【プレビュー】 5戦5発と打撃好調の阪神・佐藤輝明、安打量産のソフトバンク・アルバレスなど好調の選手たち｜ エキシビションマッチ ｜ プロ野球

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東京オリンピック（五輪）開催を受けて中断期間に入ったプロ野球は、7月27日から2021プロ野球エキシビションマッチが行われている。ペナント後半戦に向けて、エキシビションマッチでの活躍が期待される野手たちを紹介する。

ゴールデンルーキーはどこまで本塁打数を伸ばせるか？

前半戦のMVPと言っても過言ではない活躍を見せた阪神タイガースの佐藤輝明。デビュー2戦目のヤクルト戦でプロ初アーチをかけるとその後も本塁打を量産し、大山悠輔不在時には4番を務めた。前半戦だけで20本塁打を放つなど圧倒的なパワーを見せつけている。

エキシビションマッチ期間でもバットから快音が止まらず、5戦5発と好調だ。新人一年目では1959年の桑田武（大洋）と1986年の清原和博（西武）が最多の31本塁打を放っている。レジェンド超えに迫る佐藤輝のバットから目が離せない。

グラシアル不在の打線に期待の“新人”

福岡ソフトバンクホークスでは、負傷離脱中のジュリスベル・グラシアルの代役に新入団のダリエル・アルバレスが名乗りをあげている。メジャーリーグのボルチモア・オリオールズでプレーしたアルバレスは、通算打率.250、1本塁打、1打点と結果を残せなかった。

しかし来日後にルートインＢＣリーグ・茨城に加入すると24試合に出場し、打率.295、6本塁打、19打点と日本野球にアジャストした。ソフトバンクに加入後も、エキシビションマッチ4試合のうち3試合でマルチ安打を放つなど猛アピール。残り試合では真砂勇介、中谷将大と“右の外野手”を争っていく。

巨人は支配下復帰に迫る苦労人に注目

読売ジャイアンツでは背番号『099』が必死のアピールを見せる。2018年の育成ドラフト1位で巨人入りを果たした山下航汰は、ルーキーイヤーに一軍で12試合に出場。2年目の活躍が期待されたが、度重なるケガにより満足にプレーできず。球団はケガの治療に専念させるために育成として再契約を結んだ。

今季はイースタンリーグで16試合に出場し、打率.233と苦しみながらもケガから復活。するとエキシビションマッチでは一軍に帯同してここまで2試合に出場している。1日のオリックス・バファローズ戦では適時打を放つなどアピール。支配下復帰に向けて必死にプレーを続ける山下から目が離せない。

そのほかの打撃好調な選手たち

東北楽天ゴールデンイーグルスでは、4番の島内宏明が好調だ。前半戦では昨シーズンの本塁打王に輝いた浅村栄斗を差し置いて、チームトップとなる12本塁打をマーク。打点はリーグトップの66打点と、勝負強いバッティングでチームを牽引してきた。

エキシビションマッチでもその打棒は止まらず、7月31日の横浜DeNAベイスターズ戦で、チームの1号を放つ。翌日には第一打席で先制となる2ラン本塁打を放つと、第二打席でもバックスクリーンへ2ラン。2試合連続、合計3本塁打と絶好調となっている。

エキシビションマッチに入ってチーム全体的に打撃好調な千葉ロッテマリーンズ。中でも山口 航輝が覚醒している。シーズン中は打率.158と苦しんでいたが、エキシビションマッチでは快音を響かせている。

特に広島東洋カープとの3連戦では、初戦で5打数3安打、3打点、1本塁打と結果を残すと、続く二戦目も5打数3安打、3打点、1本塁打。2日連続アーチをかけるなどバットが触れている。井口監督も一目置く若きスラッガーがついに本領発揮だ。

エキシビションマッチ日程

8月3日（火）

8月4日（水）

8月5日（木）

8月6日（金）

8月8日（日）

8月9日（月）

8月10日（火）

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