3月2日からオープン戦が開幕する。新シーズン開幕を前に一軍入りを目指す選手たちにとっては最後のアピールの場となる。
そこでDAZN NEWSでは、活躍が期待されるパ・リーグ6球団の注目すべき若手たちにフォーカス。リチャード内野手（ソフトバンク）、鈴木昭汰投手（ロッテ）、ブランドン内野手（西武）、早川隆久投手（楽天）、吉田輝星投手（日本ハム）、紅林弘太郎内野手（オリックス）を紹介していく。
福岡ソフトバンクホークス
リチャード内野手（背番号52｜右投右打｜4年目）
パ・リーグ連覇を目指すソフトバンクからは、右の大砲候補として今季の飛躍が期待されるリチャード内野手を挙げる。189cm、119kgの恵まれた体に秘められた圧倒的なパワーは、球界最強打者の柳田悠岐外野手をも凌ぐと言われている。
しかしポジションを掴むためには、熱男・松田宣浩と三塁手を争いは避けては通れない。「ホットコーナー争い」は今後のオープン戦の見どころの1つとなるだろう。持ち味の打撃だけでなく、三塁手としてのプレーにも注目だ。
千葉ロッテマリーンズ
鈴木昭汰投手（背番号35｜左投左打｜1年目）
左腕不足と言われるロッテからは、救世主候補の鈴木昭汰投手を紹介したい。法政大から即戦力として期待されて入団したルーキーは、2月25日に行われた練習試合のソフトバンク戦でプロ入り初先発を務めると3回を投げて1安打無失点と快投した。
井口資仁監督も「素晴らしい投球で、いいものを見せてもらった」と左腕に賛辞を送っており、オープン戦で結果を残せば先発ローテーション入りも見えてくるだろう。パワーあふれる投球に期待したい。
埼玉西武ライオンズ
ブランドン内野手（背番号49｜右投右打｜1年目）
2020年ドラフトで注目を集めたブランドン。アメリカ人の父を持つハーフで、高い身体能力を武器にパンチ力が魅力の内野手だ。28日に行われたロッテとの練習試合では8番・三塁手としてスタメン出場を果たすと4回の第2打席に右翼席へ豪快な一発を放っている。
三塁を争う中村剛也はB班での調整となっているだけに、オープン戦で継続した結果を残すことができれば開幕スタメンも夢ではない。
東北楽天ゴールデンイーグルス
早川隆久投手（背番号21｜左投左打｜1年目）
4球団競合左腕の実力はさすがといったところか。ルーキーの早川隆久が練習試合から快投を続けている。実戦デビューとなった20日の日本ハム戦では、日本球界に復帰した田中将大の後を受けて2回を投げて1安打無失点。最速150km/hを計測した。
28日に行われた中日戦では初回に初失点を喫したが、2回以降は修正能力の高さを見せてシャットアウト。3回を投げて5安打1失点にまとめた。開幕ローテ入りが有力視されるなか、オープン戦でどのような投球を見せてくれるか楽しみだ。
北海道日本ハムファイターズ
吉田輝星投手（背番号18｜右投右打｜3年目）
甲子園を沸かせた吉田輝星がいよいよ本領発揮となりそうだ。この2シーズンでわずか1勝とここまでは本来の力を発揮できていない。しかし今季は一軍でキャンプをスタートさせ、順調に調整を続けてきた。
28日に行われたDeNAとの練習試合では、3番手でマウンドに上がり4回2安打無失点とアピールに成功。実戦登板3試合を終えて、9回1失点と結果を残している。目標とする開幕ローテーション入りに向けて、オープン戦でも期待に応えたい。
オリックス・バファローズ
紅林弘太郎内野手（背番号24｜右投右打｜2年目）
高卒2年目の紅林弘太郎が練習試合で成長した姿を見せている。今キャンプではレギュラー奪取を目指してバッティングフォームを改良。高校通算40発を放った持ち味の長打力に磨きがかかった。
23日に行われたロッテとの練習試合では、1試合2本塁打を記録。1本目はストレートを完璧に捉えて右翼スタンドに放り込むと2本目は中堅方向にアーチをかけた。遊撃手のレギュラー獲得に向けてオープン戦でさらにアピールしていきたい。
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