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矢野燿大監督が明かす、大ブレーキとなった佐藤輝明に足りないものは「振らない怖さ」|BASEBALL ADVENTURE|プロ野球

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矢野燿大監督が明かす、大ブレーキとなった佐藤輝明に足りないものは「振らない怖さ」|BASEBALL ADVENTURE|プロ野球時事通信
【プロ野球 ニュース】新しい視点でプロ野球の魅力を伝える『ラミレスのBASEBALL ADVENTURE』。ラミレス氏と阪神タイガースの矢野燿大監督が、2年目を迎える佐藤輝明について語った。
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阪神タイガースの矢野燿大監督が、2年目を迎える佐藤輝明の“足りないもの”について語った。

2020年ドラフトにおいて、4球団競合の末に阪神に入団した佐藤。オープン戦では12球団トップとなる6本塁打を放ち、開幕一軍を勝ち取った。ペナントでも序盤から本塁打を量産し、前半戦だけで20本塁打をマーク。新人記録の31本塁打更新に期待が高まった。

しかし後半戦は大失速すると、野手の連続無安打記録に並ぶ59打席無安打となるなど苦戦が続いた。最終的には425打数101安打、24本塁打、64打点を残すも、173三振はリーグ最低の記録となった。

矢野監督は佐藤の不調について次のように分析する。

「メンタル面、技術面の両方がある。テルはまだ、全てのボールを振っている。それはラミちゃんやオースティンのような選手のような“振らない怖さ”がない」

「振らない怖さ」とは、この球は振ってくるだろうというコースへの投球に対して、打ち気を見せない。捕手の読みをかわす、配球を悩ませるような嫌な打者のこと。

矢野監督は現役時代のラミレス氏にそういう怖さを感じていたようで、今は横浜DeNAベイスターズのタイラー・オースティンにも備わっているものだという。

「今のオースティンがあるのはラミちゃんのおかげ。ラミちゃんのせいで、めちゃくちゃ嫌なバッターになった(笑)。クレバーでいいバッターに共通している振らない怖さがある」

「ラミちゃんもこれ振らないの? ってのがあって、今はオースティンにもそれを感じる」

矢野監督は、佐藤に足りないものはそういう“振らない怖さ”だという。

「彼はまだ自分の目線しか見えていない。ピッチャーはどう攻めてくる? キャッチャーはどう攻めてくる? そういう客観的な目が出てくると、テルにも振らない怖さが出てくる。もっと無駄が省かれてすごいバッターなる」

勝負の2年目。佐藤のテーマは“振らない怖さ”になりそうだ。

を口にする。しかしポジションを与えられるわけではない。「坂本が良ければ坂本を使うし、他の捕手も同じ。そこはずっと競争だから」と今年も激しいポジション争いを予言した。

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