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【インタビュー】筒香嘉智以上の活躍を見せる横浜DeNAベイスターズの4番・佐野恵太を絶賛。解説者・仁志敏久が明かす期待する選手たちとは | セ・リーグ | プロ野球

川嶋正隆
【インタビュー】筒香嘉智以上の活躍を見せる横浜DeNAベイスターズの4番・佐野恵太を絶賛。解説者・仁志敏久が明かす期待する選手たちとは | セ・リーグ | プロ野球時事通信
DAZNのプロ野球放送で解説を務める仁志敏久氏が今シーズンの戦いを振り返り、期待する選手たちについて語った。
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DAZNのプロ野球放送で解説を務める仁志敏久氏が今シーズンの戦いを振り返り、期待する選手たちについて語った。

現役時代は読売ジャイアンツや横浜ベイスターズ(現:横浜DeNAベイスターズ)で、内野手として活躍し、現在はDAZNのプロ野球放送で解説を務める仁志敏久氏。論理的な野球理論に定評がある仁志氏に、今シーズン期待する野手や投手、さらには注目される新人王の展望を語ってもらった。※インタビューは10/3に実施

(インタビュー・構成=川嶋正隆)

──選手個人についてお伺いしたいのですが、今シーズンの戦いを見て、仁志さんが気になった選手はいらっしゃいますか?

今年すごくいいなと思うのはベイスターズの佐野恵太ですね。どう考えても、誰が見ても(MLBのタンパベイ・レイズ)筒香(嘉智)の後釜にしか見られません。なので、筒香にならなければいけないと思われがちですが、自分らしさを出して自分なりの4番になろうとしています。

それに去年までレギュラーじゃなかった選手なのに、それがいきなり4番に起用され「はい筒香になりなさい」って難しいことですよ。見事に筒香のような、いや、筒香以上の活躍を見せてくれたなと思います。僕らが想像した以上に、すごい成績を残してくれていますね。

──佐野選手といえばつなぎの4番として活躍し、今は首位打者を争っていますね。ここまでの成績を残せている要因は?

バッティングは元々いい選手でした。ただ今までは代打での起用が多く、続けて試合に出ているところを僕も見たことがありませんでした。つまり、これまでは彼の打撃の良さが隠されていたということでしょう。

あとは、周りの声に左右されなかったこと。4番だから4番らしくならなくちゃいけない、ホームラン打たなきゃいけない。それを意識しすぎて崩れてしまうことがあります。どの打順でもあるのですが、その打順に染まらなければいけないという周りからの目があります。でもそれを気にせずに、自分にできることを自分なりに貫いたことが一番ですかね。

──その佐野選手と首位打者を争っているのがヤクルトの村上宗隆選手ですね。

去年、必死にやってあれほどの本塁打(36本)を打って、自信がついたと思います。これは科学的じゃないですけれど、自信を持ってプレーすると人が出す結果は変わるんです。同じ人でも自信を持ってプレーするのとしないのでは全く違う結果になります。そういう意味では今年は相当自信を持っていると思いますね。

2020-10-11-npb-swallows-MURAKAMI

──そのほかの打撃タイトルで言うと、本塁打王は巨人の岡本和真選手と阪神の大山悠輔選手が争っていますね。

岡本はもうその域の選手ということですね。チームも強く、緊張感がある試合をたくさん戦ってきたなかで成長しています。穴がなくて、飛ばす力とミートする力が素晴らしい。まぁ本塁打を争うような選手ということですね。

一方で大山は元々持っているポテンシャルはすごく高い。あと本拠地は甲子園。環境が変わらないドーム球場とは違って、今の結果は大いに価値があることです。

また、彼自身は自覚みたいなものを持ってプレーしていると思います。きっと周りからも相当言われているはずです。それに結果が伴って、自信がついてきたということですね。また、ボーアやサンズがいますが、確実性を考えると大山が4番にいることは不思議ではないです。今後のことを考えると、大山が4番に座るのはいいことです。

2020-10-11-npb-OYAMA-OKAMOTO

氏名打率本塁打打点
佐野恵太.3351563
村上宗隆.3132057
岡本和真.2822576
大山悠輔.2812466

[仁志敏久氏が注目する4選手の打撃成績(データは10/10終了時点)]

──投手陣では巨人の菅野智之選手が圧倒的なパフォーマンスを見せています。

やっぱり、あれほどすごいピッチャーがさらに上を目指しているので、だから周りが突き放される。まだまだもっとすごくなろうと思っているんですよ。あれほどのボールを投げられる投手が、さらに努力をするとそれはいい投手になりますよ。

──その向上心の一つとして代表的なことがフォームの変更だと思います。今までも成績を残しているなかで、これほど大きく変更することへの恐怖心はないものなんでしょうか?

あれは変えると言うよりも、プラスアルファの部分だと思いますね。おそらく、去年は自分のなかで納得がいかない部分があって、そういうものを改善するために(フォームの変更に)取り組んだのかなと。あれくらいすごい投手がやるので余計に注目されていますけど、でもプロ野球選手はみんな同じように見えて、毎年いろいろなものを変えています。その1つですよ。

2020-10-11-npb-Giants-SUGANO

登板16勝利13
敗北0完投3
完封3投球回114.1
自責点24防御率1.89

[圧倒的な投球を見せる菅野智之の成績(データは10/10終了時点)]

──それでは最後に、セ・リーグの新人王争いについて伺います。仁志さんから見て新人王の候補はどの選手でしょうか?

セ・リーグだとジャイアンツの戸郷翔征とカープの森下暢仁ですよね。二人ともいいですよ。戸郷はジャイアンツという勝ち続けているチームの中で、ローテーションの一角を奪って活躍しています。これはすごく価値が高いこと。

森下はチームが良くない中で勝星を稼いでいて、これもまた価値が高いです。どちらがより良いとかは言い切れないですが、お互いに将来のエース格の投手であることは間違いないですね。

特に森下は、カープのエース級の投手があまり良くなくて、結果として中心選手のような役割を担っています。なので来年以降は確実に中心になる選手でしょう。ジャイアンツには菅野がいますけど、カープにそういう存在はいない。それが森下になっていけば、カープも変わっていくのかなと思います。今年はまだルーキーなので自分が中心だとは思っていないでしょう。ただ、来年からは「お前が中心だ」と言われてもおかしくない投手なので、来年以降が楽しみな投手ですね

仁志敏久氏 インタビュー

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