昨シーズンのセ・リーグは、前年最下位の東京ヤクルトスワローズが6年ぶり8度目の優勝を飾り、オリックス・バファローズとの日本シリーズも制して20年ぶり6度目の日本一に輝いた。
そんなチームを牽引したのは、高卒4年目の村上宗隆だ。39本塁打でタイトルを獲得し、チームの優勝に貢献。最年少でのセ・リーグMVPを獲得するなど、輝かしい成績を残した。
ラミレス氏は、村上が最も抑えるのが難しいバッターだと考える。セ・リーグ最多勝投手である阪神の青柳晃洋も村上には相性が悪く、15打数8安打3本塁打を許している。
村上対青柳についてラミレス氏は「村上が自信を持って対戦している」と指摘。「どんな球が来ても打てる感じだっただろう」と、打者・村上の方が投手・青柳よりも精神的に有利な状況が出来上がっていたと語る。
矢野監督もラミレス氏と同様に「村上は何も意識せずに(打席に)立てる。これでは分が悪い」と精神面での村上の優位性が結果に現れると分析する。さらに「インコースへの早い球をどこでどう投げるのか。外のシンカーやツーシームだけになると、自然に打たれる」とインコースの使い方が1つのポイントになると明かした。
では実際に2人ならどのような配球で村上と対戦するのだろうか。
ラミレス氏の攻め方はこうだ。
1球目:内角高めのストレート
2球目:内角高めへボールになるストレート
3球目:内角低めにボールになるスライダー
4球目:外角低めにボールになるシンカー
5球目:内角高めのストレート
ラミレス氏は、5球目のストレートを見逃されて四球となってもいいと言う。逆に5球目に手を出すようであればフライアウトになる可能性があるとコメント。どれだけ自然な状態でのバッティングをさせないかがポイントになると明かした。
一方の矢野監督の攻め方はこうだ。
1球目:内角高めのストレート
2球目:内角高めのボールになるスライダー
3球目:外角低めのボールになるシンカー
4球目:外角からストライクゾーンへと入ってくるスライダー(バックドア)
※2球目と3球目は逆でもよし
矢野監督もラミレス氏と同様に内角が鍵を握るという。村上を抑えるためには、どれだけ内角を意識させられるかがポイントであり、それができて初めて外角の球が生きてくる。外角への投球だけで抑えられるバッターではないと語った。
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