8月8日、各地でセ・リーグの試合が行われた。
セ・リーグ首位の読売ジャイアンツが、最下位の中日ドラゴンズに連敗。中日は2日続けて投手陣が好投し、打線が一発で応えた。
2位の座を争う一戦は、横浜DeNAベイスターズが一歩リード。主砲の佐野恵太が決勝弾を含む2安打3打点と活躍し、東京ヤクルトスワローズに逆転勝利。
前日の打撃戦とは打って変わって、広島東洋カープ対阪神タイガースの試合は投手戦に。終盤に代打・坂倉将吾の決勝打で広島が連勝を決め、阪神とゲーム差なしの5位とした。
8日に行われた試合の詳細は以下の通り。
ヤクルト対DeNA
DeNAは2点を先制された直後の2回、中井大介の2号ソロで1点差に詰め寄ると、3回には佐野恵太のタイムリーで同点に追いつく。5回には佐野が粘った末の12球目をバックスクリーンに運び、DeNAが逆転に成功。先発の今永昇太は6回途中2失点と試合を作り、5勝目を挙げた。
ヤクルトは序盤に先制するも、先発の小川泰弘がピリッとせず、逆転を許してしまう。終盤に1点差とし、9回に代打の宮本丈が安打で出塁したが、代走の渡邉大樹が牽制死でゲームセット。接戦をモノにできなかった。
直接対決を制したDeNAが単独2位に浮上し、巨人とのゲーム差を3としている。
| 開催日 | カード | 予告先発 | 責任投手 |
|---|---|---|---|
| 8/7(金) | ヤクルト 8-2 DeNA | 吉田大喜 上茶谷 | 勝：吉田大喜 敗：上茶谷 |
| 8/8(土) | ヤクルト 4-5 DeNA | 小川 今永 | 勝：今永／セ：三嶋 敗：小川 |
| 8/9(日) | ヤクルト vs DeNA | 山中 平良 | 勝： 敗： |
中日対巨人
中日は1点を追う7回、一死一、三塁のチャンスとすると、福田永将が2号3ランを放ち逆転に成功。8回を祖父江大輔、9回をR.マルティネスが抑えて巨人に連勝を収めた。先発の勝野昌慶は白星こそならなかったが、6回1失点、被安打3の好投。2番手の福敬登が3勝目を挙げた。
巨人は4回、岡本和真の15号ソロが飛び出し先制に成功したが、この1点のみに終わり、追加点を挙げることができなかった。先発の畠世周は7回3失点、被安打4、奪三振7と好投を見せたが、福田の一発に泣いた。巨人は3連敗。
| 開催日 | カード | 予告先発 | 責任投手 |
|---|---|---|---|
| 8/7(金) | 中日 7-1 巨人 | 大野雄 田口 | 勝：大野雄 敗：田口 |
| 8/8(土) | 中日 3-1 巨人 | 勝野 畠 | 勝：福／セ：R.マルティネス 敗：畠 |
| 8/9(日) | 中日 vs 巨人 | ロドリゲス 宮國 | 勝： 敗： |
広島対阪神
広島は初回、ここのところ好調をキープしている長野久義の3号ソロで先制に成功。同点で迎えた7回には代打・坂倉将吾が、阪神の2番手・藤川球児から決勝タイムリーを放ち、勝負を決めた。投げては先発の大瀬良大地が、7回1失点の好投を見せ、今季4勝目。
阪神は1点ビハインドの2回、大山悠輔の9号ソロで同点としたが、以降は広島投手陣の前にあと一本が出ず、接戦を落としてしまった。先発の西勇輝は6回1失点の好投も、打線の援護に恵まれなかった。
| 開催日 | カード | 予告先発 | 責任投手 |
|---|---|---|---|
| 8/7(金) | 広島 11-6 阪神 | 森下 青柳 | 勝：森下 敗：青柳 |
| 8/8(土) | 広島 2-1 阪神 | 大瀬良 西勇 | 勝：大瀬良／セ：フランスア 敗：藤川 |
| 8/9(日) | 広島 vs 阪神 | 遠藤 秋山 | 勝： 敗： |
セ・リーグ順位表
8月8日終了時点
| 順位 | 球団 | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 率 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 巨人 | 41 | 24 | 15 | 2 | .615 | ─ |
| 2 | DeNA | 43 | 22 | 19 | 2 | .537 | 3 |
| 3 | ヤクルト | 42 | 19 | 18 | 5 | .514 | 1 |
| 4 | 阪神 | 41 | 18 | 21 | 2 | .462 | 2 |
| 5 | 広島 | 41 | 17 | 20 | 4 | .459 | 0 |
| 6 | 中日 | 44 | 17 | 24 | 3 | .415 | 2 |
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