欲しいなと思いますね。

──ちょっと引き離されてはいますが、パ・リーグを面白くする上でも頑張ってもらいたいですね。

やっぱり1つのチームだけ落ちていくというのはつまらないですからね。底力というか、「なにくそっ」という気持ちが欲しいですね。

インタビュー・構成=川嶋正隆

1986年5月9日生まれ、福岡県福岡市出身。大学卒業後に携帯サイト『超ワールドサッカー』のライター兼編集者として勤務。2018年からフリーライターとしての活動を開始し、『フットサル全力応援メディアSAL』の立ち上げに参画。2018年には、Fリーグに参戦したロベルト・カルロスの単独インタビューを行った。現在は『ABEMA TIMES』などに寄稿している。

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