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【コラム】注目の阪神vs佐々木朗希。大山悠輔が猛虎打線引っ張る|プロ野球

【コラム】注目の阪神vs佐々木朗希。大山悠輔が猛虎打線引っ張る|プロ野球球団提供
【プロ野球 コラム】交流戦開幕カードを負け越した阪神タイガースは、5月27日からの3連戦で千葉ロッテマリーンズと対戦する。報知新聞社・森脇瑠香記者に注目選手を挙げてもらった。
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 阪神は27日からZOZOマリンスタジアムでロッテ3連戦に臨む。セ・リーグ最下位からの巻き返しへ大山悠輔内野手(27)が打線を引っ張っていく。

初戦のロッテ先発は球界をにぎわす“令和の怪物”佐々木朗希投手(20)。阪神は昨年も同じ5月27日に甲子園で佐々木朗と対戦し、7安打を放って5回までに4点を奪ったが逆転負け。右腕はプロ初勝利を挙げた。大山はちょうど1年前のあの悔しさを忘れていないはずだ。

「相手チームどうこうというよりは、自分の役割をしっかり全うできるように準備していくだけ。チームが勝てるように頑張るだけです」

言葉通り、交流戦最初のカードの楽天3連戦(甲子園)ではチームを支える大砲の意地を見せた。

24日の田中将大投手(33)との対戦では両軍無得点の6回2死二塁からカウント2-2と追い込まれながらも、中前にはじき返した。二走・中野が迷わず俊足を飛ばし、ホームにかえり、先制打が決勝打となった。翌25日は2回に先制のソロアーチを左翼席へ。逆転負けも、チーム唯一の得点だった。3連戦全てで安打をマーク。今季はチームトップの26打点と打線の軸になっている。

昨季は4番だった打順も今季に入って3番から7番までチーム状況によって務める。守備でも本職の三塁だけでなく、昨秋から外野の練習も開始。24日の試合では甲子園特有の浜風が吹く中、左翼ポール際の打球をジャンピングキャッチした。フェンスに激突し、地面に倒れ込んだが、ボールはしっかりとグラブに収まっていた。

気迫あふれるプレーはすべて、チームのため──。「何対何であろうと、最後に1点でも多く取って、勝てればいい。しっかりみんなで勝ち取ろうと思います。まずは目の前の試合を1試合、1試合、全員で戦っていければ」。背番号3の思いはナインにしっかり伝わっている。

交流戦初戦・楽天戦は虎の子の1点を守り抜き今季初めて1-0で制した。昨季から続く交流戦の連勝は球団最多「7」に。リーグ最下位からの脱出に希望が見えた。

しかし、25日の同カードでマルテが二塁への走塁時に右足を負傷。翌26日には出場選手登録を抹消された。直近9試合は1ケタ安打と沈黙し、50試合消化時点で昨季を超える12度の完封負け。楽天3連戦は計2得点に終わった。打線はチーム打率2割2分2厘とリーグワースト。そんな中でのマルテの離脱。26日の楽天戦では大山が「3番・一塁」に入るなど試行錯誤の日々が続く。

セ・リーグワーストの開幕9連敗を喫し、12球団最速の30敗に到達。井上一樹ヘッドコーチは「『どうしやんや、阪神!』っていわれた開幕から、ずっと借金を抱えてしまってきた。『どうしたんや返し作戦!』というか、交流戦でしか、グッといくチャンスはない」と巻き返しを図る。完全試合を成し遂げ、開幕から5連勝中の“令和の怪物”との対決から浮上のきっかけをつかみたい。

矢野燿大監督は「いい投手であることはみんな分かっている。接戦になると思う。まだ佐々木朗希に(今季)負けが付いてないので、最初に負けを付けられるように、全員で向かっていきます」と一丸野球を掲げている。注目の一戦「阪神vs佐々木朗希」。ここから猛虎の反撃が始まる。

文・森脇瑠香(スポーツ報知)

1997年10月15日生まれ。24歳。和歌山県出身。和歌山大学から2020年に報知新聞社入社。21年から阪神担当。

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