9月13日、阪神タイガースの糸井嘉男が現役引退を発表、会見を行った。
会見の冒頭「この度、現役を引退することを決めました。今まで本当にありがとうございました!」と挨拶をした糸井。
引退を決断した今の気持ちについては「やりきりました。41歳まで野球ができて、本当に幸せでした。この歳までやらせていただいた阪神球団に感謝しています」と感謝の想いを口にした。
「この2・3年は自分の中で『引退』という言葉が常にありました。成績もそうですし、打席での感覚であったり、周りから見られているのと自分の中との誤差というのを感じました。あとファームでの試合で、若手選手の邪魔をしているのではないかという気持ちになったといいますか、若手の子たちからアドバイスを求められたときに、そのアドバイス後に試合でホームランを打っている姿を見て、心の底から自分のことのように嬉しく感じたのですが、その感覚がもう選手ではないのかなと感じました」と引退を決断した経緯についてコメント。
阪神での6年間について聞かれると「パ・リーグから移籍してきて、熱狂的なファンの方々の声援に衝撃を受けました。初めて甲子園球場でプレーしたときには、胸が高鳴りましたし、長年パ・リーグでやってきた中でもタイガースに移籍してきて、すごく胸が熱くなったといいますか、そんな場所で野球ができて、そして最後にそこで終わることができて本当に幸せです」と、その熱狂への驚きを口にした。
最後にはファンに向けて「タイガースに来て、ファンの皆さんには温かく受け入れていただいて、あの大声援の中で出来たことは本当に幸せですし、本当に感謝しています。19年間本当にご声援ありがとうございました。これからはメガホンを持って、甲子園で一緒に応援できればなと思います」と締めくくった。
糸井は宮津高から近畿大を経て2003年自由獲得枠で北海道日本ハムファイターズに入団。投手から野手へと転向し、オリックス・バファローズ、阪神でプレーした。
通算では1726試合に出場して打率.296(5918打数1754安打)、171本塁打、765打点、300盗塁という成績。首位打者、盗塁王に1回ずつ、最高出塁率に3回、ベストナインに5回、ゴールデングラブ賞に7回輝いている。
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