9月15日、パ・リーグの試合が行われた。福岡ソフトバンクホークスは東北楽天ゴールデンイーグルスに快勝し、5連勝。優勝マジック11が点灯した。千葉ロッテマリーンズは埼玉西武ライオンズに大勝。オリックス・バファローズは北海道日本ハムファイターズとの延長12回の接戦の末、劇的サヨナラ勝ちを収めた。
楽天対ソフトバンク
ソフトバンクは2回、3連打で一死満塁のチャンスを作ると、中村晃がキッチリ犠飛を放って先制に成功。続く3回には今宮健太のタイムリーに、柳田悠岐の19号2ランでリードを広げる。その後も代打・柳町達、今宮のタイムリーなどで追加点を挙げ、楽天を突き放した。
投げては先発の和田毅が、5回4安打無失点4奪三振の好投で今シーズン6勝目。
和田は降板後「調子はあまり良くありませんでしたが、川村さん力をくれたお陰で5回まで投げる事ができたと思います。今日の試合はチームの為というのはもちろん、川村さんの為にも負けられない試合なので、このまま勝てるように応援したい」と、2年前の9月15日にクモ膜下出血のため急逝した川村隆史さん（当時3軍コンディショニング担当）への想いを口にした。
楽天は先発の辛島航が4回4失点と試合を作れず。打線は終盤、辰己涼介の9号2ランなどで追い上げたが、及ばなかった。
| 開催日 | カード | 予告先発 | 責任投手 |
|---|---|---|---|
| 9/15(木) | 楽天 3-7 ソフトバンク | 辛島 和田 | 勝：和田 敗：辛島 |
| 9/16(金) | 楽天 ソフトバンク | 涌井 奥村 | 勝： 敗： |
ロッテ対西武
ロッテは2回、安田尚憲の7号2ランで先制に成功。「先制点が取れて良かったです。美馬さんをもっと援護できるように次の打席も頑張ります！」と振り返った安田は、続く3回にも2点タイムリーを放って2安打4打点の活躍。6-0の7回には井上晴哉の2点タイムリーで試合を決定づけた。
投げては先発の美馬学が、7回3安打無失点7奪三振の快投で今シーズン8勝目を手にした。
西武は先発の平井克典が3回4失点と試合を作れず。打線は9回に金子侑司の一発で1点を返すも、その1点止まりだった。
| 開催日 | カード | 予告先発 | 責任投手 |
|---|---|---|---|
| 9/15(木) | ロッテ 8-1 西武 | 美馬 平井 | 勝：美馬 敗：平井 |
オリックス対日本ハム
オリックスは1-1の8回、二死満塁の場面で登場した代打・西野真弘がタイムリーを放ち、1点を勝ち越し。直後に同点とされて2-2で迎えた延長12回には、一死二塁から代打・若月健矢が右翼フェンス直撃のタイムリーを放ち、劇的サヨナラ勝ちを収めた。
投げては8番手の吉田凌が今シーズン初勝利。先発の山岡泰輔は白星こそつかなかったものの、6回1失点の好投を見せた。「なんとか最低限、ゲームを作れたところはよかったと思いますが、先制点を取った直後のイニングに失点してしまったところは反省しないといけません」と山岡。
日本ハムは1-2の9回、代打・清宮幸太郎の犠飛で試合を振り出しに戻す。そのまま延長戦に突入するも、8番手の堀瑞輝が粘り切れなかった。
| 開催日 | カード | 予告先発 | 責任投手 |
|---|---|---|---|
| 9/15(木) | オリックス 3-2 日本ハム | 山岡 根本 | 勝：吉田凌 敗：堀 |
| 9/16(金) | オリックス 日本ハム | 増井 メネズ | 勝： 敗： |
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